歩き

2022年10月 4日 (火)

神室山

一昨年に奥羽本線沿いの二百名山を和賀岳、焼石岳とピークハントしながら南下し、最後は神室山を登るつもりだったのだが、連日の深夜に及ぶ行動で疲れがたまっていたことと、最終日は雨模様だったため登山を断念したため持ちこしとなっていた神室山登山を奥の細道からは少し寄り道となるが今回実施することにした。

 

最寄り駅の真室川から神室ダムの先の登山口までは約20キロあるので、時間がかかることを覚悟していたが、ダムの手前以外はさほど傾斜はなかったので2時間ほどで着くことができて、行動に多少余裕ができた。登山口には10台程度の車が停まっていて、さすが200名山のことだけはあるなと思った。

 

登山口からは沢沿いの道を多少のアップダウンを交えながら2時間ほど歩くと、ここから尾根が急登が始まる。ここで昼食をして12時半に登りだすと、もう下りてくる人に出会う。短パン姿であったからトレランのトレーニングの人なのだろう。

 

登山口から稜線までは標高差700メートルの急な登りであるが、その後は誰にも逢わないなと思ったら、稜線間近で多くの下山者とすれ違う。その頃にはうっすらと色づいた山頂へと続く稜線も眺められてファイトがかき立てられる。
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稜線に出ても山頂までは30分以上かかるが、ここですれ違った最後の下山者から、頂上の小屋に泊まるのかと聞かれる。時間は3時を回っていたので、まともな登山者ならば頂上の小屋に泊まる時間であるが、まともでない自分は「今日中に下山します」と答えたものだからあきれらてたかもしれない。

 

頂上直下では反対側の斜面から登ってきた4、5人のパーティーを追い抜く。こちらは、まともな登山者?のようで頂上の小屋に泊まると言う。先に頂上に着いた私は彼らの到着を待って記念撮影をしてから下山する。頂上でのんびりしてもよいのだが、周りを見ても見知らぬ山ばかりだし、喧噪の頂上は苦手なので早々と下りてしまった。
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同じ道を下るので道に迷うこともなく、スムーズにおりられたが。沢に降り立った時は真っ暗になっていた。そこから行きと同じく2時間ほどで登山口に着いたが、当然のことながら車は1台も停まってなかった。今夜はホテルの予約をしてないので、ここにテントを張ってもよいのだが。自販機を利用したかったので、1時間ほど進んだ公園にテントを張ることにした。

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2022年9月 9日 (金)

九州後半戦

前半はほぼ予定どうりに進んだ今回の旅行も後半は台風の影響で予定が大幅に狂ってしまったが、コロナ前からの懸案だった沖縄~鹿児島フェリー乗船と熊本・宮崎県境の登山はできたので良しとしよう。宮崎を出て二百名山である尾鈴山の最寄り駅である都農駅に向かうが、当日の天気予報は午前中は雨、午後は曇りということだったので、わざと宮崎出発を昼頃まで遅らし、都農駅から登山口まではタクシーを利用してサクッと登ってくるつもりであった。ところが、都農駅に近づくに連れて雨が本降りとなってきたので、尾鈴山は断念して急遽ホテルの予約を入れて延岡まで足を延ばすことにした。その晩はホテルの前にある居酒屋で焼酎とおでんを賞味する。

翌日も台風は沖縄方面にあって九州は直接の影響はないが、登山のコンディションではないので延岡市内に滞在する。実は東京を出発する時からくたびれていた運動靴が末期的な状態となってしまったため、購入しょうと駅周辺を探したが、グーグルマップではあるはずの店がなかったり、あっても運動靴は売ってなかったりという具合で買えず仕舞いであった。その時、昨日の居酒屋でタクシーで千円もかからない所にイオンがあると聞いたことを思い出したので、タクシーで行って見る。そこは、各種の店が入っているショッピングモールでイオンで運動靴を買えた他、100円ショップで何点かを購入した。帰りは少し離れた所から駅行きのバスが出ていたので、それに乗っていく。

