英彦山
九州の二百名山で唯一の未登となった英彦山を登るために早起きして何本もの列車を乗り継いで最寄り駅の添田に向かう。乗車した列車が走った区間はほとんどが未乗車区間だったので一石二鳥だった。実は元々の最寄り駅は彦山駅だったが、数年前の水害で日田彦山線が添田~日田が不通となってしまったため(同路線は以前に完乗済)、現在は添田駅が最寄り駅となってしまったため、登山口までは12キロもあることとなり、疲労の蓄積も考えてタクシーを利用することを予定していた。ところが、添田駅に着いてみると不通区間は代行バスが走っているというではないか。これならば彦山駅から登山口までの距離は8キロ程度なので自転車で行くことにした。
登山口までの勾配もそれほどキツクはなかったので苦労はしなかったが、苦労したのは登山口を見つけることであった。登山口の表示は一切なく、英彦神社関係の○○宮という表示ばかりだったので、どこを登ればいいのかさっぱりわからない(後でわかったのだが、もっと下のロープウエイ横の参道がメインの登山口のようであった)。少し上まで行った所にキャンプ場があったが、今は閉鎖中で誰もおらず道を聞くこともできず、あきらめて少し下に戻ると車が何台か停めてあるので、このあたりが登山口かなと思って登り出すと神社に出て、大勢の人が正月用のしめ縄を作っていた。
ここからようやく登山道となるが、今回登る英彦山は標高も1200メートル以下と低く、今回登ってきた四国九州の二百名山と比べると奥深くもないせいか、全くファイトが出ず、あえぎあえぎの登りとなる。これではいかんと早めのお昼をとるとようやく元気が出てふだんの登りができるようになる。ところが、頂上直下で登山道にローブが張ってあり、「作業中のため通行禁止」と書いてある。「ここまで登らせておいてそれはないだろう」と自己責任で登りつづけることにする。頂上まで着いてわかったのは、頂上の社が倒壊の危険があり、人が社に立ち入って事故が発生するのを避けるために通行禁止としているらしいということである。社のある北山よりも若干高い南山を往復してから同じ道を下山する。
添田までは代行バスを利用せずに直接降り、福北ゆたか線、若松線(いすれもかつては筑豊本線と称していた)と乗り継いで、九州地方の二百名山とJRの路線の全てを終わらせて関門トンネルをくぐって九州を後にした。本当は関門トンネルは歩きと自転車で通過したかったのだが、時間が遅くなってしまったために断念した。ただ夕方から激しい雨が降ってきたので、時間があつてもトンネル通過の前後が厳しかったかもしれない。
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