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2017年8月13日 (日)

天地1日ツアー

天地1日ツアーに参加するために明るくなりきらないうちにホテルを出ると、今までにはなかった冷たい風がふいており、天気の変わり目になっているようでいやな予感がする。

 

タクシーを利用したので、出発時間よりもかなり早く着き、待ち時間の間に人民広場の入口付近だけを覗いてくる。早い時間だというのにかなりの人出で、ウルムチ市民の憩いの場になっていることがわかる。

 

人民広場から出てバスに乗り込むと、旅行社の人が「もう一人日本人が乗りますよ」と教えてくれる。そのうちに日本人と思われる人が乗り込んできたので話しかけてみるとやはり日本人だった。なんでもカシュガルでの3泊は同じ日に同じホテルに滞在していたとのことで、きっと朝食会場では顔を会わせた日もあっただろうが、日本人と中国人をマスで比較すればともかく、個々で判別するのはかなり難しいだろう。

 

彼は私より四、五歳年長で中国には20回以上渡航しとおり、中国語の日常会話には不自由してないようで、今回中国人ばかりのツアーに参加してしまい、要領がわからない自分にとっては頼もしい存在であった。

 

心配していた天気はとうとう雨降りになってしまった。これでは池の背後にボゴダ峰が聳える中国のスイスという景観はえられそうにもない。やがて駐車場に着くと、駐車しているバスの台数の多さに驚いた。天池がいかに中国人にとって人気のある観光名所であるかを示している。

 

ここから連絡バスに乗り換えて途中で土産物屋によったりしながら、最後は歩きに変わって展望台に着く。天気に恵まれていれば絶景が望めるはずのスクリーンも今は霧が立ち込めているだけだ。近くで昼食をとり終えると、すぐに山を降り始める。こんな時間になっても次から次へと登ってくる人がいるのには驚いた。
今回は骨折り損のくたびれ儲けのように見えるかもしれないが、自分にとっては必ずしもそうとも言えない。と言うのは、今回行き損なったトルファンツアーに将来参加する際の予行演習になったからである。今回の教訓としては、おびただしい人波の中で言葉の通じない場合には、絶対にガイドから離れてはならないし、乗車したバスのナンバーをひかえておくことである。それと申込時の名前を漢字で書いてしまったので、点呼の際に中国読みで呼ばれてわからなかったが、アルファベットで書くべきだった。

 

人民広場に戻って解散となったが、そのまま空港に行くには早すぎる気がしたので、ガイドブックを見てみると、解放南路ではバザールが開かれると書いてあるので、足を延ばしてみる。ところが、行けども行けどもバザールは現れない。またもや古いガイドブックを過信したつけを払わされることになってしまった。       

 

バザール探しはあきらめて空港に向かうことにする。大通りに出てタクシーを停めようとするが、夕方時のためか空車はほとんど通らず、たまに空車が通ってもなぜか通りすぎてしまう。これにはほとほと参ってしまったが、30分ほどでようやくタクシーに乗り込むことができ、あとは他人任せで旅の終わりを迎えることができた。、

 

 

 

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山どころか池も見えず、建物の上の天池の文字だけが来た証拠?

 

 

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