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2023年1月

2023年1月14日 (土)

坂東33箇所札所巡り 33番那古寺

坂東33箇所札所巡りは以前に1番から33番まで回っているし、これに四国88箇所、西国33箇所、秩父34箇所を加えた188箇所は全て回っているのだが、秩父を除くと他は一筆書きで回っていないので、自宅から比較的近い坂東だけは一筆書きに挑戦しようと思い立った。ただ一筆書きといっても、連続して回るわけではなく、近場は日帰りで、遠方は数日間をかけて歩いて、前回の終了点からスタートするという擬似的な一筆書きである。

 

札所巡りの順番は前回とは逆に33番から後戻りすることとし、寒気の厳しい冬場は関東南部を、気候の温暖な春秋は関東北部を歩いて(夏場はどこでも暑いのでお休み)、1年間で終わらせる計画である。33番から32番までは70キロ以上あって数日間の行程となるので、途中の温泉で妻と落ち合うこととして家族サービスも兼ねることとした。

 

初日は早朝の電車で房総半島の南端付近を目指すのだが、途中の乗り換え駅で寝過ごしてしまい、乗り換えに失敗して1時間ほど時間を無駄にしてしまい前途多難を思わせるスタートとなった。気落ちを切り替えて那古船形駅で下車して33番札所(那古寺)に向かう。ここは駅から15分ほどの至近距離にあるが、こんなに駅から近い札所は湘南地区にある札所と都内唯一の札所である浅草寺くらいである。

 

今回の札所参拝で今までと異なるのは、御朱印をもらうことにしたことである。御朱印をもらうには3時くらいまでに目的の寺に着いていなければならないので、日程の余裕のなかった今までの札所参拝ではパスしていたのだが、今回は日程に余裕を持たせて「正式」の札所参拝をしてみようという気になったのである(年のせいかな)。
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那古寺からは進路を東にとって房総半島を横断して外房を目指す。半島は海岸線以外は丘陵地帯となっているが、高度自体は低いので比較的平坦な道が続くので楽である。数時間は歩いて前方に外房の海が見えてきた時はさすがにホッとした。

 

外房に出ても今夜の泊まり場である安房鴨川まではまだ遠い。水平線に日が沈んで夜間歩行となってしばらくすると、妻から連絡があり夕食時間間に合うようにと催促を受ける。やむなくジョギングモードに切り替えたので夕食時間には間に合ったが、その際に古傷のくるぶしを少し痛めてしまったようである。
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翌日の宿は同じ鴨川市内ではあるが少しグレードアップしたので、滞在時間を長くしないと勿体ないということで、歩くのは早めに切り上げて宿に入ることにした。当初は勝浦あたりまで行くつもりだったが、昨日の最後のジョギングで足を痛めたため安房小湊までしか行けなかった。

 

最終日は安房小湊までバスで戻り、日蓮上人生誕を記念した誕生寺を訪ねた後に房総半島を北上して次回の32番札所の最寄り駅となる三門まで30キロ近くを歩いた。
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2023年1月 9日 (月)

東海自然歩道派生コース 曽爾から加太まで

昨夜は早く寝たので深夜から目が覚めて四時過ぎには宿を出発する。夜明け前に名張駅近くのコンビニで朝食を取り、今日のコースを検討する。関西本線の伊賀上野駅までならば最短距離を取れば3時間ほどで着いてしまうが、せっかく来たのだから、途中からでも派生コースに戻ることにした。

 

派生コースは青山高原を南北に縦断するので、まずはその最寄駅を目指して青山町方向に向かう。青山町駅から北上するが、三重県から取り寄せた自然歩道の地図は奈良県のものと違いデフォルメされた概念図なので、どこに自分がいるのかさっぱりわからない。新大仏寺は三重県作成の地図にもグーグルマップにも載っているので、そちらを目指すことにした。
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新大仏寺から関西本線の柘植駅までは15キロと表示されていたので、少し先から左に下っていく道が駅まで一気に下るものだと思い込んで気が緩んでしまったが、実際は五キロほどは緩やかな登りが続くのには参ってしまった。一度緩めた気持ちを立て直すのは容易でなく、何度も歩いてしまった。

 

