王岳
大人の休日パスが1日余り、富士急にも乗車できるとのことなので富士山にでも日帰りで登ってこようと思ったが、コロナの影響で富士登山自粛となっているためか、バスの運転時間が日帰り登山はできないようになっている(としか思えない!)ため諦めて富士山を眺めるハイキングに変更して、西湖北方の山梨100名山でまだ登ってない王岳を目指すことにする。ただこちらもバスの本数が少なくなっていて、西湖よりも奥の精進湖からの登山口までのバスしかないことがわかり、急遽登山口を変更する。王岳登頂後に西湖に下山した場合の最終バスか3時過ぎと早いので、それまでに降りられるか心配ではあったが、乗り遅れたならば河口湖駅まで走るだけだと心に決める。
精進で下車して王岳の登山口を探すがどうしても見つからない。ネットからダウンロードした地図は必ずしも最新のものとは限らないので廃道になってしまったのかもしれない。さあどうしたものかと思ったがら河口湖のバス案内所でもらったイラストの地図では精進湖から甲府に抜ける道路に添って通っている旧道を峠まで登れば縦走路を伝って王岳まで行けそうなので行ってみることにする。
道はだんだんと不鮮明になり踏み跡程度になるが、途中からしっかりした道と合流して峠に至る(合流した道はどこから来た道なのだろうか)。このあたりはトリカブトが至る所に群生している。紫色で一見可憐な花に見えるが、綺麗なバラにはトゲがあるどころではなく、アイヌがヒグマを仕留めるために使用する猛毒があるとのことでクワバラ々々である。
ここからは富士山の展望に恵まれた稜線歩きで楽しいのであるが、目的の王岳にはなかなかたどり着かず、最終バスに間に合うかが心配になってくる。行程は遅々として捗らす、頂上に着いた時は、なんと最終バスの10分前で、西湖に降りてから河口湖駅まで走ることを覚悟する。西湖まではゆっくり降りるつもりであったが、これがなかなか分かりにくい道で、踏み跡を辿ったつもりだったのだが、GPSで確認すると1本尾根を取り違えていることが判明する。尾根を登り返すのも大変なので、GPSを頼りに正しい道まで強引に進んで西湖に降り立った。
ハイキングのつもりだったのにとんでもないコースだった。おまけに13キロのジョギングまで付いてくるとは。
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