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2023年10月

2023年10月31日 (火)

関東ふれあいの道 東京都コースNO3まで

今年から始めた関東ふれあいの道歩きは坂東33札所巡りの際に近くの所や重複する部分は歩いたりしていたが、各都県にあるコースのうち距離が最も短い都内の7コースは年内中に歩いてしまって、踏破の認定を受けようと考えた。都内のコースは、まだ暑い時期にNO1のコースの神奈川県との境を歩いて高尾山まで縦走したが、今日はその続きである。大杉垂水から歩きだして城山からNO2のコースに入る。このあたりは陣馬山までは昔はトレランのトレーニングで数えきれないほど歩いた(走った)ところであるが、今回が歩き納めになるかもしれない(他に行きたいところがたくさんあるので)。

城山から一度小仏峠に下りてから急な登りで景信山に着く。
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何度も登っている所だが写真は撮ったことはないので、踏破認定を受けるための頂上標識をバックにした写真を撮ってから陣馬山方面に向かう。陣馬山を過ぎるとめっきり人は減るが、それでも何人かとはすれ違う。陣馬山では始めてザックを降ろして休憩する。ここまではコースタイムよりは休憩時間を含めて40分早くついていてまずまずである。もっともトレランのトレーニングに来ていた頃はコースタイムの半分以下の時間で来ていたものだが。

 

昼食後に和田峠まで大きく高度を下げてから生藤山を目指して急な登りとなる。頂上はNO3の撮影ポイントなので、認定を受けるために写真を撮る。
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ここから浅間峠までは下り一方かと思ったところが、結構アップダウンがあって時間がかかる。浅間峠はトレランのハセツネカップ(日本山岳耐久レース)の第一関門があるところで懐かしかった。ここからは稜線を離れて上川乗のバス停を目指しての急降下となる。バス停に着くと次のバスまでは1時間近くあり自販機もなかったので、二つ先のバス停まで行って途中の自販機で喉を潤し、行動食の残りを食べて空腹を満たしてしばらくするとバスがやってきて今日の歩きは終わりとなる。東京都の残りのコースは四つだが、比較的短いコースが多いので、後二回はどで踏破できそうだ。

 

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2023年10月25日 (水)

関東ふれあいの道(赤城南面の道)と渋川駅までの札所巡り一筆書き歩き

札所巡りの札所間移動の一環として赤城南面の関東ふれあいの道を最初に考えた時は山頂近くの大沼のキャンプ場にテントを張るこつもりだった。しかし、この時期に山頂近くにテントを張るとなると、かなりの防寒具が必要で荷物が重くなるので、変則的ではあるが麓のホテルに荷物は預け、山頂と麓は片道だけはバスを利用することにした。

前橋駅近くのホテルから上毛鉄道の始発電車で赤城駅まで移動して、赤城山を目指す。2時間ほど歩いて群馬県のふれあいの道24番の起点であるサクラソウフラワー公園に着く。このあたりのふれあいの道は歩く人も少ないらしく、指導標もほとんどない。公園からしばらく歩いて赤城神社に着く。ここはこのコースの撮影ポイントで、県内のふれあいの道の踏破の認定を受けるためには、全コースの撮影ポイントでの申請者の顔入り写真が必要となるのだ。最初に見つけた鳥居の前で写真を撮ったのだが、本物の神社はもう少し奥まった所にあるようなので、そちらの鳥居の前でも写真を撮る。
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ここからは自動車道も本格的な登りとなるが、地図上ではバス停までは15キロあって、最終の発車時間までは約四時間なので、時速四キロで歩く必要がある。坂道を時速四キロで登るためには、ある程度頑張らなければならないので、ギアを切り替える。

1時間ほど歩いた所で時間を計ると時速四キロは出ているようなので、この分ならば最終バスにはなんとか間に合いそうであった。ところが、そこから少し進むと右方向に分かれる舗装路と出会う。方向を示す標識はないので、どちらに向かう道かはわからなかったが、地図の歩行モードで検索すると、バス停までは直進するよりも距離は1キロほど短く表示されている。等高線入りの地図はダウンロードしてこなかったが、地図表示ではニキロ短くなっていても、山道に入れば速度は落ちることは十分予想された。しかし、悪魔の囁きには抗しきれず、そちらの道に進むと言う痛恨の選択をしてしまった。道は緩やかながら下っていき厭な予感がしたが、もう引き返すという選択はなかった。

