帰国
8月17日
未明にドバイ空港から成田行きのエミレーツ航空に乗り込む。搭乗直前に防護服を着た航空会社職員から陰性証明を中心にチェックを受ける。おいおい、もう感染者扱いかよ!陰性証明は現地医療機関発行のものだけでなく、日本政府所定の様式の提示も求められる。日本大使館に事前に相談に行って必要な準備をしてきたからよいようなもの、そうでなけれは、この段階で搭乗拒否されていたかもしれない。機内に入ると、異様なほどのがら空き状態にびっくり。どこかの国のパラリンピック選手・関係者しか乗っていなんじゃない。混雑してたら感染防止のために機内食は遠慮するつもりだったが、これじゃ堂々と食べられるぞ!それにしても、この時期に二週間の隔離覚悟で日本に入国しようとする人ってどんな人だろう

トバイの夜景を楽しみ、夜食を終えて一眠りして、はッと目覚めて窓の覆いを開けたら、そこは夜明けのカラコルム上空であった。しかもK2が間近に見えているではないか!もう大感激であった。さらには機体はタクラマカン砂漠の上空を横切っていく。何たる絶景か!飛行機に乗ってこんなに興奮したことはない。今日は71回目の誕生日であるが、最高の誕生日プレゼントとなった。
飛行機は日本を目指して一路東に向かう。入国時のコロナに関する諸手続き、その後の14日間の隔離と初めてのことが続くが、心配半分、楽しみ半分である。そして隔離開けの晴れて自由の身となることを楽しみに待つとしよう。
やがて二回目の機内食が運ばれてくる。そこでアルコールを注文するかどうかが大問題だ。アルコールを飲むと検査で陽性がでやすいということで隔離中は禁酒になっているようだが、考えてみるとビシュケクでPCR検査をした前夜もそうとは知らずにウィスキーを痛飲してしまったが陰性判定が得られたんたから、少量飲むくらいは問題ないかなと思う反面、帰国直後に行う抗原検査は⑥PCR検査よりも疑陽性が出る可能性が高いらしいので自重することにしよう。
空港到着後、パラリンピック組とその他組に分けられ、その他組は抗原検査、陰性証明、誓約書、健康居所確認アプリのインストール等で2時間以上足止めされる。検査結果待ちの会場に通され、これで結果を聞いてすぐにホテルに入れるのかと思ったら、さらに1時間以上待たされる。しかも一切の状況説明がない。抗原調検査は通常30分くらいで結果が出るというのにこれだけ時間がかかっているのは何故なのか。お盆明けで検査が集中しているのかもしれないが説明がないのには、ぷんぷんである。
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