十谷峠
山梨百名山の源氏山と富士見山はアプローチが長い上に分かりにくいのだが、源氏山は丸山林道経由がメインコースということがネットでわかったので、鰍沢口駅から丸山林道に向けての最短路を行こうと思ったら、すぐに砂利道となったので、これはまずいと引き返す。自動車モードで検索すると南から回り込んで行くようになっていたので、その道を進むが、どうもその道は富士見山の登山口付近を経由して行くようなので、急遽富士見山に目標を変更する。十谷の集落の駐車場に自転車を停めて登山口に向けて歩きだす。
5万図によれば富士見山登山口は温泉の裏手となっているが、あたりを探しまわっても一向に登山道は見当たらない。よーく観察するとかすかな踏跡らしきものはあるので、それを伝って登っていくが、およそ登山道とは言えない悪い道である。登りやすい所を選んで登って行くが、行程は捗らず時間ばかりがすぎていく。しばらくして林道を横切ったので、道が良くなるかと期待したが、相変わらずはっきりとしない踏跡が続く。
代わり映えしない登りが続いて少々飽きてきたが、尾根道の先にガードレールが見えてきたのでひと頑張りで自動車道に出て、右に少し登ると十谷峠であった。この時に気付いたのであるが、十谷峠までの登山道が悪かったのは、富士見山を登る人は車で十谷峠まで上がってから歩きだす人がほとんどで、下から登る人などはまずいないためだからだろう。
峠からは富士見山まで90分と表示されているので、6時までには峠に戻ってこれるだろうが、それだと最終電車には間に合わなくなる可能性が大きいので、今日はここで引き返すことにした。下りは登ってきた道か、大回りしている自動車道のいずれかということになるが、前者は距離的には近いものの、あんな悪い道を下りたくなかったし、次回は自転車で峠まで登るつもりなので道路の状況を見ておきたいということもあり、自転車を停めてある所までの12キロをジョギングで降りることにした。
自動車道は大きく蛇行しているだけあって、勾配はそれほどでもなく自転車でも十分登れそうであった。ただ道路上はかなり下の方まで倒木と落石で通過困難な所が多く、道が整備されるまではしばらくは止めておいた方がいいだろう。秋くらいに峠までテントを上げて、翌日に源氏山と富士見山を往復してから自動車道を降りるというのがいいかもしれない。山梨百名山も終わりに近づくと大変な所ばかりが残ってくる。源氏山と富士見山もそうたが、日本第二の高峰である南アルプス北岳の裏側にある小太郎山もなかなか登るのが大変そうである。
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