釧路から旭川への移動
釧路から網走行きの列車に乗ると間もなく車窓から釧路湿原が見えてくる。釧網線は逆コースで冬に通ったことがあるが、夏には小型の遊覧船も運航されているようで(写真参照)、機会があったら乗ってみたいものである。
その後、摩周駅で下車して摩周湖に向かうが、天気は良くないのが気がかりだったところ、案の定、霧の摩周湖であった(昔、来て全く何も見えなかった時と比べると、外輪山の中腹までは見えるだけマシであったが)。
摩周湖の麓の駅に戻ったけれど、網走行きは1日4本しかなく3時間半の待ちあわせとなる。駅前のレストランは豚丼とラーメンがメインらしいが、豚丼は帯広、釧路と食べてきたし、ラーメンは山では毎朝カップ麺だったし、今晩の旭川が本場なので、ジンギスカンとする。食後にオレンジーナコーヒーという不思議なものを飲んだが、もう一回飲みたいとは思わないものだった。
食後に駅に戻るが、駅周辺には見事になにもない。バスを一緒に降りた人はみんな同じレストランに入ったが、食後にホテルからの送迎バスに乗ってしまい、待合室は私一人となる。まだ次の電車まで2時間もあるから、往復30分近くかかるけどコンビニまで行ってビールでも買ってこようかなと歩き出す(待合室の観光案内所兼売店にはサッポロビールのショーケースはあるというのに水しか入ってなかった)。しばらく歩くと酒屋を発見してビールとつまみを買い、コンビニまで歩くのは避けられた。さらに駅前に足湯があるのも発見してなんとか時間を潰すことができた。
網走までは各駅停車しか走ってないので時間がかかる。それでもオホーツク海が見えてくると気が紛れる。さらに進むと原生花園にさしかかり、今が盛りと花が咲き乱れる様は車窓の風景としては見事なものであった。
列車はやがて網走に近づくが、旭川行きの特急列車との乗り継ぎ時間がわずかしかないので、果たして夕食が買えるかどうかが気がかりだったが、やはり無理であった。後は車内販売に期待したが、これもないようだったので、後は酒屋で買ったつまみの残りで我慢するしかなかった。
すっかり暗くなってしまい、外の景色も見えなくなってしまったので、ブログの原稿書きで時間を潰したが、旭川に近づいた辺りで、床下に衝撃を感じて列車は急停車する。しばらくして車内放送があり、熊と接触したので点検をするためにしばらく停車するとのことであるが、あの床下の衝撃からすると、絶対に接触などという甘いものではなく、ひき殺してしまったに違いない。おかげで旭川到着が1時間遅れとなってしまったが、まあ山で熊に会わなかっただけでよしとしよう。到着遅れで旭川ラーメンが食べられるかどうかが気がかりだったが、なんとか深夜まで営業している店を見つけて、これで本当に旭川に到着した気分になることができた。
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