しばらく進むとハイキングコースの登り口があり、歩きやすい道だったので、ひょっとしたら意外と早く着けるのではという淡い希望も湧いてきた。だが、それもアップダウンが出てくると無残に打ち砕かれてしまった。やがて夕闇が迫ってきたが、依然として登りは続いている。最高点を過ぎて下りになったが、バス停のある小沼方面にまっすぐ進むのではなく、沢に下ってからは沢沿いの道を進んでいかざるをえなくなる。標識は要所々々に着いているので、道を間違えたわけではないことは明らかだが、このまま進んでも埒があかないので、進路を変えて当初の自動車道の方向を目指すことにした。

強引に斜面を登って自動車道に這い上がった時は、既に最終バスは出ていたので、そのまま自動車道を最寄り駅まで降りていくという選択もありえたのだが、最終バスは終わっていても、もう少し下の方からは遅い時間でもバスは出ているようだし、そちらの自動車道に向かって斜面を横切る道も地図上にはあったので、そちらに向かうことにした。

最終バスが通り過ぎた後の自動車道に移れたのは7時過ぎで、前橋駅までの距離は地図で調べると30キロ弱となっていた。前橋のホテルには不用な荷物を置いたままであり、チェックインは昨夜終わっているので、何時に戻ろうがかまわないわけだが、とりあえずは駆け足で下ってみることにした。

ヘアピンカーブの連続する下り道で、下り始めた時のカーブの番号は45番だったが、1番まで駆け足で降りてきてもまだ下りは続いている。そこでグーグルマップで調べると、今のペースで降りた場合にはこの先のバス停の最終バスにも間に合わないことがわかった。どこかで前橋行きのタクシーを呼ばなければいけないことははっきりしていたが、下りの駆け足はさほど体にダメージはないようなので、もうしばらくは駆け足でおりることにした。

しばらく進むと、前方に赤い鳥居が見えてきた。今まではタクシーを呼ぼうにも、現在位置を運転手に知らせる術がなかったので、タクシーを呼ぶのはためらわれたが、ここならば絶対にわかるはずだと思いタクシーを呼ぶことにした。前橋駅までは約八キロ弱の地点であり、このまま駆け足で進んでもホテルに戻るのは日付が変わってしまうので、タクシーを呼ぶのはいいタイミングであった。

ホテルの近くまでタクシーで戻ったのは十一時前だったので、近くのニンニク屋てステーキを注文して生ビールで帰還を祝う。今日の行程は登り下りで60キロ近くとなり、ちょっとしたトレランレース並みであった。この疲労が一晩でどれだけ取れたかによって、翌日の行動を考えることにした。

当初の予定では翌日は最終バスに乗ろうとした地点まで始発バスで戻って、大沼経由で関東ふれあいの道を伊香保温泉の下まで進むつもりだったが、翌朝起きてみると、足を中心た疲労は半端なものではなく、当初予定の長丁場はとても無理だということがわかった。それに昨日は途中で降りてしまったので、その先から前進しても歩きは繋がらなくなり、坂東札所を一筆書きで繋げるという目的は果たせなくなる。そこで考えついたのは、関東ふれあいの道の歩き残した所は後日に回し、昨日降りてきた付近から渋川駅まで歩いて次の水沢寺巡りに繋げて一筆書きを維持するというものであった。これならば、歩くのは13キロ弱なので、なんとか歩けそうである。

時速三キロにも達しないスピードでしか歩けなかったが、赤城山や榛名山の眺めに助けられてなんとか明るいうちに渋川駅に着くことができた。今回は前半の関東百名山も後半の関東ふれあいの道もミスが続いて散々な目にあったが、なんとか最低限の目標は達成できたので良しとしよう。
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鳴神山と根本山

前回の札所17番(満願寺)から次の16番(水沢寺)までは最短距離でも80キロ以上あるが、今回は最短距離はとらずにあえて寄り道をすることにした。というのは、11月上旬に妻と水沢寺よりも少し北方の地元杉並区が提携している保養施設に行くので、水沢寺はそれまでは残しておく必要があるからである。そこで、今回は関東ふれあいの道の群馬県コースのうちの赤城山南面の道を辿ることにして、その前に桐生北方にある二つの関東百名山を登っておくことにした。

