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2017年10月 9日 (月)

裏剣 本番

前の日に池ノ平まで行けなかったので北方稜線は諦めた。と言うよりも、今の体力ではこんな荷物を背負って北方稜線を登るなんぞは無理だった。

相棒のAさんは裏剣には興味がないのか、剣沢に直行して先にテントを張っているというので、私は小屋の出発のラッシュアワーが過ぎてからゆっくりと出発する。ただ小屋の前にある池から見る裏剣が有名なのに、せっかく好天になったにもかかわらず、裏剣のモルゲンロートを見逃してしまったのが悔やまれる。
Dscn0232仙人池と紅葉の裏剣
小屋のから15分ほど登った所にある仙人峠に荷物をデポして、軽装で池ノ平を往復する。池ノ平から望む裏剣は素晴らしかったが、2日間の悪天が稜線に雪をもたらしていれば、青空、新雪、紅葉の三段染を楽しめたのにと無い物ねだりをしてしまう。
Dscn0240池ノ平からの裏剣

1時間ばかり展望を楽しんでから元来た道を戻ってAさんの後を追う。と言っても私よりも一回り以上も若くて現役のトレランランナーでもあるAさんに追い付けるはずもないが・・・。それどころかガイドブックのコースタイムを守るのも苦しくなってきた。
Dscn0254三ノ窓雪渓と剣岳八ツ峰
真砂沢小屋に着いたのは1時半でテントが張ってあるはずの剣沢キャンプ場までは約3時間なので、「5時までには剣沢に着く」という約束をなんとか守れるかなと思った。
Dscn0276_2真砂沢小屋付近からの長次郎雪渓
だが、ペースが次第に落ちてきた上に、夏と違って上部と下部で雪渓が消えていて、歩きにくい不安定な踏みあとを辿っていくためにコースタイム以上の時間がかかってしまう状態になっていることもあり、約束の5時になった時点で、キャンプ場までは1時間以上かかる見込みであった。Aさんに電話しようと思ったが、あいにく圏外であった。ただ私が一般コースで遭難するとはAさんも思わないだろうから、多少の遅れならしょうがあるまいと考えて、できるだけ頑張って歩いた。

結局、キャンプ場に着いたのは予定よりも1時間半遅れの6時半だったが、案の定、Aさんも特別心配していた様子も見せなかったので安心した。その晩は下の小屋で買ったビールで乾杯し、大急ぎで作った夕食を済ませて直ぐに寝袋に入った。

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