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2024年9月

2024年9月22日 (日)

日留賀岳

関東百名山も終わりに近づいてアプローチが大変な山ばかりが残っているが、この日留賀岳もそんな山の1つである。ただこの山は車がないと日帰り難しいというだけなので、妻と塩原温泉に泊まった翌日に日帰りで登ることにした。


9月21日


日留賀岳の登山口までは水平距離で四キロ、標高差で200メートルあって、歩くと一時間半はかかりそうなので、タクシーで行くつもりだった。ところが、ホテルの人に電話してもらうと、予約がいっぱいで、2時間以上しないと来られないという。そんなに待つわけにはいかないので、タクシーは諦めて歩いて行くことにする。途中で道を間違えたこともあり、1時間40分もかかってしまった。


林道をしばらく登ってから、急登の尾根道になる。あまり一般的な山ではないので標識は一切無いが、道は良く踏まれているし、要所には最低限の目印はあるので、迷う心配はない。途中で傾斜が落ちるあたりで、20メートルほど前方に黒い物が見えると思ったらクマだった。近づいて来たならば、スプレーをかけようと思ったが、私に気づくと谷に下って行ってしまったので、きっと人慣れしてないクマなのだろう。クマに会うのは久しぶりである。


尾根は段々と細くなって山頂に向かっているが、ガスで眺望が効かないので、もっぱらスマホアプリで標高を確認して、頂上までどのくらいかかるかを調べる。標高差から頂上到着は1時頃と見込んでいたが、途中でアップダウンが続く箇所があって標高を稼げなかったこともあり、頂上到着は2時となってしまった。


頂上はガスに覆われていててんぼうはなかったし、到着が見込みより遅れて最終バスに間に合うかどうか微妙になってきたので、写真を撮るとすぐに下山を開始する。

Img_20240921_140405

下山も思ったほどはスピードかでなかったが、それでも暗くなる前には登山口に下りられたので、最終バスには十分間に合う時間であった(コースタイム通りに歩けば出発まで30分の余裕あり)。ところか途中で道を間違えてしまい時間をロスして焦るが、結局15分ロスしただけだったので、最終バスには差し引き15分の余裕で間に合ったが危ないところであった。


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2024年9月11日 (水)

稲含山

9月10日


関東百名山も終わりに近づいてアプローチの悪い山ばかりが残ってしまったが、今回の稲含山も最寄り駅から登山口まで20キロ以上あるにもかかわらず、バスもない状態である(以前は途中までは乗合タクシーがあったようだか)。自転車を輪行して行こうかと思ったところ、最寄りの上州福島駅では無料でレンタサイクルが使えるということを知り、利用してみることにした。


8時前に上州福島駅で下車してレンタサイクルを借りる。ママチャリではあるが、5段変速にはなっているので、登り坂もある程度は対応できそうだ。


林道までは傾斜もそれほどではないのでゆっくりではあるが漕いでいくことができたが、林道に入ると傾斜もきつくなるので、自転車を降りて引いていくことが多くなる。幸い、林道は舗装路が続いていたので、登りの辛さを我慢すれば、帰りは楽になることだけを頼りにして進んでいく。


林道の入口には登山口まで3.5キロと書いてあったので、500メートルごとの標識を頼りに進んでいたが、いざ登山口と覚しき所に出ると、通行止めとなっていて、登山口はさらにニキロ先という表示があってガッカリする。


1時間ほどかけて12時半に本当の登山口に着く。そこから頂上までは標高差は500メートル弱で急登が続くが2時前には登頂できる。頂上には標識板があって四方の山名が記載されているが、ガスに覆われて全く展望がないので、標識の写真だけ撮ってすぐに下山する。

Img_20240910_133132


下りは山道も舗装路に下りてからも、登りの何分の一かの早さで駅に戻ることができた。

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2024年9月 8日 (日)

遠見尾根

 日本アルプス支稜の山旅として、以前から気になっていた五竜遠見尾根を登る計画を立てた。3日間の好天が見込めたので、白馬鑓まで縦走して日本一標高の高い所にある鑓温泉に入ってくる計画を立てた。

9月5日

最寄駅の神代駅までは大糸線経由で行くと時間がかかるが、新幹線で長野駅まで行き、そこから白馬方面のバスに乗り代えて白馬五竜でゴンドラ駅行きの連絡バスに乗り継ぐと、標高1500メートルの植物園まで10時頃には着くことができる。そこからは植物園の間の遊歩道をしばらく登ると小遠見山に着き、ここから遠見尾根のいくつかのピークを超えていくことになる。

 出発が遅かったせいか追い抜かれることはなかったが、上からは次々と下山してくる人とすれ違う。あいにく鹿島槍方面はガスに覆われていてカクネ里や北壁を望むことはできない。やがて下山する人もいなくなってくる時間になると、左上に五竜山荘が見えてくる。すぐ近くに見えるのだが、白岳を越えていかなければならないので、結構時間がかかる。翌日は唐松岳方面に行くのだから、わざわざ五竜山荘まで下りなくとも、直接唐松岳方面に向かい、途中でテントを張ってしまうことはできないかとも思ったが、ガスの晴れ間から見える縦走路にはテントを張れる場所は見当たらかったので、大人しく五竜山荘に向かうことにした。

夕方5時頃に小屋に着いてテント設営の申込みをしたところ、予約をしてないと追加料金がかかって倍の六千円だと言われる。北アルプスではみんなそうなのかと聞くと、そうだと言われ、明日の鑓温泉も予約してなければ同じようになると言われる。納得しかねたが、ここでゴネてもしょうがないので言われるままにする。テント場は満員で、辛うじて一張分のスペースが残されていたが、傾斜地で大きなテントでは張るのが困難な場所だった。

9月6日

夜中に風が激しく吹いたが、張り綱をしっかりしておいたので飛ばされることはなかったが、軽量化のためにテントよりも居住性の悪いストックシェルターを使用したため、かなり濡れてしまい良く眠れなかった。もう一晩ストックシェルターで泊まるのは嫌になってしまい、追加料金をまた取られるのも腹立たしかったので、鑓温泉まで行かずに、このまま下りてしまおうかなとも思うようになった。さらには風が朝になっても止まず、この強風下で稜線歩きをするのも大変だったので、来た道を戻ることにした。強風下にもかかわらず五竜岳に向かう人は大勢いたが、白馬鑓までの縦走路と同様に以前歩いたことがある道なので、今回は第一目的である遠見尾根をトレースふるだけで満足することにした。

遠見尾根を下り始めると、あれほど強かった風がピタリと止み、前日は見られなかった五竜や鹿島槍の展望がバッチリだったので、遠見尾根を下りて正解であった。

下山は同年輩の人と一緒になって抜きつ抜かれつ下りたので、さほど退屈することもなくおりられた。リフトの終点にある自販機で買ったビールの味は最高であった。


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