午後は駅の待合室に行ってみると 書棚には旅行関係の本ばかりがかなりの分量あった。全国各地の駅を訪れているが、こんな設備のある駅ははじめてだ。冷房も効いているので、暇つぶしにはもってこいだ。飛ばし読みした本の中にネパールでロックアウトに遭遇した時のことが書いてある本があり、そういえば去年の夏は十日間の強制隔離があったことを思い出したが、それに比べれば延岡でロックアウトされているのに近い今の状態はずっとマシだなと思えてきた。もっとも、台風接近で今日明日は食事付きの宿としたので、缶詰状態に近くはなるのだが翌日は終日籠城生活となることを覚悟していたのだが、九州最接近は今夜半から明日早朝とのことであり、今のところ雨も降ってないので、せっかくだからと午前中に高千穂峡に行ってくることにした。
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宮崎交通の一日乗車券を買うとお得とのことなので、始発となるバスセンターに行ってみると、なんと今日はお休みである。車内で買えばいいやと、しばらく待って高千穂峡行きのバスがやって来たので、運転手から一日乗車券を買おうとすると、車内では販売してないということでビックリ。ただ、コンビニでならば買えるとのことで、運転手さんも一緒にコンビニまで来てくれて販売機の前で格闘するが、なかなか難しそうで、お店の人まで来てくれてやっと買えた。発車間際にバス停に来たのではアウトになるところであった。

車内はがら空きで、さすがにこんな天気の日に高千穂峡まで行く人はいないんだろうと思ったら、高千穂峡の最も人気のあるスポwwットの真名井の滝のあたりは観光客でいっぱいで、滝の下にはボートが何そうも浮かんでた。みんな車で来るんだろうな。高千穂峡の次の人気スポットとしては高千穂神宮を初めとする天孫降臨にまつわる所だが、天皇制に関連するものは全て拒否している自分は、どこにも寄らずに延岡に戻った。
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午後は一日乗車券を利用して市内を一望できる城山に出かけた。戦国時代の猛将・立花宗茂の実父である高橋紹運と同族の高橋氏を経て城主は次々と代わり、最後は内藤氏の居城となったとのことである。城郭は残っていないが、野面積みの石垣は壮観である。もっとも、お城に興味のない人には観光の対象とはならないようで、誰も見学者はいなかった。見学後も時間はあったが、台風が近づいていることもあり、早めに宿に戻った。
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台風は深夜に九州に最接近したようで、朝には雨は止んでいた。今日は二百名山の大崩山の登山口の少し先にある小屋まで行くだけだから、駅近くで昼食後に出発するつもりであったが、天候も回復してきたことであるし、何があるかわからないので早めに出かけるに越したことはないと昼前に出発することにした。その代わり、小一時間ほど先にうどん屋があるとグーグルマップに出ていたので、電話で営業時間を確認してから出かけた。そろそろうどん屋に近いと思われるあたりに来たが、目指すうどん屋はいっこうに現れない。グーグルマップを拡大すると、道路から奥まった所にあるようなので、まわりを一周してみたが発見できなかった。たまたま近くに郵便局があったので聞いてみたが知らないという。郵便局でもわからないのであれば、しょうがないと諦めて少し先にある温泉でも食事ができそうだったので、もう一頑張りすることにした。キャンプ場手前までは緩やかな登りだったので漕いで行くことができたが、キャンプ場直前の登りでは自転車を降りて引いて行く羽目になる。さらに少し上の温泉まで引いて行くと、入り口には「支度中」の札がぶら下がっている。水木が休みで火曜の今日はやっているはずだとしばらく立っていると、中から人が出てきて「今日は休みにしました」とのこと、ガーンである。仕方ないので、持参したパンで腹を充たす。温泉前の広場に腰を下ろし、休憩がてら大崩山の景観を眺める。頂上より少し下には小積ダキという岩場があり、フリークライミングが登場する前は九州を代表するすけーるの大きい岩場として全国的にも知られていたが、フリークライミングの普及とともにすっかり名前を聞かなくなってしまった。温泉からさらに小一時間自転車を引いて登山口に着き、ここに自転車を置いて大崩山荘(無人小屋)を目指す。コースタイムは40分となっているが、自転車を漕いだり引いたりしてきた疲れのせいか1時間以上かかってしまった。ここまで来る途中で気になっていたのは、小屋から対岸の尾根の登り口までの沢の横断であった。地図から判断する限り橋はなく徒渉となる見込みだが、大雨により果たして可能かどうかということである。夕食前に水汲みを兼ねて沢まで降りてみる。沢は小屋の前で二手に分かれえいるが、水量の少ないと思われる手前の沢でもかなりの水量であり、ここからは見えない奥の沢は推して知るべしである。

