シシャパンマ
シガツェの郊外に出ると結構雪が積もっており、先行きが心配となる。50キロほど走った所で今日の目的地であるサガへの最短路と別れて南方向に向かう。というのは今回の旅行の目的のひとつとして8千メートル峰のシシャパンマの展望があり、そのため遠回りで割高にはなったが南回りを選択したのだ。
ティンリーあたりでチョモランマ(エベレストのチベット名)も遠望できたが、あまりにも遠くて望遠レンズでとっても迫力が今ひとつである。その先でチョモランマ・ベースキャンプ方面への道が分岐していたが、雪のために今は閉鎖されていた。さらに進むと、最近までネパール国境越えに使用されていたザンムー方面の道はさらに南に伸びるが、雪が多くなってきているので、シシャパンマの展望台であるトン・ラ(ラは峠のこと)行きは諦め、進路を西に向けて途中のシシャパンマを正面にした所で写真を撮って、目標のひとつを果たした。八千メートル峰14座のうち登ったのは1座だけだが、間近に見たのは13座となり、残すは第三位のカンチンジュンガだけとなった。
目的地サガへは対向車もなくスムーズに進め、6時に到着と予想外の早さであった。ホテルはサガで一番高級とのことであったが、到着時はあいにく停電で何もできず、外に食事に行く。入った店のメニューは中国語表記しかないので何を頼んでよいかわからず、麺という文字が混じった料理を探したが該当はなかったところ、唯一わかる料理である「麻婆豆腐」を発見して注文する。出された麻婆豆腐は見た目は激辛風だったが、実際はそれほどでもなく中国語メニューの挑戦はまずは成功だった。
ホテルに戻ると停電は直っており、wifiも使えるようなので、ブログ書きに時間を費やした。なお、明日から三晩はホテルではなく招待所(簡易宿舎)なので、こんどこそ間違いなく無線LANは使えないだろうからブログもお休みとなるはずだ。
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