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2023年9月 4日 (月)

富士山主杖流し

富士山には吉田口、富士宮口、御殿場口、須走口の四本の登山道が一般的であるが、それ以外にも主杖流しという溶岩が流れた跡が登られていることは以前から知っていたが、そろそろ登っておかないと年齢的に登るのが難しくなりそうなので、登っておくことにした。ネットで調べた限りでは特に難しくはないようだったが・・・

富士宮登山口の出発が1時と遅めだったが、ネットの情報では行動時間は6時間程度となっていたので、山頂に着くのが深夜になるとしても、どうせ頂上で仮眠するつもりだったので到着が遅くなることは全然問題視していなかった。六合目の小屋の手前で人の通行が少なくなった頃を見計らって、立入禁止と書かれたロープを跨いでブル道に入る。小一時間ほど歩いた所でブル道は右に大きく迂回するが、主杖流しに続く道(お中道巡りが歩かれていた頃の名残の道)は細々とした踏み跡が続いている(マーキングはしっかりしているが)。

途中で踏み跡を見失ってしまったが、途端にあり地獄のような滑りやすい砂地を歩く羽目になる。しばらくして踏み跡を発見して順調に歩けるようになったが、それも束の間で再び踏み跡を見失ってしまった。一般登山道と別れてから2時間近く経っており、時間は4時を回っているというのにまだ目的のコースに入れないことに多少焦りを感じるが、ここで踏み跡を探して時間を浪費するよりも、富士山の方角を目指してやや西寄りを目指せば、主杖流しに合流するだろうと考えた。

ブッシュのない斜面を登っていくと、主杖流しと思われる沢と合流する。
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他にも溶岩道はあるらしいので、ここが主杖流しであると断定はできないが、多分間違いないだろうと登り続ける(主杖流しの入口にはペンキで表示があるらしいが)。溶岩の流れた跡と言ってもつるつるの一枚岩というわけではなく、結構凸凹がある上に傾斜も緩いので岩登りということもなく、ストックを突いたまま登って行ける。

夜になっても登り続けたが、登りやすい所を登っているうちに主杖流しを離れて尾根状の所を登っていることに気づいたが、暗闇で主杖流しの場所が判然としなかったので、そのまま登り続ける。何時になっても構わないので頂上まで行くつもりでいたが、8時過ぎに岩が庇状に張り出していて上部からの落石の心配のない絶好のビバーク地を発見し、ここで一夜を過ごすことにした。三島の街の夜景と星空を眺めながら持参したビールを飲める五つ星?のねぐらである。ただし、天井が低いのでヘルメットを被り放しでいなければならないのが玉に傷であるが・・・
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しばらく仮眠してから暗い中を出発する。ビバーク地は隣の富士宮登山道では七合目に相当する高度なので、頂上まではまだかなりあることを覚悟する。しだいに明るくなってきたが、南側の斜面を登っているため日の出を見ることはできない。その代わりに斜面全体を眺めることができたが、尾根と谷の違いはほとんどなくなり一様な大斜面が山頂まで続いているのが見て取れる。ただ麓の方に目をやれば、白い線が自分の足元近くまで続いているのが見て取れるので、主杖流しを登ってきたのが確認できた。

隣の富士宮登山道の尾根が眺められるようになったので、それに気を紛らわしながら登っていると、突然頭上に頂上の旧測候所の建物が見えてくる。見たところではそれほど遠くはないようにも思えたが、標高差を確認すると200メートル以上はあり、まだまだ時間がかかりそうだ。じっと我慢して登っていると、富士宮登山道から登って来る登山者も見えてくるようになる。しかし、近いように見えても、そこに達するまでには歩きにくい岩と小石混じりの斜面を登って行かなければならない。

頂上に着いたのは9時を回ってしまった。当初の予定では二日目は吉田口を下りて五合目からは精進登山道を青木ケ原方面か朝霧高原方面に向かおうと思っていたが、予定が遅れてしまったので富士宮登山道を下り、今シーズン最後となる三島行きのバスで帰ることとなってしまった。
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