袈裟丸山
11日の月曜日は天気が持ちそうだということで群馬県にある300名山の袈裟丸山を登ることにした。 わたらせ渓谷鉄道や両毛線といったローカル線に長時間乗るため、日帰りでは無理なので、前夜発で登山口にテントを張ることにした。実は、参議院選挙で野党の劣勢が伝えられていたため、家で嫌なニュースを聞きたくなかったという理由もあった。
ここからは比較的緩い傾斜が続き小丸山のピークに立つ。途中、風の通る所にはトンボが群生しており、そのあたりではブヨを食べてくれるので、不愉快なブヨの攻撃を受けずに助かる。
三本のJRを乗り継いで最終のわたらせ渓谷鉄道で沢入駅で下車。急な舗装道路を1時間強歩いた所にテントを張る。幸い電波の届かない所だったので、選挙結果を気にせずに酒を飲んでそのまま寝入ってしまう。
翌朝目覚めた時はすっかり明るくなっていたが、飲み過ぎたのか少し頭が痛い。テント等の不要なものはザックに入れてそのまま置いていき軽装で歩きだす。軽装な割にはあまりペースは上がらない。沢沿いのコースなので水分補給も楽だし、暑さも感じないのは助かった。
沢と別れて尾根に突き上げた所は賽の河原という多数の石が積み上げられたちょっと不気味な場所である。

ここからは比較的緩い傾斜が続き小丸山のピークに立つ。途中、風の通る所にはトンボが群生しており、そのあたりではブヨを食べてくれるので、不愉快なブヨの攻撃を受けずに助かる。
小丸山からしばらくアップダウンを続けた後は、前袈裟丸山への急登となる。といっても標高差200メートルほどなので大したことはなく12時過ぎに登頂できた。頂上はガスに被われて展望がなかったが、他の登山者はいなかったので静かな山頂を楽しめた。結局、この日は誰にも会わなかったが、マイカーを利用しても行動時間が長くなるので敬遠されるのだろうか

前袈裟丸山が一般的には袈裟丸山とされているが、その稜線を北上すると後袈裟丸山、さらに奥袈裟丸山と続いており、奥袈裟丸山が最高峰となっている。ただ前と後との間には崩壊地があって立入禁止となっているし(ネットで見る限りはさほど通過は困難ではないようだが)、奥まて行くと時間がかかり過ぎるので、往路をそのまま降りることにした。
登山口近くまで降りてきた所で一つ問題が出てきた。それはわたらせ渓谷鉄道の時刻表をチェックし忘れたのだが、運転本数の少ない路線だけに一本乗り損なうと、帰宅が大きく遅れてしまうにもかかわらず、駅近くに来るまで電波が圏外なので調べようがないというピンチであった。駅直前まで来て、ようやく電波が通じたのでグーグルマップで調べると、次の電車は普通に歩いたのでは間に合わないではないか。それからはペースを上げて滑り込みセーフとなったが、もし乗り遅れていたならば一時間半後の電車になるところであった。終わりよければすべて良しということにしておこう。
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