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2023年5月25日 (木)

札所空白部分の踏破

 今回は札所巡りではなく二日間の舗装道路歩きである。というのは、銚子と土浦にある札所間の距離は90キロ近くあり、前回はそのうち30キロ近く歩いたので、今回は二日間で残りの60キロを歩くことにしたわけである。

 

最初はしばらくは千葉県側を歩くが、前回とは逆方向とはいえ同じ道は歩きたくなかったので土手を目指す。ところが土手との間には狭い用水が流れていて渡れず、やむを得ず歩きにくい畦道を進まなければならなかった。しばらくしてようやく土手につながる道に達して土手の上の舗装路を歩くことができるようになった。

 

土手の上を歩いていると間もなく見覚えのある所に出た。前回はレストランに向かうためにここから土手を離れて国道に向かったのだ。前回歩いた土手の道をしばらく進むと、橋が架かっていて茨城県側に渡ることができた。そこからはやっと茨城県側の土手を歩くことができた。前回も茨城県側は歩いているのだが、利根川からはかなり離れた所を歩いてきたので、利根川沿いの道を歩くのは初めてである。
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500メートルごとに標識があるので精神的にも楽なためか行程も捗り、いつしか川から離れて道は北に進路を変えはじめた。やがて、前方に街が現れて飲食店も散在するようになる。そろそろ夕食の時間も近いということでたまたま通りかかったバーミアンに入ることにした。朝からまともなものを食べてなかったのでしっかりと食事をしたが、ビールは控えることにした。というのは、今夜の泊まり場まではまだ五キロほど歩かなければならないからである。

 

バーミアンを出て歩きだした途端に足に異常を感じた、左足のかかとに豆ができてしまったようで、一歩歩くたびに痛みを感じるようになった。本来ならばなんでもない五キロの道に苦労してえらい時間をかけてようやく目的地である霞ヶ浦の一角にたどり着いたので、早速テントを張って初日の行程を終えた。

 

翌朝起きてみると足の豆の状態は芳しくない。前夜に水泡の水を抜いておいたにもかかわらず、かかとに荷重すると痛くて歩けない。これではリタイアかと思ったが、土踏まずの部分に布を重ねて靴底に敷いたところ、荷重してもかかとには当たらず歩けることを発見、これでなんとか歩けそうだ。

霞ヶ浦の南側を土浦目指して歩いていく。霞ヶ浦の北側は霞ヶ浦マラソンで何度か通っているが、南側は初めてだ。奥に望めるつくば山方面の山並みの眺めだけが気晴らしである。
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夕方に霞ヶ浦駅に到達し、なんとか銚子から土浦までの札所空白部分を踏破することができた。

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