対馬・壱岐「クルージング」
福岡発着のニッポン丸による隠岐・五島クルーズに申し込んだところ完売だったためキャンセル待ちとなったが、キャンセルが出ることを見越して福岡までのフライトは確保しておいていた。なかなかキャンセルがでないので、その場合は確保したフライトを活かすため対馬・壱岐旅行に切り替えることにした。結局キャンセルは出なかったので思いがけずの対馬・壱岐旅行に行く羽目となってしまった。
参拝後に小一時間歩いてバス停に戻ったが、このままホテルに戻っても時間を持て余すし、1日乗車券もあることだしと、北部の比田勝まで往復してから厳原に戻った。

途中で横を通った遺跡公園は、印通寺港での待ち時間を利用してレンタサイクルで行ってみようかとも思った所であるが、休館との表示がでていたし、バスからも復元した住居は見られたので(明日の吉野ヶ里遺跡ではもっと本格的な遺跡が見られるだろうし)、パスすることにした。おかげでママチャリで急坂を登ることは免れることができた。
初日は博多に到着後に太宰府天満宮に立ち寄ったが、日曜日ということもあってか、大勢の参拝客であふれていた。あいにく、本殿は修復中ということで実物大の写真が飾られていたが、裏手に回ると実物が眺められ、有名な「東風ふかば~」の和歌で名高い梅の木も植わっていた。

帰りは博多随一の繁華街である中洲で郷土料理を楽しむつもりが、お目当てのイカが入荷していないということで、急遽川端でのビュッフェスタイルでの食事となり、明るいうちにホテルに帰り着いた。
2日目は対馬までの「クルージング」であるか、ニッポン丸での豪華船旅とは真逆の二等での貧乏船旅である。対馬までの航路は高速船により直行するものとフェリーによる壱岐経由のものがあるか、前者は当初自転車を輪行する予定だったので(妻の反対で断念したが)、高速船が対馬北部到着後に中心部である南部の厳原までの90キロの1日での走破は時間的に厳しいと判断して、南部に向かうフェリーを選択していた。

フェリーに乗船していた客のほとんどは壱岐で下船したので、対馬まではがら空きで行くこととなった。壱岐を離れると完全に外洋に出た雰囲気となり、周辺には島影も見えなくなるが、しばらくして遠くに島影が現れると対馬であった。フェリーが到着した対馬南部の厳原(いずはら)は対馬全体での中心地である。ホテルに着いたのは三時頃だったので、近くの博物館などを見て回った後に寿司を食べに行ったが、回転寿司しかなかったのは残念であった。
三日目は対馬旅行のハイライトとなる和多都美神社と烏帽子岳展望所が主目的となるが、バスの発車が11時頃となるため、それまでにレンタサイクルを利用して市街地周辺にある朝鮮使節の資料館、対馬藩主の墓地、武家屋敷跡を回ったが、効率的に時間を活用できた。対馬交通のバスは1日乗車券が1040円で購入できるが、前記の観光名所の近くまで行くだけで軽く元が取れるという便利なものてある。ただ展望所まではかなりの距離と登りがあるのでタクシーを利用た。
展望所付近はコロナ前は韓国の旅行者を中心に大賑わいで、2坪程の展望所は立錐の余地もないほどだったそうだが、今日は我々だけの貸切で静かなものであった。ただあいにく霞がかっていることもあり、韓国まで見渡せることはできなった。その代わりというか、島々が浮島のように散在している風景は他所では見られないものであった。

展望所から下りて待ってもらっていたタクシーで和多都美神社まで送ってもらってから参拝したが、こちらも他の参拝者はいなかった。竜宮伝説に由来しているとのことてわあるが、海の中に鳥居があったりしてユニークなところであった。

参拝後に小一時間歩いてバス停に戻ったが、このままホテルに戻っても時間を持て余すし、1日乗車券もあることだしと、北部の比田勝まで往復してから厳原に戻った。
最終日は壱岐経由で唐津に向かう。3日間滞在した対馬を離れるが、随分長くいたようにも感じられる。壱岐はわずかの滞在の駆け足であるが、対馬からの到着は東側の芦辺港であるのに対し、唐津への出発は南側の印通寺港で、その間は20分ほどではあるがバスで移動するため小旅行の気分も味わえる。

途中で横を通った遺跡公園は、印通寺港での待ち時間を利用してレンタサイクルで行ってみようかとも思った所であるが、休館との表示がでていたし、バスからも復元した住居は見られたので(明日の吉野ヶ里遺跡ではもっと本格的な遺跡が見られるだろうし)、パスすることにした。おかげでママチャリで急坂を登ることは免れることができた。
印通寺港では海の幸を味わおうと寿司屋を探したが、2軒とも昼間は営業しておらずラーメン屋で済ませることになった。食後に港近くの観光名所を何カ所か廻ってから唐津行きのフェリーに乗り込んで、対馬・壱岐の「クルージング旅行」を終えることになった。
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