秩父札所一筆書き 二日目

この寺は名前がユニークなことと、秩父市街地を一望できるロケーションの良さで秩父34箇所の札所の中で一番印象の強い寺である。明治初めに起きた秩父事件では、秩父の奥の吉田町で武装放棄した困民党の数千人の一向はこの音楽寺に集結して秩父市街地を眼下にとらえ、気勢をあげて秩父市街地になだれ込んだといわれている。前回、来た時は、音楽寺から秩父市街地を眺めた後、市街地に降りて秩父夜祭りを樂しんだのだが、残りの札所は翌春の桜の時期にでも行こうと思ってたら、東日本大震災が勃発して延期せざるをえなくなり、その年の年末にやっと満願達成となった。
この後は札所間の距離も多少長くなって行程消化もたいへんとなってきたが、荒川添いの一番奥の札所である30番までは、今日中にクリアしたいと頑張ったが、札所間の距離としてネットにあったデータをダウンロードしたのだが、そこには29番と30番の距離が3キロとあったのだが実際は7キロあって、30番札所に着いた時は5時を回っていて真っ暗となってしまった。時間的に今日も門を閉められて参拝できないことを覚悟し、明日もう一度来なければいけないかと心配したが、山の中にあるせいか門はなくて参拝できたのはラッキーであった。ただ真っ暗で写真をとれなかったのは残念だった。
残す札所は四ヶ所となったが、札所間の距離が今までとは比較にならないほど長いので、明日もたいへんな一日となりそうである。
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