民族の十字路カシュガルへ
タシュクルガンの観光地としてはカラクリ湖と石頭城が有名であるが、前者はカシュガルへ行く途中に通るので、後者に朝一番で行ってきた。
石頭城は中心部から歩いて15分ほどの小高い所にある唐代の城跡で、タシュクルガンの町並みがよく見渡せる。私が入場したときはオープン直後だったので人も疎らだったが帰る頃には次から次へと人が押し寄せてきた。遊歩道は丘を降りた先の方へもずっと続いていたが、カシュガル行きの車の時間もあるので、そちらには行かずに引き返すことにした。
カシュガルには1日1便11時発のバスがあるが、時間がかかる上に、観光スポットであるカラクリ湖で休憩してくれる保証はない。それに対して乗り合いタクシーで行けば、割高にはなるものの休憩する場所には融通が効くはずなので、乗り合いタクシーを選択することにした(やっぱり、お大尽だな)。
乗り合いタクシーは定員にならないと発車しないが、昨日荷物検査で一緒になった韓国のグループの乗った車の一台に一緒にさせてもらったので、さほど待たずに発車できたし、同じ車の中に日本語が堪能な人もいたので、いざという時には心強かった。
車はしばらくは高原の中を行くが、やがて雲に覆われたムスタークアタの山裾が見えてくる。何ヵ所かの撮影ポイントで休憩しながら進んで行くと、左手に難峰コングールも見えてくる。その先には絶景ポイントであるカラクリ湖が待っている。ここで大休止となるが、山の中腹は全て雲で覆われていたのが残念であった。
ここから先も何ヵ所か休憩しながらカシュガルを目指す。休憩が多かったので、カシュガルまでの乗車時間のトータルは7時間弱とバスを利用した場合と大差なかったかもしれないが、バスでは期待できないビューポインに寄れたので、やはり乗り合いタクシーを利用したのは正解だっただろう。
前夜に予約したホテルに行ってみると一問題が起きた。前夜にネットから三連泊で予約したのだが、チェックイン時に元で払わなければならないという。円やドルはダメで、カードも中国のものでなければダメだと言う。手持ちの元はちょっと足りなかったので、銀行に両替に行くが、もう閉店していたので、半額だけ払って、残りは明日払うと言うことで決着した。
カシュガルが民族の十字路と呼ばれるのは、シルクロードをめぐる各民族の興亡ね結果として多くの民族がカシュガルが居住しているためであるが、国策によって移住している漢族を別とすれば、ウィグル族が圧倒的に多いようである。短い滞在期間ではあるが、建造物を見るだけでなく、ウィグル族の生活を垣間見ることができれば喜ばしいことである。
カシュガルは都会だ!
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