小樽からの帰京
7月15日
ガイド登山ツアーを離脱して今日は函館まで行くだけで余裕があるので、マッサンで有名になったニッカ余市工場に寄ってみる。
前に来た時と異なり、予約がないと正面入口からは入れず、10分以上遠回りする裏口まで歩かされた。しかも、無料試飲には予約が必要とのことで踏んだり蹴ったりだった(3連休なので予約は一杯)。まあここ1週間は飲み過ぎた気がするので、今日は休肝日とすることにした。
その後は倶知安乗り継ぎで長万部に到着。ここで遅めの昼食として駅前で名物のかに飯弁当を買う。以前にも買ったことがあり、見た目ほどカニの風味はしないことはわかっていたが、昼時を過ぎていて営業している飲食店もないことはわかっていたが、他に選択肢はなかった。ただ前回は気がつかなかったが、売店の隣の建物の中には特急の座席の再利用で自由席が設けられていて、壁にはスクリーンがあって先頭車両の風景やドライブやフライトの動画が流れていて旅気分を味わえるようになっていた。
長万部からは室蘭本線と合流するので特急もそこそこ走っているのだが、早く函館に着いてもやることがないので、各駅を待ったものだから2時間も待つことになってしまった。
函館ではホテルに荷物を置いてから函館ラーメンを食べに外に出る。居酒屋系のラーメン屋はたくさんあるが、みな騒がしそうだし、今夜は休肝日なので、酒の臭いのしない所で食べたいと思い、ラーメン専門店に入る。本当は海鮮ラーメンを食べたかったんだけど、入った店にはなかったので海鮮は明朝の海鮮丼で我慢することにした。メニューには海鮮のものは見つけられなかったが、注文した後に海老ワンタンというのがあるのを発見したが、後の祭りだった。
7月16日
早起きが習慣になってしまってきるので、早朝の朝市に向かう。海鮮料理の店はたくさんあるけど、一番手前の店に入って特上の海鮮丼を注文する。メニューの写真ほど豪華じゃないけど、まあいいか。
函館から新函館北斗まで戻って新幹線に乗るが、そのまま東京まで直行せず奥津軽いまべつで下車してタクシーで津軽中里まで移動し、津軽鉄道に乗車する。東日本の私鉄の中では唯一未乗車となっているからである。
ただひとつ合点がいかないのは、津軽中里よりも数10キロ北方の海沿いにある小泊という港町から秋田方面に向かって自転車でツーリングした際に、そこまでどういう経路で行ったのかはブログを読み返しても書いてなく、記憶にも全く残っていない。ひとつの可能性としては、津軽鉄道を利用して中里まてわ行き、そこから小泊まで自転車で移動したということも考えられるが、それならば日本海を南下中にわざわざ海岸線を離れて津軽鉄道の金木駅近くにある太宰治記念館に立ち寄ったりせず(この時は閉館後だったため入場できなかったが)、行きに金木駅で途中
下車して立ち寄ったはずだし、津軽鉄道経由で小泊に行くのは非常に時間がかかるので、合理的に考えれば先ほどタクシーに乗ってきた経路で奥津軽いまべつから小泊まで自転車で移動してきたはずで、そうであるならば津軽鉄道は東日本で唯一の未乗車として残されている私鉄であるという記憶は正しいことになる。
津軽鉄道は津軽中里から五所川原までを繋ぐ鉄道であるが、途中の金木駅で下車して、前回は入館し損ねた太宰治記念館を見学してくることた。記念館は太宰治(本名は津島修二)の生家を改修したものであり、戦前は大地主であった津島家も戦後は没落して邸宅も人手に渡り、一時は旅館として使われた後に現在に至っている。記念館には津島家時代の遺品が多数展示されていて、3連休後の平日であるにもかかわらず、多くの見学者が訪れていた。
金木駅に戻って終点の五所川原駅まで行き、後は五能線、奥羽線と乗り継いで新青森まで行き、そこからは新幹線で帰京することになった。
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