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2022年11月11日 (金)

奈良・京都旅行+東海自然歩道

コロナでのびのびとなっていた夫婦での奈良・京都旅行がやっと実現した。

初日は奈良に行く前に東海道五十三次で最も宿場町の町並みが良く保存されている関宿に立ち寄った。10数年前の

五十三次を歩いた時は日程の余裕がなかったので観光する余裕がなく通り過ぎただけだったし、今年歩いた東海自然歩道の鈴鹿峠越えの後に食料調達のために峠下から関駅までバスで往復した際には、目と鼻の先にある宿場跡には立ち寄ることさへなかったが、今回は資料館立ち寄ったり、宿場沿いの店で食事をしながらじっくりと宿場巡りを楽しんだ。
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奈良に着いてからは定番の寺社巡りに行くのではなく、最近になって復元が進められているという平城宮跡を見に行った。奈良の寺社巡りは中学校の卒業旅行以来、何度も行っておりめぼしい所はだいたい訪れているが、その頃はまだ平城宮跡の復元は行われておらず、復元後の状況をぜひ見たいと思ったからである。

実際に行ってみると復元されているのは朱雀門と大極殿だけで他は手付かず状態なため完全復元には相当時間がかかりそうで、多分自分が生きてる間は無理だろうが、それでも平城京の昔に思いを馳せるには十分であった。一通り見終わって宮跡の北端まで来ると、そこから今日のホテルまでは30分ほどの歩きの距離だったので、来た道を戻らずにホテルを目指す。

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ホテルで小休止の後に奈良の中心街に向かう。駅近くの繁盛店での夕食後にライトアップされている(はずの)東大寺に向かうが、全く明かりがついてない。ネットで調べてみると東大寺がライトアップされるのは土日だけということであった。さらに調べると近くの興福寺は金曜日の今日がライトアップされることがわかり、そちらに移動したところ期待したほどではないにしろライトアップはされてたので来た甲斐はあったということで宿に戻った。
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二日目は京都へ移動したが、JR奈良線の沿道には見所がいくつかあるので途中下車して観光していく。まずは平等院鳳凰堂である。中学の卒業旅行で行ったような気もするが、記憶が定かではないので寄って行くことにした。建物内部に入るには別料金が必要な上に2時間待ちだということで止めたが、正面からの鳳凰が翼を広げた姿を見るだけで十分である。資料館にも立ち寄ったが、名前の由来として聞いていた「建設資金の一部を寄付に頼ったが、寄付の多寡にかかわらず平等にご利益があるから」の説明がなかったのは、現世過ぎるからか

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次は伏見稲荷に立ち寄ったが、電車が駅に滑り込むとホームは乗り込もうとする乗客で立錐の余地もないほどだ。聞

いていた以上にすごい人気だ。外国人も多かったが、ゼロコロナが解除されて中国人も来るようになったら、どんなことになるのだろうか。それはともかくとして、外人にまじつて?赤い鳥居をくぐって行くが、鳥居の列はエンドレスのように続くので、適当な所で切り上げて京都駅に向かう。
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京都のホテルには早めに着いたので、夕食までの時間に前から行ってみたかった三十三間堂に行ってくる(妻は行ったことがあるので留守番)。近場ということで行きは歩いて行ったが、クローズ30分前に着き一通りは見られた。やはりなかなかの迫力である(建物内部は残念ながら撮影禁止)。その後、妻と駅地下のお店に行き京料理を食べる。もっと薄味かと思ったら、しっかりした味付けであった。

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妻と一緒の旅行も最終日である。今日は紅葉目当ての比叡山である。京都の紅葉は代表的な嵐山をはじめとして11月下旬が見頃であるが、比叡山は標高があるだけに一月ほどは早いようである。京都からの比叡山は、バスとケーブルを乗り継いで最後は若干の歩きだと思っていたら、山頂まで直通のバスがあったのは意外だった。

比叡山の中心的存在である根本中堂は数年前に訪れた時と同様に修復中で建物全体に覆いがかけられている。以前の姿に戻るにはまだ数年かかる見込みだが、原寸通りに戻すには緻密な作業が必要なので時間がかかるのだろう。あたりの紅葉は思ったほどではなかったし、帰りのバスの本数も限られていたので、妻は早めのバスで帰ってしまい、ここからは一人旅となる。

ここから比叡スカイラインを横に見ながら主稜線に沿って横川中堂まで続く道は以前に一度歩いているのだが、仰木峠から大原まで下りる東海自然歩道につなげるためには重複とはなるが、歩かなければならないのだ。途中、東塔さらには西塔あたりはかなり紅葉が見事で、妻に見せられなかったのは残念だった。西塔を過ぎるとめっきり人は減り、トレランコースになっているので、練習する人がたまに通る程度である。

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大原にはなんとか明るいうちに下りられ、自然歩道は三千院や寂光院もコース途上にあるので、寄り道をしていく。三千院は以前のブームも去って静まり返っていると聞いていたが、どうしてどうしてなかなかの人出である(昨日の伏見稲荷ほどではないが)。三千院の入口にはクローズの30分ほど前には着いたが、案内図を見ると敷地はかなり広くて短時間では回れそうもないので、入場料を払うこともあるまいと入り口で引き返すことにした。自然歩道は寂光院にも立ち寄ることになっているので向かうことにさたが、着いたのはクローズ時間直前だったので素通りする。

その後はライトをつけて江文峠と竜王坂を越えて鞍馬寺の下に着く。門はないので入ることはできるが、真っ暗のなかを参拝してもしょうがないので(牛若丸なら天狗とあそぶのだろうかが)、今夜は市内に戻り明日出直すことにした。

翌朝戻ってくると、まだ早い時間なのに結構大勢の参列者が階段を登っている。小高い所にある鞍馬寺まで登ってから来た道を戻って二瀬まで下りる。峠を越えて金閣寺の北を回って京都市の北部を西に進んで行く。さらにもう一つの峠を越えて北に向かうと舗装道路と合流して進路を南に変える。しばらく歩くと高雄に着くが、有名な観光地だけに人出が多くなる。あたりは暗くなってきたが、今晩中に嵐山まで下りたいので先を急ぐ。清滝もただ通過するだけで景色もわからずに嵐山に着くが、このあたりの紅葉の見頃は11月下旬らしいので、いつか出直すことにしよう。

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