関東百名山の昼神山と根本山をバスを利て一日で登ってしまうためには接続時間が重要になる。まずはハイキングの対象て良く登られている昼神山から登ることひする。バスの終点で降りたのは私一人だけたが、少し先の登山口には何台も車が止まっている。ほとんどが群馬ナンバーだが足立ナンバーの車も止まっていた。

コースタイムは1時間ちょっとの低い山だが、数人の登山者においぬかれる。自分もほぼコースタイム通りに登っているのだが、トレランブームの影響か最近の若い登山者はめったやたらに早い人が多いように感じる。

頂上に着くと二人のハイカーが休んでいたが、私は先を急ぐのですぐに反対側に下山する。

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反対側の下山路のコースタイムがわからないので、とにかく急いで降りて林道に着いた時は根本山方面のバス停の発車時間の40分前で距離は五キロ弱であった。駆け足で降りて、前方にバスの通る道路が見えた時は発車時間(と思っていた)まで5分あったので、もう間に合ったと思った。

ところが、その直後にバスが通り過ぎて行くではないか。そういえば、先ほど乗った昼神山のバスもだいぶ早く着いたので、こちらのバスはみんなそうなのかと思ってバス停に着いてみると、なんと私が発車時間を5分遅い時間で記憶していたのであった。次のバスまでは2時間近くあったので、どうしたものかと思ったが、ちょうど近くにラーメン屋があったので、そこでしっかりと食事して時間を潰した。

2時間遅れのために登山口に着いた時は暗くなっていたが、尾根道のため迷うことはないだろうと登りだす。またしても夜間登山となってしまったが、迷うこともなく、登山を終えて余分な荷物を置いた所まで戻ってテントを張る。

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翌朝はバス停まで三キロほどの道を下ったか、さすがに前日の深夜労働が堪えて下りであるにもかかわらず辛かった。バスで桐生まで戻り、札所間の歩きに移るのだが、前回は桐生の手前の小俣までしか行けなかったので、荷物は駅の待合室に置いて空身で移動して、戻ってから荷物を回収することにした。

 

小俣に戻って桐生川の畔まで来ると群馬県の標識が見え、長かった栃木県内の札所巡りも終えることになる。桐生駅に戻って荷物を担いで歩き出すと、昨日の無理がたたって途端に足が重くなる。今日の予定は翌日の赤城南面の関東ふれあいの道歩きに備えて上毛鉄道を行ける所まで行くつもりだったが、最低限の赤城駅まではなんとか歩くことができた。

 

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2023年10月18日 (水)

鉢伏山

今回登山を予定している鉢伏山と鉢盛山はいずれも北アルプスの周辺の山で過去にも登ろうとしたことがあるが、アプローチの事前調査が不十分のため時間切れで登頂できなかった山である。初日は朝東京を出発するので行動時間が短くなるため、2000メートルを切る高度の鉢伏山を登ることにした。出発点の松本駅と登山口である扉温泉との標高差は約千メートルあり、市街地を抜けると次第に傾斜がきつくなってくる。雨はあがっているか、雲は厚く遠くの山並みは見えない。ただ横手には山頂から市街地に伸びる長大な尾根が望め、以前に登ろうとした時は頂上まであまりにも遠いため登頂を断念したところである。

 

3時間以上かけて扉温泉に着いた時は二時を大きく過ぎており、ここから歩きとなる。地図でのは頂上まで2時間となっているので、暗くなる前にはなんとか戻れるかなと甘い観測をしてしまう。歩きだした時は青空も見えていたのだが、まもなく曇り空に戻ってしまう。道はしばらくは歩きやすい広い道だったが、途中から沢の方へ下っていくと道は不鮮明になってくる。実は正しい道は沢には下らずにそのまま尾根の方向に向かうのであったが、分岐点には標識もなく下っていく道の方が鮮明だったので間違ってしまったのである。

 

沢の流れは次第に細くなってくるが、沢沿いに進むと先は長いように思えたので、右手の草混じりの斜面を登って先程別れた尾根に辿り着いた。ここから先はまた広い緩やかな尾根を登っていくのだが、頂上までは1時間近くかかってしまい、無人の頂上に着いた時は真っ暗になってしまった。頂上は風も強かったので証拠写真を撮ってすぐに下山に移る。
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登りの際に沢から別れて尾根に上がった地点の先くらいまでは道は鮮明で迷うこともなかったが、その先では道は不鮮明となり暗くて見通しもきかないために何度も道に迷い、そのたびに地図とにらめっこして正しい戻ることができたが、そのために時間がかかってしまい扉温泉に戻ってきたのは日付が変わる直前であった。登りのなんと倍近くの時間がかかってしまったことになる。

