マナス空港とドバイ空港
8月16日
当初の予定では午後発のフライトであったが、航空会社の都合で早朝便に変更となったため、前夜から空港に向かうことになった。ただ寝過ごしてはいけないという思いから一睡もできない結果となる。真夜中から各地に向かうフライトごとの行列ができるが、私の向かうドバイ行きも3時前から行列が始まる。ここでひとつ心配となったのは電光掲示板に表示されているフライト便名と私が持っているチケットデータのそれとは異なることである(ただし、日時は同じ)。変更が度重なった便なので、便名も変わったのだろうと考えたが、ちょっといやな点であった。チェ空港ックイン自体は問題なく行えたので、便名が違って表示されていたのは共同運航のためではないかと思われるが、それならそれで共同運航であることを電光掲示板かチケットのいずれかに記載すべきではないか(日本ではそうなっているはずだが)。なおドバイから成田までの乗り継ぎ便は私の誕生日である翌日の未明発であるが、その便の座席まで指定済みだったので、ドバイでのチェックインはなくなり誕生日サプライズも期待できなくなっだ(10年前にカザフのアルマトイからインチョン乗り継ぎで帰った時は、出発空港では乗り継ぎ便の座席指定がされてなかったため、インチョンでの座席指定時に誕生日サプライズとしてビジネスクラスへの無料アップグレードがされたことがあり、今回も密かに期待していたのだが)。
ビシュケクのマナス空港は中央アジアでは唯一プライオリティパスによるビジネスラウンジが使える空港としてプライオリティパス初体験となるはずだったのだが、チェックインに時間がかかったため搭乗時刻まで30分ほどしかなく、ほとんど行く意味もない気がしないでもないか、何事も経験だと行くだけ行ってみることにした。
まずは入室であるが、パスや搭乗券の確認もなかったのは拍子抜けであった。次に驚いたのは部屋があまりにも雑然としていることである。前の利用者の散らかした跡をスピーディーに片付けないからこうなるので、以前に利用したことのある成田やモスクワのビジネスラウンジでもこんなに酷くはなかった。無料で提供されるのは軽食と紅茶くらいでかなりしょぼい内容だが、たまたま徹夜で空腹を感じていたので、ないよりはましだった。
悪癖を引き継いで利用者ファーストならぬお上ファーストの考えが続いているのだろう。
ようやく機内に乗り込むと満席であった。行きは空席が目立ったが、減便して稼働率を高める努力が効をそうしたのだろう。ただ満席状態では感染リスクを考えて食事はしたくないのでドバイのラウンジまで我慢することにしよう。
ドバイ空港に降り立つと改めてその大きさに驚嘆させられる。空港が大きいだけに利用できるラウンジもたくさんあるようだ。行きの短い乗り継ぎ時間の中で見つけたラウンジが場所がわかる唯一のラウンジなので、そこに行ってみる。ただ、その時は閉鎖中で中に入れなかったのだが、それから一ヶ月近くもたっており、今度は入れるだろうと思ったら、引き続き閉鎖中であった。そこで別のラウンジにむかったのだが、ネットの紹介記事ではラウンジの場所のせつめいとしてターミナルコンコースが書いてあるか、コンコースの端から端までJRの一駅分は優にあるので゜搭乗口の番号も書いてもらえればありがたかった。、
一駅分ほどを歩き、別のラウンジにようやく辿りつく。そこは最大4時間の滞在が可能で、そこそこの食事と無料のアルコールまでとれるというものであり、私が利用したことがある成田やモスクワのビジネスラウンジよりも勝っていると感じられた。ただ搭乗券に大きなスタンプが押されてしまうので、ラウンジをハシゴしてきたことがバレバレにはなるのだが
残るは第一ターミナルにあるラウンジにどうやって行き着くかであるが、ネットでは両ターミナル間は歩いていけるとは書いてあるもののその具体的な方法を記述したものはなく、第三ターミナルにおいて第一ターミナルへの誘導マーク等は一切ないので、第一ターミナルには事実上は行くことはできいと判断される。となると、まだ利用してないラウンジは一カ所が残されているに過ぎず、とてもラウンジのハシゴをするというわけにいかず、ドバイ空港滞在時間約18時間の大半を無駄にすごさざるをえない。
こんなことなら、空港で簡単にビザが取れるそうだから、市内に出て世界一の建物を見にいった方がよかったかなとは思う半面、乗り継ぎではないことになると、出発時間の遅れによっては陰性証明の効力にも影響しかねないかもしれないので、自重したのはやはり賢明であったと言えるだろう。
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