ラサ到着
今朝は5時に目覚ましをかけたが、3時過ぎから目覚めてしまったので、5時前には部屋を出る。ロビーではタクシーの運転手が客引きをしていたが、昨日の白タクに懲りたのて早起きをしたことでもあり、空港までは歩いていくことにした。でこぼこの歩きにくい歩道を小一時間歩き空港近くまで来たところ、歩道の前方に金網で柵が作られ前進できなくなる。しばらく右往左往していたが、GPS地図の歩行者モードでも空港までこの道を進んでいるので行けないはずはあるまいと車道の端を前進する。空港の入口で係員がいて車に指示を与えていたので、何か言われるかなと思ったが、おとがめもなく空港に入るかとができた。
西安空港までのフライトは順調に進み、ラサまでのフライトのチェックインを済ませてもまだ五時間以上の余裕があったので、タクシーをチャーターして西安郊外の始皇帝の博物館見学に出かけることにした。この博物館は空港と西安の中間あたりにあり、こじんまりとしているが、兵馬甬や仏像等の見所がコンパクトにまとまっていて、小一時間もあればひととおり見学できるので、空港の時間待ちには最適であった。今日のタクシーも白タクではあったが、昨日のホテルまでの距離の何倍もの距離を往復した上に博物館内の案内までしてくれながら、チップ代まで含めても昨日の白タク代よりも安いという良心的なものであった。もっとも五千円弱というのはけっして安くはないのだが、昨日のすぐ後だけに何か得をしたような気分にさせてくれた。
空港に戻ってみると、ラサ行きフライトが2時間半ちょっと遅れるとのこと、明日は市内観光だけだから、多少ラサ到着が遅れても問題はないが、なかなか丸一日順調にいくというのは難しいようだ。それにしても、博物館見学に行ったからいいようなものだが、空港で待機していたら、さぞかし時間をもて余したことだろう。悪いことが重なるときは重なるもので、旅行社からメールが入り、カイラス方面が雪に覆われて行けなくなるかもしれないとのこと。こんごの天気回復次第では雪が消える可能性もあるとのことなので、それに期待しよう。
飛行機の出発時間が遅れたので、航空会社から弁当が支給される。そう言えば、きょねんの北京空港で12時間遅れた時も弁当が支給されたが、その時はそれからさらに六時間も待たされた嫌な思い出が甦った。今回はそのようなことにならないでほしいものだと思ったら、幸い予定どおりの2時間半遅れで出発できた。もう少し早い時間の便に乗れれば、チベット高原を上空から俯瞰できたのだが、今は真っ暗闇でなにも見えない。帰途に車窓から眺められる景色で我慢することにしよう。
ラサ空港に到着して迎えの車でホテルに向かう。ガイドさんは日本語が堪能なので安心した。空港から市街地までは高速道路を1時間ほとであったが、周りの山は雪に覆われていて、旅行の先行きを心配させるものであった。ホテルでチェックイン後は時間も遅いので横になることにした。
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