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2019年9月 8日 (日)

泉ヶ岳~船形山縦走

宮城と山形の県境に位置する二百名山の船形山は数年前に朝日連峰を縦走した際に印象に残った山である。ただ、車でないとアプローチが悪いので、いっそのこと仙台市近郊の三百名山である泉ヶ岳と繋いで縦走してしまうことにした。記録を読むと泉ヶ岳から船形山を往復しているものもあったが、マイカー利用だからできる芸当で、泉ヶ岳の登山口までをバス利用とすると、最終が夕方なので間に合わない可能性が高く、その場合は最寄駅まで約20キロを歩かなければならなくなる。山道を往復40キロ歩いた後にさらに20キロ歩くなどということは、今の体力では不可能に近い。さて、どうしたものかと思ったが、船形山からさらに西に向かい山形県側に降りるコースは五キロほどと短いのを発見する。もっとも最寄駅までは交通手段がなく20キロ以上歩かなければならなくなるが、仙台市内から往復するよりもトータルで15キロほど短くなるので、こちらでトライすることにした。

 

夜行バスで早朝に仙台駅前に到着し、地下鉄とバスを乗り継いで登山口に着くが、仙台市内から手軽に登れる三百名山として人気があるらしく、大勢の登山者で賑わっていた。今日は行程が長いので、ペースを上げて登ったため先行する登山者をごぼう抜きし、一時間半で登頂することができた。山頂直下までは展望がなかったが、泉ヶ岳山頂は360度の展望が得られ、宮城県内の平野部全体から、これから向かう船形山までの山々も一望できる。

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泉ヶ岳までは良い道だが、そこから先は一部藪こぎもあるとのことだったか、きれいに刈り払いがされている。今月後半にトレランレースが開催されるとの表示があったので、コース整備がされたのだろう。コース試走をしているランナーにも何人かに出会った。レースのお陰でコースは歩きやすくなっていて、北泉ヶ岳までは一時間ほどで着いたが、次の三峰岳までは、疲れが出てペースダウンしたせいもあるが、実に長く感じられた。アップダウンを繰り返しながら三峰岳に近づき、山頂直下から標高差300メートルを登りきって三峰岳の山頂に立つと船形山が間近に見えてくる。距離的にはそこそこあるのだが、アップダウンが少ないので二時間もしないうちに船形山に登頂することができた。

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登頂した時間が三時半と遅いこともあって山頂には誰もいなかったし、山頂の小屋にも誰も泊まっていなかった。時間帯か違えば賑わっているのだろうか。時間的にガスが出ていたが、晴れていれば360度の大展望が得られるだろう素晴らしいロケーションである。稜線まで戻ってから、西側の観音コースを通って山形県側に降りることにした。急降下の連続で、このまま沢沿いの林道まで降りてしまうのかと思いきや、途中から長めの登り返しがあり、その後、しばらく水平に移動してから稜線を越えて山梨県側の林道に降り立った。山頂からは二時間程度の歩行だったが、朝からの行動時間は十時間を越えているため疲労感も増しており、最寄駅まで20キロ以上をさらに歩くのは困難に思えた。しばらく歩くと無人の柳沢小屋が現れた。このまま歩き続けても夜行バスに間に合いそうもなかったので、今晩はこの小屋に泊まることにした。宿泊の準備はしてなかったが、無人小屋では珍しい畳敷だったので、セーターを着込めばそのまま寝ることができたし、食事も行動食の残りで間に合わせることができ、早々と横になることにした。

 

日付が変わってまもなく起き出し、簡単な食事を済ませてから最寄駅までの20キロの歩きを開始する。昨日の行動で足に痛みを感じるので、ゆっくり歩かざるをえない。まあ急ぐことはないので、そのまま進み舗装道路に変わってから少しペースを上げる。結局六時間近くかかってさくらんぼ東根駅に着いたが、駅周辺にも構内にもお店は皆無だったので、弁当は皆無だったので、新幹線乗車後に車内販売で買うつもりだった。ところが、JR東日本の弁当の車内販売は今春から中止になったということで、ビールとツマミが弁当代わりとなってしまい、食事は下車後のブランチまでお預けとなってしまった。

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