こんどこそ本当の下りを進んでいくと、柘植駅よりも隣の加太駅に近い地点に降り立ったので、加太駅に向かうことにした。加太駅からは本コースが通っている地点まで往復しておいたので、これで本コースと派生コースは繋がったことになる。

 

今回は途中は室生寺ほか数カ所で派生コースと合流したに過ぎないが、派生コースをまともに歩くと10日近くはかかってしまうので、自転車利用とはいえ、三日間で終わらせるのには、この程度の端折りはやむを得ないだろう。

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2023年1月 8日 (日)

東海自然歩道派生コース 奈良から曽爾まで

今日の行程は時間が読みにくいので早出をしたかったのだが、奈良駅を出発したのは8時を過ぎでしまった。今日の派生コースの前半は「山の辺の道」と名付けられていて、笠置山地の麓を南北に縦断しているのだが、多分、自転車では通れない道だろうと思って、天理・桜井方面に向かう舗装路を南下した。

 

桜井あたりから道は東に向かい、西国三十三箇所になっている長谷寺や室生寺付近を通って三重県に抜けている。ただ長谷寺はコースを少し外れた所にあるので、既に訪問済みでもあり今回は割愛、室生寺は入口までは行ったが、こちらも訪問済みということで、参拝料をケチって中には入らず。もっとも前回の記憶は全く失っているのだが
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室生寺から先は少し登れば反対側の谷へ降りられるのだと思っていたら、予想外の長い登りを強いられ、トンネルにつながる道路との合流点が見えてきた時はホッとした。当初の予定では三百名山の倶留尊山にも登るつもりだったが、時間不足から諦めて倶留尊山の西側にある宿に泊まることとなった。派生コースは峠を越えて倶留尊山の東側を北上するので、明日はゴールまでは派生コースとかなり外れて進まざるをえなくなる。

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東海自然歩道派生コース 石山から奈良まで

東海自然歩道は昨年中に一応完歩したのだが、三重県南部から奈良県を経て滋賀県の本コースに戻る派生コースが未踏だったのでやってみることにした。ただ歩くとなると日数を要するので、自転車でいくことにした。その代わりというか、自転車で通れないところは舗装路を大廻りして通ることにした。

 

スタートは本コースの途上にある東海道本線の石山駅である。しばらく進むと石山寺に着くが、このあたりは西国三十三札所で通っているので見覚えがあった。ところか、その先の派生コースがわからなかったので、適当に進んでいると京都から奈良に向かう道路に出たが、本来のコースよりも大分西寄りに進んでしまったらしい。

 

やがて奈良市内に入ったが、今日のゴールは昨年行き損ねた春日大社とすることにした。六時近かったので社の扉は閉まっていたが、横に回り込むと照明がついていたので証拠写真は撮ることができた。
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これで今日の課題はほぼ終えたと、駅近くの駐輪場に自転車を停め、大事なものが入っているバッグをハンドルから外し、駅前に食事に出かけた。

 

食事をしている途中でハンドルから外したバッグがないことに気付いた。バッグには金目のものはないが、自転車を収容する袋が入っており、それがないと自転車を車内に持ち込むことができなくなるので、自分にとってはかなり重要なものなのである。

 

食事もそこそこに駐輪場に戻ったが、バッグは見当たらず窮地に追い込まれる。拾った人からの届け出はないかを交番や駐輪場の管理会社に聞いてもないという返事だったので万事休すである。ダイソーでビニールシート、粘着テープ、紐を買ったので、応急の収容袋は出来そうだったが、パンク対応の用具一式もバッグの中なので、駅から離れた所でパンクしてしまうとタクシーを呼ぶにしてもやっかいである。

 

非常態勢で翌日を迎えるつもりだったのだが、交番から電話があり落とし物が届けられたとのことで一安心する。後はやり残した仕事である阪和線の支線である東羽衣から鳳までのわずか1.7キロを乗るために大阪方面に向かう。昨年末にJR全線乗車を達成したと思ってたら、この区間だけ未乗車であることに帰宅してから気付いたので、今回の目的の一つとしていたのだ。
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無事目的を果たし、居酒屋で一人祝杯をあげたのはもちろんである。

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