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2019年8月11日 (日)

大無間山 つづき

2時前から起き出して3時半に軽装で出発する。送電線の鉄塔の先で道を見失うが、適当に登っていたら先ほどの道に合流できた。夜道は注意して歩いていても道を見失いやすい。登りの時はともかく、下りの時は要注意である。

小無間小屋までは急な登りが延々と続く。ようやく小屋にたどり着いても小無間山までは小さいピークをいくつも越えて行かなければならない。そして小無間山の手前が大きな切れ込みとなっていて、近年崩壊が激しいために登山地図によっては通行禁止として道を記載してないものもある。事前にネットで調べた限りではそれほど悪くはないという印象であった。実際に登ってみると、剣や穂高の鎖場を経験していればまず問題はないと思えた。ただナイフリッジの崩壊がさらに進めば本当に通行禁止となってしまうかもしれない。
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小無間山の山頂は樹木に覆われているので、ガスがかかっていなくても展望はえられなきったろう。大小の無間山をつなぐ稜線は距離的にはかなりあるが、アップダウンがあまりないので2時間ほどで行ける。大無間山は200名山だが、今回の登路が唯一のコースなので他の登山者はいない。小無間山よりは頂上の樹林は疎らだったが、ガスが出ているため相変わらず展望はない。登頂は12時半で、ここまで9時間かかった
 ことになる。果たして暗くなる前に下山できるだろうか。

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帰りは小無間山を過ぎて崩壊地を無事越えると終わったような気分になるが、それから先も結構長い。小屋から先の尾根を下っている途中で暗くなってしまった。暗くなったからと行って道に迷うようなところではないが、暗闇のなかでテントを果たして見つけられるかが心配であった。GPS地図に設営地をマーキングしておけばよかったのだが、手懸りとなるのは、送電線の鉄塔の少し下ということと、テントを張れる緩傾斜であるという二点であった。該当する場所まで下りてきて重点的に探したが見つからない。今晩は諦めて明朝出直そうかとも思ったが、もう少し下の方にも緩傾斜地があるのではと思い直して、急傾斜地を下りて緩傾斜地までくると、待望のテントが見つかった。結局テントを探すのに1時間近くもかかってしまった。

田代の町に下りてきたのは9時近くになってしまった。予定では大井川鉄道の井川駅まで10キロを歩くつもりだったが、実質日帰りで大無間山を登ってきた疲れで、これ以上歩く元気はなく、キャンプ場にテントを張ることにした。有料ではあるが、温泉にも入れたしビールも飲めたので大正解であった。井川駅までのバスも午前中は7時の一本だけだがあるようなので、体調次第ではバスに乗ってもいいかなと思った。

翌朝は疲れも少しは取れているように思ったし、井川駅の始発が遅く、7時のバスに乗っても駅で3時間以上待たされるということで、井川駅まで10キロを荷物を背負って歩くことになった。初日は畑薙ダムから田代までの15キロを時速4キロ近くで歩いたが、今日はさすがに疲れが抜けきれておらず、時速3キロがやっとであった。

さて、初日は書かなかったが、畑薙ダムから井川まで歩いたのにはわけがある。日本海から太平洋まで日本アルプスを縦走するという企てをかなり前から手掛けていて(1週間前後で一気に駆け抜けるという限界を越えたレースもあるようだが、私の場合はそれとは違って数十年もかけてトロトロと歩くだけだが)、畑薙ダムから太平洋までの区間だけが未踏であった(自転車では踏破しているが)。もっとも、南アルプスの白峰三山から南に伸びる白峰南嶺を縦走して安倍川経由で太平洋に至るコースは完結しているのだが、南アルプスの三千メートル峰が連なる主稜線を縦走して畑薙ダムに下り、大井川を経由して太平洋に至るコースを辿るのが王道と考えられる。畑薙ダムから太平洋までとなると100キロ以上もあり、昔ならいざ知らず今の体力では二の足を踏んでいたのだが、昨年ウルトラマラソンに復帰しようと思い立ったことから、そのトレーニングとして畑薙ダムから太平洋までのコースに挑戦することになった。ただ結果的には、事前の台風等の影響で、畑薙ダムまでのバスは運休となり、代わりの大井川鉄道も井川のひとつ手前の閑蔵までしか行っておらず、閑蔵から南を走るだけとなった。今回は畑薙ダムから閑蔵までの踏破を目指したのだが、井川~閑蔵の6キロだけは持ち越しとなってしまった。大井川鉄道沿線には300名山ながら不遇の山がいくつかあるので、それらを登る際に今回持ち越しとなってしまった六キロ部分を踏破しておこうと思っている。

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