辺野古座り込み
7時前にペンションを出発するが、今日も朝から暑い。8時頃に第二辺野古のバス停に着き、そこに自転車を止めてテントまで歩いて行く。今は水木が集中抗議日ということで多数の参加者があるようだが、谷間である金曜の今日は20人ほどの参加者で少数精鋭?の闘いである。
9時頃に第1回の資材搬送のトラックがやって来る。朝の攻防は反対側の歩道からの撮影を行うつもりだったが、座り込みが少なすぎて寂しく感じたのでゲート前の座り込みに加わる。座り込みの倍以上の人数の機動隊員によって、あっという間に排除されて、車列と機動隊員の列によって作られた囲いの中に閉じ込められる。その間も、少数精鋭?だけに囲いこみをしている機動隊員に対して抗議したり、食って掛かる人が多かったが、抗議の意思表示だけが目的の自分は囲いこみが終わるのをじっと待っ。囲いこみは車両の出入りが終わるまでの30分くらいの時間なのだが、直射日光をまともに受けるので、じっとしているだけでも結構つらい。囲いこみから解放された後、またゲート前で集会が始まるようであるが、軟弱な私はテントまで戻ってしばらく休憩する。
テントの中は涼しくて快適なため長居してしまったが、気がつくと機動隊員があわただしくゲートの方に移動している。第2陣の搬入が始まるに違いないとゲートに急ぐと、もう座り込みの排除が始まっている。出遅れてしまったので、やむを得ず座り込みには参加せずに動画撮影をおこなう。最後の座り込みが排除されると、入れ替わりに工事車両の搬入が始まるが、振り返ると20台近くの工事車両が列をなしているのには驚いた。
2回目の搬入車両の搬出が終わると11時近かったので、午前中にはもう搬入はないだろうと判断して海の方に行ってみる。フェンス越しに埋め立て予定地の方を見ると抗議活動中の多数のカヌーは見えるが、取締りの海上保安庁の船は見当たらないようだ。その後、辺野古の町で昼食を摂るが、涼しい室内にいると外に出るのがいやになってくる。
気を取り直してテントに戻るとみなさんくつろいでいらっしゃるので、午後の座り込みはいいのかなと思ったら、辺野古の海を見に行っている間にもう1回搬入があったようで、午前中に3回というのは過去最多のようである。
午後は1時半に4回目の搬入があり、30分ほどの囲いこみ内での留置の後、解放される。時間的にもう一度は搬入があってもおかしくないので、テント内でしばらく集会を行ったが、基地内に待機していた機動隊員が宿舎に帰ってしまったので、本日の搬入はないと判断され解散となった。
今晩の民宿までの間にはコンビニはないようなので、少し戻ってコンビニで酒とつまみを買ってから民宿に向かう。途中、大浦湾の西側に降り立つと、埋め立て予定地に張り巡らされたフロートが真正面に見える。この美しい大浦湾が軍事基地で埋め立てられてしまうことに改めて怒りが沸き起こる。しばらく進んでから飲食店に立ち寄り、夕食を摂った後に民宿に到着する。今年の3月にも泊まった所でなかなか快適な宿である。シャワーを浴びて汗をかいたものを洗濯し、持参した酒で一人で乾杯をすれば至福のひとときとなる。
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