日本アルプス縦走一筆書き
徒歩のみによる日本海から太平洋までの日本アルプス縦走の一筆書きは若い時から歩いたコースを繋げたものだが、北アルプスは親不知から直接山稜を登って後立山連峰を南下するものと、富山湾から早月川を遡って剣北方稜線に達し、そこから立山連峰を南下するものがあり、両者は合流して槍・穂高を経て上高地に至っている。そこからはジョギングで木曽谷に降り、木曽駒を登って中央アルプスに達する。中央アルプスの稜線は摺古木山を経て大平峠に至って終わるが、途中の越百山から伊那谷に下り、そこから甲斐駒ケ岳に登って南アルプスの縦走がスタートする。南アルプス主稜は日本第二の高峰の北岳から南下して三千メートル峰6座を経て、日本最南端の2500目メートル峰である光岳に達している。一方、北岳の隣の三千メートル峰である間ノ岳からは白峰南嶺という稜線が南アルプス主稜と平行して南下している。
南アルプス主稜は日本最南三千メートル峰である聖岳の先から大井川に降り立ち、そこから100キロ近い距離をジョギングと歩きで駿河湾に達している。一方、白峰南嶺の方はほとんど人の通らない地味な稜線であるが、山伏まで達した後、安倍川を駿河湾まで歩いている。北アルプスの方は親不知から後立山連峰については海と山が繋がっているが、南アルプスの方は海と山は直接は繋がらずに川沿いの長い歩き又はジョギングを経由せざるを得なかった。南アルプス主稜は光岳以南はほとんど歩かれていない長い稜線が続くので踏破は困難である。一方、白峰南嶺は山伏から先も歩かれているようなので、検討を 重ねた結果、山伏から十枚山までは縦走するとなると泊りがけとなるが、梅ヶ島温泉をベースにして複数回行けばそれぞれ日帰りが可能であるし、それより南は日帰り山行を重ねれば駿河湾近くの平野まで降りられることがわかったので(点線部分)、足腰が弱りきってしまう前には踏破はできそうである。
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