北海道一周の仕上げ( 松前到達)
暗いうちから起き出すが、あいにくガスで公園からの日本海の眺めは得られなかった。4時半に出発して一路、江差を目指す。途中で雨が本降りとなってきたため、乙部の町のコンビニの軒先を借りて雨対策を完璧にする。
江差は昔はニシンで栄えた町で今はどうなっているか気になるところだが、先を急いでいたので、市街地は通らず海沿いの道を行ったため、現在の町の様子はわからずじまいであった。
江差の先で雨は止み、晴れ間も見えてきたので、雨具を脱ぐために一休みする。浜辺にはハマナスが咲き乱れて北海道らしい雰囲気を満喫した。
道はしばらくは海岸沿いの平らな道だったが、やがて海岸から離れてアップダウンの激しい道となり、松前に何時に着けるか見当がつかなくなった。最後の晩はキャンプではなく、布団の上で寝たいと思っていたので目星をつけていたビジネスホテルに予約の連絡を入れるためには、1時過ぎには松前に着いていなければならない。
アッブダウンの連続だった道も松前町に入ると緩やかな下りとなったので、1時までに松前に下りられる目処がたつようになった。下り初めてしばらくして前方に異様な声が聞こえたので何かと想って見ると、弱ったかもめをカラスがつついているところであった。思わずカラスを追っ払ってしまったが、カモメを保護するわけにもいかず、弱肉強食の掟に従うしかないと、心を鬼にして、その場を去る。
松前に着くとすぐにビジネスホテルに電話を入れてみると、意外なことに満室だと言う(日曜の晩だから絶対に空いていると思ったのだが)。やむを得ずだいぶ手前ではあるが、民宿を予約する。
今晩の宿の目処がたったので、飲食店に入って遅い昼食をとる。松前と言えば松前漬が有名だが、そういうメニューはないと思ったら定食の小鉢にちゃんと松前漬がついていた?
今晩の宿が近場になって時間の余裕が生まれたので、松前公園に向かい、松前城を外から眺めてから民宿を目指す。
民宿の玄関にはペンションと書いてあったが、違いは何なのだろう。それはともかく、今夜は久しぶりに布団の上でぐっすり眠れそうだ(都議選の結果も気になるけど)。
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