南アルプス300名山周回 三日目
今日の予定を検討した結果、黒法師岳登山は明日に回し、午前中は湯谷温泉までの移動、午後は湯谷温泉での休養、夜は黒法師岳登山口までの移動とすることにした。湯谷温泉は昨日キャンセルした宿に罪滅ぼしで行くことも考えたが、その宿の日帰り温泉の営業時間は短く料金も割高だったので、別の施設に行くことにした。また、長野県南部の降水確率は50パーセントで簡易テントを登山口付近に張るのは如何がものかとも思えたが、登山口手前に無人の小屋があって開放されているという情報をネットでえたので、今夜中に登山口まで行ってしまえば、明日の行程が楽になるので、30キロ以上だけど頑張ることにした。
朝、ネットカフェを出て駅隣の駐輪場から自転車を回収しようとしたら、なんとカギが開かないではないか。ここの所、カギの開きが悪くなっていたので、そろそろ新品に変えようかと思っていた矢先であった。予備のカギも試して30分近く経っても開く気配がない。
自転車を放置していかなければならないかなとも思ったが、ネットで調べてみると潤滑油を差すと治ると書いてある。自転車用の油は持参しているので、藁にでもすがるつもりで差してみる。だが、指した直後には状況が改善する気配がなかったので、もつひとつの対策として書いてあったワイヤーカッターを隣町にあるダイソーに買いにいかなければならないかなと考えたが、しばらく経ってから試すと今までのことがウソのように開いて一件落着となった。油が奥の方まで染み込むのに多少時間がかかったのだろう。
一時間ほど時間を要したが、なんとか昼前に湯谷温泉に着き、風呂に入った後にアユのフライをつまみに生ビールで喉を潤す。湯谷温泉は東海自然歩道の愛知県コースを歩いている時の最終日に寄るつもりが、時間が足りずに行けなかった上に、昨日も行けずに鬼門となっていたが、なんとかリベンジを果たすことができた。その後は休憩所で休んだ後に早めの夕食を食べてから、黒法師岳の最寄り駅である水窪に移動する。

水窪駅で下車して水窪川に沿ってしばらく進むと右に橋を渡って急傾斜になる。たまらず自転車を降りて歩き出す。大きく迂回してトンネルをくぐると水窪ダムに出る。ここまでは駅から八キロ、標高差300メートルだが先は長い。しばらくは舗装路を行くが、その先で道が二つに別れて黒法師岳に向かう湖水沿いの道はダートとなっているではないか。しばらく進んでみたが舗装路が現れる気配はないので、黒法師岳を断念することにした。なにしろ登山口まではまだ20キロ近くあり、歩いていくには遠すぎる。ダム広場に戻って屋根のある休憩所にテントを張ることにした。
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