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2019年12月15日 (日)

曲岳、黒富士

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金峰山

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瑞牆山

 

山梨百名山のうち、甲府北方で未登の8山を年初から登り出したが、曲岳と黒富士山が残ってしまったので、年内に片付けようと登りに行った。この2山は甲府からは20キロほど離れている上にバスもないので、マイカー利用でないと行きづらい山である。前回は猛暑日に太刀岡山を加えた三山を、一度に登ってしまおうと目論んで、アプローチに自転車を利用したのだが、暑さにやられてグロッキーとなり、太刀岡山のみの登頂で終わってしまった。今回はトレーニングを兼ねて、竜王駅から曲岳登山口までの距離20キロ、標高差1100メートルの登りと黒富士下山口から竜王駅までの16キロの下りをランニングでやってみることにしたが、スピードは別として何やら一筆書きで百名山を登っている田中陽希君めいてきて年甲斐もなくと思わないでもなかった。

 

8時半に竜王駅を出て4時間で登山口に着く予定だったが、観音峠直下が急傾斜で走ることはできなかったので、4時間半かかってしまった。登山口から曲岳山頂までは200メートルの登りだけなのだが、ロードを走ってきた(つもりの)疲れで苦しい登りとなってしまった。山頂の少し手前に展望台があったが、山頂で眺めればいいやと展望台には寄らなかったところ、山頂は樹木に覆われてほとんど展望はきかなかった。

 

ここから黒富士までは大したアップダウンはないのだが、黒富士手前でミスを犯してしまった。それは今まで通ってきた道が急に不明瞭となり、左側に分岐する道に標識があって「升形山 黒富士」とあったので、地図には書いてないが、升形山という小ピークがあって、それを越えて黒富士にたどり着くのだと勘違いしてしまった。実際は升形山はまったくの寄り道で、一見不明瞭な道をそのまま行くと黒富士にたどり着くのであった。枡形山に着くと黒富士が正面に見えたので、それを目指して進んだつもりだった。実際は来た道を戻っていたのだが、黒富士の方ばかり見ていたので、うかつにもそのことに気がつかなかったのである。

 

黒富士山頂も樹木に覆われてはいたが、八ヶ岳や奥秩父方面の展望は得られた。特に奥秩父の金峰山や瑞牆山は間近に見られて迫力があった。展望を楽しんだ後、来た道を戻ったが、枡形山の分岐点では、寄り道した山だということには気づいていないので、また登りだして、山頂から先の道を歩きだした。一応踏跡はあったし赤テープもあったので先に進んでみたが、どうもこんな不明瞭な道を歩いた記憶はないので、元の場所に戻り地図と磁石を総動員して検討したところ、枡形山は寄り道であることに気づき正しいコースに戻れたが、かれこれ一時間近くは時間をロスしてしまったことになった。なんとか真っ暗になる前には下山口に降りられ、16キロのロード走に移ることができた。体は疲れていたが、下り一方なので、なんとか走り通すことはできた。竜王駅に着いたのは8時半で、ちょうど12時間の50キロ近い耐久レースとなってしまった。

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