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2018年5月31日 (木)

ある遭難

このブログは他人に見てもらうというよりも、自分が後で読むための記録としての意味が多いので、アクセス数などはあまり気にしてないのだが、たまたま管理画面を見ていたら先週始めにアクセス数が急増しているので何でだろーと考えたら原因が思い当たった。「登山家」栗城氏がエベレスト遭難したからに違いない。というのは彼が初めてエベレストに行った後に「インチキ登山家」なる一文をブログに載せたことがあり、その後もよくアクセスされているらしいからである。
そのブログの趣旨は、彼は七大陸最高峰単独無酸素登頂を謳っているが、エベレスト以外では酸素を使用した登頂など聞いたことはないし、撮影隊を連れた登山では万一の場合には救出してもらえる可能性があるわけだから、真の意味での単独登山ではないというものである。この意見は今ても正しいものと考えてるし、ヒマラヤ登山をわかっている人からは共感を得られるものだと思うが、ひとつ想定外のことがあった。それは彼が多くの人から勇気をもらったとして称賛を受けているということであった。称賛している人のほとんどはヒマラヤ登山というものを知らない人だと思われるが、だからと言って無知な人間を騙してとケシカランは思わない。どのような方法を使ったにせよ他人に勇気を与えられたということは素晴らしいことではあると思う。
そのブログの最後に「彼の実力では、エベレストの単独無酸素は無理」と書いたが、その後の経過はまさにその通りになってしまった。凍傷で手足の指のほとんどを失い、さすがにエベレストは断念したのかと思ったら、南西壁という彼の実力からすれば、自殺行為とも思える暴挙に出るとは予想できないことであった。支援者からの期待に押し流されてしまったのであろうか
とまれ、今となっては彼の冥福を祈るばかりである。

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