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2024年1月19日 (金)

南米大旅行がいよいよ始まる

南米までの直行便はほとんどないのて、南米へのアプローチは北米乗換が一般的だが、今回はパリ乗換となる。ウクライナ戦争に対する経済制裁への報復で、西側の飛行機はシベリア上空の飛行ができなくなったので、ベーリング海峡から北極圏を通ってヨーロッパに向かうことになる。そのため、一度日付変更線を跨いで前日に戻ってから、北極圏の経度間隔が狭い所を東に向かうため短時間で翌日になって日付が元に戻るので時差ボケが激しくなる。


パリのドゴール空港は巨大な空港だが、乗り継ぎ便のゲート表示が見当たらないので迷ってしまう。係員に聞いて乗換ゲートはわかったが、ラウンジのあるゲートとは随分と離れているようだし、ラウンジも飲物しかないようなので、3時間以上ある乗り継ぎ時間をラウンジですごすという予定はパヤとなってしまった。


パリ到着直前に機内で軽食が出たので特別空腹ではなかったが、売店を覗いて見ると、ジュース缶でも300円近くするので買う気を失った。円安の影響を肌身で感じたが、これから行く南米は日本同様に通貨が暴落しているようなので、こんなことにはならないだろうと期待する。


長い待ち時間を経て深夜のフライト便に乗り込み南米に向かうことになるが、今度も12時間以上の長いフライトである。眠ってしまえば、長時間のフライトも気にならないだろうが、時間の感覚がが完全におかしくなっているので、目が冴えて全然眠れない。今回の時差ボケ解消にはある程度の日数が必要なようだ。


サンチャゴ空港に着いて、まずはチリの通貨を少額換金しようと両替屋を探したが見つからず、空港の係員に代わりにATMを教えてもらう。チリの通貨ペソのレートも知らずに最低単位の一万ペソ(ネットで調べたら約1600円くらいだった)を引き出すが、8千ペソほどの手数料がかかっているのに驚く。金額に比例してかかるわけではないだろうが、手数料が高いとは聞いていたが、これではATMのキャッシングはカードが使えない買い物専用とし、通常の支払はカード払いとせざるをえないだろう。


昼食後に登山口のメンドーサ行きのフライトのチェックインをしに行ったが、私が買ったチケットは荷物代は入っておらず別料金が必要であった。航空券1万8千円に対して預け荷物二個で103ドルは高い気がしたし、登山靴を履いて乗れば預け荷物を一つとして、荷物代を半減することもできるのだが、元々大した金額ではないので、二つとも預けることにした。


飛行機の出発まではしばらくは時間があったので、プライオリティパスで利用できるラウンジに行く。軽食の内容はそこそこであったが、アルコールがなかったのが残念だった。


夕方に登山口メンドーサ行きの飛行機に乗る。1時間のフライトであったが、これでも国際線であり、アルゼンチンに入国したことになる。メンドーサの空港には迎えの車を頼んでいたので、ホテルに直行するが、ホテルの周りにはATMはないとのことなので、近くの比較的大きなレストランに行ってクレジットカードが使えることを確認してから入店する。メニューを見たが、スペイン語で書かれているので、何を注文してよいかわからない。辛うじてパスタの文字が見えたのでとりあえずそれを注文する。併せてビールも注文しようとしたのだが、全く通じない。タブレットをホテルに置き忘れなければ翻訳アプリを使えたのだが、これほど英語が通じないとは思わなかった。おかげで、ラウンジで飲み損ねたビールをまた飲めずに意図せざる休肝日となってしまった。


さらにパスタを注文してから30分近くしても一向に持ってこないので、注文が通ってないのかと心配したが、こちらは遅まきながら持ってきてくれたので、最悪の事態は避けることができた。

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