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2023年8月 1日 (火)

鷄冠山

山梨百名山で唯一登ってなかった鶏冠山(とさかやま)に登ってきた。一般登山道がなく、山梨百名山最難の山とされているが、ローブや鎖が多すぎるほどあり(写真の第二岩峰直下の鎖などは一度も触らなかった)、標識も完備している上に踏み跡もしっかりしていて、ある程度山に慣れている人にとってはどうということのない山である。
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私が山梨百名山の最難の山を選ぶのであれば、迷うことなく源氏山である。車を利用出来れば北側から丸川林道経由でハイキング程度で登れる山のようであるが、そうでない場合は、南側から長い尾根道を辿っても、最後の所で土砂崩れで道がふさがれ、そこを突破するのは自殺行為と思われるし、東側からのアプローチも、山腹の道は途中から廃道となっているし、尾根通しの道はアップダウンの連続である。 

鶏冠山自体は問題がないとしても、奥秩父の主稜まで縦走するとなると実に長く、途中で1泊する羽目となってしまった。狭い稜線でテントを張るスペースは皆無であったが、わずかに上半身だけは横になれるスペースを見つけて時間は早かったが行動を打ち切ることにした。

翌朝、主稜に達して54年前に山梨百名山を初めて登った山である甲武信ケ岳にも登ってきた(当時は百名山という呼称はまだなかったが)。
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甲武信ケ岳は名前の通り、山梨県、埼玉県、長野県にまたがる山で、それぞれ笛吹川(下流は富士川)、荒川、千曲川(下流は信濃川)の水源からの登頂もしたことがあるし、北側や東西に延びる稜線からの登頂も何度も行ったが、今回、鶏冠山からの尾根も登ったことにより、一般的なコースは全て足跡を残したことになる。

下山は刃渡り尾根を下り、近丸新道との分岐点では福ちゃん新道を選択したが、部分的にはずり落ちそうになる急な道だった。

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