キルギス最終日
8月15日
いよいよ旅の最終日だ。陰性証明も土産も手に入れて、外には特にやるべきことはない。唯一困ったことと言えば、現地通貨が日本円で1万円近く残ってしまい、これを使い切らなければならないことだ。それにはもう一度オシュバザールに行くことだが、乗り込んだバスが途中で故障してしまい、乗り換えようと思ったら、手持ちの小銭がなくなり、タクシーに乗ろうと思ったら近すぎるためか乗車拒否されてしまった。歩いて行けばいいようなものだが、あいにくの雨降りでザックの中にはパソコンやカメラといった濡らしてはいけなものもあり(一応、ビニールて包んではあるか)、カフェで雨が小降りになるのを待つことにした。
なかなか止まないので雨の中を歩きだしたら、バザールはすぐであった。ただ、先日いった土産物がひしめき合っている一帯には辿りつけない。あちこち探し回っていると、大きな建物の周囲にテントの屋根のようなものが張り巡らされた所があったので近づいて見ると、先日いった土産物屋の集まっている一帯であった
お土産を買い足して、お昼を食べに市の中心部に移動する。現地通貨が余っているので、タクシーを利用することにした。いくらか聞いてみると200ソムだという。距離的にみて明らかにぼられている。だが、金持ち喧嘩せずで値切らなかった。それで相手も拍子抜けしたのか、レストランの入り口まで案内してくれるサービスぶりであった。
旅の終わりは中央アジア料理ということでネットで検索したお店を選んだのだが、食欲が今ひとつだったこともあり、あまり油っこいものは避け、「困った時のラグマン(うどんに似た味)」でいくことにした。食後に少し足を伸ばしてマナス王というキリギスの英雄叙事詩の主人公の碑を訪れることにした。ビシュケクという街はソ連時代に作られた新しい街で歴史的建造物らしきものがない中で例外的な観光名所ということで訪れようと思ったが、私の古いガイトブックに記載してある場所にはそのようなものは見当たらないのである。次の用件もあり、あまり時間もなかったことから、あきらめてタクシーでホテルに戻る。
次の用件というのはランニング仲間とのZOOMによるオンライン飲み会である。私にとっては久しぶりに日本人にあって、日本語を話せたというのが収穫であった。ただNHK+は毎日見ていたし、ブログも日々更新していたので、日本語に飢えているという感じはほとんどなかった。チェックアウトは朝済ませていたのでロビーの隅でzoomをおこなったため電波が弱かったためか、映像かしばしば中断した。
その晩の9時に空港に向けてホテルを発つ予定なので、それまでの間に近場で夕食をとることにした。ビシュケク到着初日に行った店にまた行ってみようと思ったのだが、道を一本取り違えたために辿りつけず、結局別の店に行く。ケバブの文字に惹かれてはいったのだか、店の名前はイスタンブールでキリギス料理でなくトルコ料理専門店だった。広い意味では同じトルコ文化圏内だから、まあいいか。帰りに公園を通って帰ったら、なんとそこにマナス王碑が君臨しているではないか!なぜここにあるのか理由は不明ながら、ここで見ることができてよかった

ホテルに戻ってから空港まで小一時間をホテルの車で送ってもらった。千円以上の支払いは覚悟していたが、代理店から支払い済みのようで新たな支払いは求められなかった。空港でも若干の買い物はしたが、日本円で七千円相当の現地通貨が残ってしまった。ただここで無駄な買い物をして使い切るのではなく、そのまま残しておくことにした。というのは、今回はコロナ禍で陸路による国境越えが困難なため、キルギス国内だけの移動に止めたか、コロナが収束した時点での隣国タジキスタンへの国境越えを考えており(アエロフロートの3年間有効のチケット代金も残っていることだし)、今回の余った現地通貨はその時に使えばいいのだから
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