東海自然歩道と本州一周の空白部分を埋める
今回の旅の主目的は大分から長崎までの600キロ走破により2009年から続けてきた日本列島海岸線一周を達成することであるが、副次的にはJR全線乗車達成と西日本の200名山全山登頂達成もある。さらには、前回の旅で東海自然歩道はゴールの箕面公園には到達しているが、時間不足からショートカットしてしまった部分を踏破しておくということもある。というわけで、初日は大阪府の高槻駅で途中下車して、前回、ポンポン山からの下山に際して早く下山し過ぎてしまった出灰までバスで移動して、本来の下山口である原立石まで歩き、そこから東海自然歩道に合流して前回最終日のスタート地点である忍頂寺までの半日行程(のつもりだった)の歩きである。
出灰を出発下のは12時過ぎで、自然歩道との合流点となる原立石までは下りなので2時間もかからずに着いてさまったので、この分では明るいうちにゴールの忍頂寺に着けるかなと思ったが甘かった。原立石からしばらくは自然歩道の案内標があったが、途中からそれも見失いGPS対応の地図に導かれながら進む。峠の手前で自然歩道と合流したが、依然として道は不明瞭で通過に時間を要した。「大阪では東海自然歩道は忘れさられている」という前回の教訓がよみがえってきた。さらに時間が経過して日が陰ってくると、残照が木立に当たる影と赤テープの違いが見分けにくくて進路の選択に苦労する。
出発地の最寄り駅である高槻へは京都までは新幹線、その後は在来線で行ったが、うっかりして自由席特急券を買ってしまったため、車内の最後尾席の後ろの特大荷物スペースに収容することができずにドアの横に立てかけることになったが、ホーム側のドアに立てかけると出入りの邪魔になるため反対側のドアに立てかけなければならないが、品川と新横浜はどちらが開くか不明だったので、すぐに移動できるように自転車の横で待機し、静岡と浜松は駅の構造上どちらが開くかわわかっていたので、ホーム側と反対側のドア横に立てかけ途中で駅員に聞くと名古屋も同じ側のドアが開くということなので京都まで客室に戻ることにした。
京都から在来線で高槻まで移動して、自然歩道に行っている間は自転車は不要なので駅近くの駐輪場に停めておく。駐輪場はレールにタイヤを入れるとロックされて2時間までは無料、それを超えると有料となるタイプだったが、レールに入れるために自転車を組み立て、戻ってから分解する手間が面倒だったので、袋に入れたまま車体を柱に固定して駐輪することにした。駐輪場をケチることが目的ではないのだが、係員に見つかって文句を言われたら料金を払えばいいやということで、前回の出灰までのバス停までバスで移動した。
出灰を出発下のは12時過ぎで、自然歩道との合流点となる原立石までは下りなので2時間もかからずに着いてさまったので、この分では明るいうちにゴールの忍頂寺に着けるかなと思ったが甘かった。原立石からしばらくは自然歩道の案内標があったが、途中からそれも見失いGPS対応の地図に導かれながら進む。峠の手前で自然歩道と合流したが、依然として道は不明瞭で通過に時間を要した。「大阪では東海自然歩道は忘れさられている」という前回の教訓がよみがえってきた。さらに時間が経過して日が陰ってくると、残照が木立に当たる影と赤テープの違いが見分けにくくて進路の選択に苦労する。
なんとか暗くなる前に舗装路まで降り立ったが、今日こゴールの忍頂寺までの間には竜王山という東海自然歩道の最後のピークを越えなければならない。前回、自然歩道最後のピークだと思い違いしたポンポン山と比べれば張るかに楽な山とは思うが、暗くなりかけていることもあり、夜道の山越えは時間が読めないこともあり、遠回りかもしれないが、舗装道路を忍頂寺まで行くことにした。忍頂寺までは登り主体となることもあり意外と時間がかかり、最終バスの15分前に忍頂寺バス停にようやくつ着く。忍頂寺自体はバス停からさほど時間がかからずに着けるかもしれないが、真っ暗な中を行っても仕方ないので大人しく最終バスを待つ。
バスは高槻よりも少し先の茨木行きなのて、茨木駅のみどからりの窓口が閉まる直前に四国の割引切符を買ってから高槻駅に戻り、夕食と買い物を済ませてから自転車を回収して関西圏での唯一のJR未乗車区間を埋めるために桜島駅(ユニバーサルスタジオ駅の次の駅)に向かう。そこで下車してまた自転車を組み立てて明日乗車する南海なんば駅近くのネットカフェに着いたのは日付が変わる直前であった。
翌朝は、本州一周の唯一の未走区間である和歌山のみさき半島周遊に向かう。前回は時間不足でみさき公園から先は電車に乗ってしまったので、そのリヘンジであるが、その前にみさき公園から支線の余奈川までを往復しておく。私鉄の全線乗車まてはする気はないが、乗れる分はできるだけ乗っておこうと思っている。
その後は、いよいよ本州一周達成を目指してのスタートである。余奈川までは内陸を行くが、しばらくすると海が見えてくる。海岸沿いの道はアップダウンも少なく快適である。加太は太平洋側にはりめぐされたサイクリングロードの起点となる所だそうで、そのうちの一部は自分も通っているはずである。自転車乗りの聖地のような場所らしくたくさんの自転車乗りが来ていた。

地図を見ると、海岸線の道はさらに続いているようなので進んでみたが、「私有地のため立入禁止」の表示があったので引き返す。一路和歌山市駅を目指すが、途中から小雨も降りだしたので、雨宿りを兼ねてラーメン屋に寄ったりしてチンタラ々々行く。有吉佐和子の小説の題名にもなっている紀ノ川を渡ると、もう和歌山市駅であるが、まだ1時であり、このまま四国に渡るために港に行くと時間があ早すぎるので加太までの南海電鉄の支線の往復もしておいた。
加太から戻ってもまだ1時間以上待ち時間があったので、和歌山城にも行ってくる。和歌山城はだいぶ以前に職場の同僚が和歌山に転勤になった後に和歌山に会いに行った際に行っているはずなのだが、全く記憶がないので二度目であっても新鮮な感じがした。天守閣も登ってみたが、印象としてはあまり堅牢さを感じさせない城であった。石垣の傾斜も緩く簡単に登られそうだし、枡形という敵を四方から攻撃できる通路の造りもないようだった。これは和歌山という位置が対西国外様大名の防衛ラインとしては重要性を欠いていたからかもしれない。

お城でゆっくりし過ぎたせいか、フェリーへの乗り継ぎがギリギリでヤキモキしてしまった。港までは南海の支線で向かったが、今日は南海電鉄の本線と支線三本を乗車するという鉄チャン顔負けの一日で、夕陽を見ながら和歌山湾を横断するという経験もできて盛り沢山の内容だった。

明日は西日本の二百名山全山登頂達成の第一弾として東赤石岳を関川駅から自転車も利用して往復するということで、今夜は高松まで移動して明日に備えることにした。
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