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2024年2月 4日 (日)

登山活動

1月27日

今日はベースキャンプ近くの5千メートル峰に登るのがスケジュールとなっているが、体力低下の自分にはとても無理と思われたものの、行ける所まで付いていこうと思った。ところが、ベースキャンプを出てすぐに皆に引き離されてしまう。ガイドからは、明日の行動にも差し支えるから、このあたりで引き返そうと言われ、やむを得す従うことに。

 

ベースキャンプに戻ってから考えた結果、このままベースキャンプに滞在しても、上部キャンプまで装備や食料を自力で担ぎ上げられない以上は、ベースキャンプで皆が戻るまで何日も待つのは、あまりにも無駄であると判断して、明日、皆がキャンプ1まで荷物を担ぎ上げるのに同行し(もちろん自分は荷揚げはしないが)、行ける所まで登ってベースキャンプに戻り、翌日ヘリコプターで麓まで戻ることにした。

 

余計な出費とはなるが、これが最善の策だと思われ、早めに下山して余裕ができた日程は、イグアスの滝をブラジル側まで足を延ばし、観光しながらブエノスアイレスに戻って、その後は予定どおり、バタゴニアトレッキングに向かうこととした。

1月28日

皆は今日はキャンプ1まで荷揚げに向かうのだが、私はキャンプ1までの往復のみということで、皆よりも1時間早くガイドと一緒に出発する。

昨日と比べるとだいぶ体調は良く、他の登山者に抜かれるのはいつも通りだが、自分としてはまずまずのぺーで登れ、本隊のメンバーに抜かれることもなくキャンプ1に着くことができた。もっとも本隊のメンバーは上部キャンプ用の食料を一人10キロかついでいるので、スピードが上がらないのは当然なのだが。

 

下りは別の道を下ったが、かなり急な道で時間短縮にはなるだろうが、神経はかなり使う道であった。登りは四時間ちょっとかかった所を半分ほどの時間で下れ、本隊よりも1時間半ほど早く下りることができた。

 

ずっと私に付き合ってくれたガイドにはプラスチックブーツと羽毛服上下をプレゼントすることにした。私が二度と使うことがないだろうから。

 

その後は、アコンカグア最後の夜をおしみながら、眠りに着く。

 

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