 

深夜の下り道を松本駅に向かって進み、駅近くのネットカフェに泊まったが、翌日は疲れが残っているため鉢盛山は断念し、今まで夜に近くから望んだだけで内部には入ったことがない松本城を見学してから帰ることにした。今回登れなかった鉢盛山は来年あたりに信越地方にある未登の300名山の三山を登った後に最後に登ってくることにしょう。
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2023年10月11日 (水)

栃木県から群馬県への札所巡り 最終日

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最終日は予想通りの雨降りであった。平地を歩くだけなのであまり影響はないのだが。まずは昨日の到達点の葛生まで電車で戻り、そこから歩き始める。今日は30キロ以上の行程だが、途中にはこれといった見所もないので、中間点の少し先の足利を目指すことにした。

 

足利市内に入るとJR両毛線に近づくので、いざとなったら電車で帰ればいいということで気楽になる。そこから先も長く小降りとなった天候の中をひたすら歩く。しだいに辺りは暗くなってきたが、この先も食べる所はなさそうだったので、コンビニ弁当をイートインで食べる。今回、まともな外食は昨日の蕎麦屋だけであった。

 

今回のゴールの桐生駅を目指してラストスパートと言いたいところだが、今のベースだと最終電車に間に合うかどうかは微妙である。ただ桐生駅のひとつ手前の小俣駅はまだ足利市内ではあるが、そこから少し先の川を渡れば桐生市で群馬県となるので、待ち時間で往復すれば目標の県境越えは果たすことにはなる。ただ結果的には、待ち時間がなく(1時間後の最終に乗るのなら別だが)県境越えとはならなかったが、ほぼ県境まで達したということでよしとしよう。

 

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2023年10月 9日 (月)

栃木県から群馬県への札所巡り 二日目

歩き始めは調子が出なかったが、次第に調子が上がってきた。昨日に続いての舗装道路歩きだが、山村のひなびた雰囲気とコスモスや彼岸花といった季節の花を楽しんで歩いたので退屈しなかった。途中唯一の飲食店である蕎麦屋で昼食を食べてから後半戦に移る。

札所までの間に一山越えなければいけないと思ってたら、トンネルかあったので助かった。最後はひと登りで17番札所の出流山満願寺に着く。時間は4時半になっていたので、果たして納経受付に間に合うか心配だったが、なんとか間に合った。ここから次の札所である群馬県の水沢寺までは80キロ以上あって札所間の距離としては最長である。
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今夜の泊まり場である佐野駅に向かう道はバスも通っている栃木駅に向かう道と途中で分かれるが、最初は山越えとなっていたのは想定外であった。2時間ちょっと歩いて佐野駅に着き、ホテルに荷物を置いてから食事に出かけたが、佐野といえばラーメンが有名だが、9時前だというのにラーメン屋はほとんど閉まっていて唯一開いていた店も満席で入れず、やむを得ずコンビニで弁当とビールを買ってホテルに戻って食事するはめとなった。

 

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2023年10月 7日 (土)

栃木県から群馬県への札所巡り 初日

今回の札所巡りは栃木県から群馬県に抜けるコースである。朝寝過ごしたため前回の終了点の間藤には1時間以上遅れてお昼前に着く。
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足尾駅までひと駅戻ってから進路を東に変えて粕尾峠を目指して標高差500メートルを登り出す。粕尾峠は昔は足尾と鹿沼を結ぶ交通の要衝だったそうだが、足尾から桐生を結ぶ鉄道(今のわたらせ渓谷鉄道)ができてからは重要性は低くなったとのことだが、結構車の往来はある。

しばらく登っているとヘアピンカーブに差し掛かる。自動車道通りに登ると時間がかかるので、直登でショートカットして時間を短縮する。峠には3時頃について、遅い昼食を摂る。
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峠からは長い長い下りである。登りに比べれば体力的には楽だが精神的には疲れる。特に暗くなってくると疲れが激しくなる。7時過ぎに背中の張りがひどくなったので、予定よりも五キロほど手前にテントを張ってしまう。

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