坂東33箇所札所巡り 32番清水寺、31番笠森寺
今回は1月の続きで、外房から内房へ房総半島を西に向かって横断するコースである。前回のゴールである三門駅から32番札所の清水寺を目指す。1時間強で着き、山門までも大した登りがなかったので楽だった。前回の半島横断は南部で距離が短かったため半日で終わったが、今回の半島横断は二日がかりとなる。清水寺から今夜の宿までは20キロほどあるが、途中に大多喜城があるので退屈しのぎに寄り道していくことにした。



大多喜城は徳川四天王の一人である大久保忠勝の居城である。現在は臨時休館中で中には入れなかったが、美しい城で外から見るだけでも楽しかった。城からホテルまては10キロちょっとなのだが、途中で道を間違えて30分以上時間をロスし、途中の峠越えにも時間を要したため、ホテルに着いた時は真っ暗になってしまった。

今晩のホテルはゴルフ場に隣接しており、宿泊客もゴルファーが大半のようで場違いの気がしないでもないが、他の泊まり客と顔を合わせることもないだろうから問題はなかろうと考えた。ただホテルの周りには飲食店がないようなのでどうしたものかと思っていたら、隣接するゴルフ場の中に居酒屋があって部外者も利用できるようなので、そのつみもりでいたところ、ホテルのすぐ手前にグーグルマップでは検索できなかったコンビニ(デイリーヤマザキ)があって弁当を買えたので、居酒屋で他の客のゴルフ談義を聞かずに済むことができた。
翌朝は昨夜に買っておいたカップラーメンで空腹を紛らわしてからホテルを出て、30分ほど歩いた所にあるコンビニでしっかりと朝食をとる。お腹も満たしてチンタラと歩けば31番札所の笠森寺に着く。かなりの高さの石段を登っていくとお城を思わせる建物の前に出るが、本堂まではさらに高い外階段を登らさせられる。


賑わっていた笠森寺を去ると、途端に人とは会わなくなるが、代わりに車だけは引っ切りなしにすれ違う。ゴールの久留里線まで20キロ以上の単調な歩きが続くので、眠気防止にタブレットの音楽を聴きながら行くが、だんだんとアップダウンがひどくなってくるので、単調な気分は多少は和らげられようになる。前回の半島南部の横断は山裾を巻いていくのでアップダウンは少なかったが、今回は半島中部の横断なので、アップダウンもそれなりに大きいようだ。
夕方には久留里線まで達したが、次回の行程を考えてもうひと頑張りして木更津の手前の横田駅まで進み、木更津駅前の居酒屋でホテルでもらったクーポン券を使わせてもらった。
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