翌朝は外が薄明るくなった頃に小屋を出て沢に向かう。手前の沢の水量は昨日よりも多少少なくなったようで希望が出てきた。ところが中洲に上がって奥の沢を見ると絶望的になった。激流でとても渡れる状態ではないのだ。どこか渡れそうなところはないかと目を凝らすと、少し下流に川幅が広くなって流れが多少は緩やかになっているところがあった。そこでズボンを膝まであげて水に入ってみたが、思った以上に深く優に腰まできそうである。流れもそこそこあり、この深さで徒渉するのは危険であると判断して退却することを決断した。登山口まで戻る途中で下から登ってくる登山者に出会う。沢の状態を話したが、とりあえず行くだけ行ってみるとのことだったので、気をつけるように言って別れる。

登山口まで戻って自転車を回収して後は延岡まで下るだけである。だいぶ下りたところで、このまま延岡まで下りても時間が余るばかりなので、寄り道して行縢(むかばき)山という山を登ることにした。1000メートルにも満たない低山ながら圧倒的な大岩壁を有していて全国的にも知られている(クライマーだけかな)山である。駐車場までは例によって自転車を引いて行き、そこから登山開始となる。登り出してしばらくすると、足にチクリと痛みを感じたのですぐに足を見ると、ちょうどヒルが足に食いついたところであった。すぐにふるい落としたので傷は浅かったが、久々のヒルの洗礼であった。別に毒があるわけではなく、しばらくは血が止まらなくなってしまうだけだが、夏の低山のジメジメしたところでは要注意である。危険のある山ではヒル避けの薬を持っていくのだが、飛行機搭乗時に没収されるかもと思って持参しなかったのが裏目となってしまった。
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少し高度を上げて吊橋をわたると上部に行縢の滝が眺められる。全国各地にある滝の名所には名前倒れの所も多いが、ここは、今まで見た滝のなかでは上位に入る見事な景観であった。さらに登ると雄岳と雌岳の分岐点に出るが、両方を登る時間の余裕はないので、最高点である雄岳を目指すことにする。遠くからは岩山のようにみえるが、実際は樹林帯ばかりを歩くと思ったら、頂上直下には少しだけ岩が出てきて、頂上は岩山のてっぺんであった。頂上からは延岡市内が一望でき、360度の展望といいたいところだが、背後の今回敗退した大崩山方面は樹木が繁っていて展望が望めなかったのは残念であった。下りは往路を戻ったが 、結局誰にも会うことはなかった。平日ということもあるのかもしれないが、アプローチも短く展望も素晴らしくお手軽に登れる山なのにどうしてだろう。
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延岡駅には6時前に着き、今回の旅の実質的最終日になるので、無事終了の祝杯をあげたいところであるが、今日の宿を予約してある佐伯までの列車が1時間以内に発車し、それを逃すと次の列車は随分と遅くなるので、とりあえずコンビニで酒とつまみを買って祝杯の練習を行い、佐伯に着いてから祝杯をあげることにした。明日は福岡空港までJRで移動して飛行機で帰るだけなので、後半戦のブログもこれで終わりとしたい。

 

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2022年9月 1日 (木)

国見岳

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熊本県の最奥部の五箇荘に移動し、県最高峰の国見岳に登頂した。これで都道府県の最高峰全てを登頂したことになる。

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2022年8月31日 (水)

市房山

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前日に続いての二百名山として市房山を登ってきた。

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高千穂峰

午後の便で帰京する妻をホテルに残して、二百名山の高千穂峰の登山口である高千穂河原を目指して自転車で出発する。霧島神宮の鳥居付近までは下りのはずだからと西に向かう下り坂をなんの疑問もなく下り始めた。ところが下りがいつまでも続き、一向に鳥居が見えてこないし、行きの送迎バスの時の車窓の景色とも違うので地図で確認すると、なんと一本南の駅に直接つながる道路を下降中であった。あわててホテルまで登り返したが、40分ほど時間と体力を浪費してしまった。

仕切り直しでホテル前から再スタートとなる。反対側の東に向かう道は二手に分かれ左の道に入ると大きく迂回して進路を西に変えて鳥居に向かうというもので、全く紛らわしい道である。登山口に向かう道は鳥居の手前で右に曲がり、そこから登りが始まる。さほど急な登りではないが、荷物が重いこともあり、勾配がきつい所では自転車を下りて進み、1時間半程度で登山口に着いた。
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高千穂峰は登山口からは往復3時間半程度と比較的近いのだが勾配はかなりある。下から見ると二つのピークを尾根は繋いでいるように見えるが、実は外輪山なのである。外輪山に登って最高地点まで行けば終わりかと思ったら、その背後に本当のピークがあって数百メートル登らなければならないのである。
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頂上を往復して高千穂河原に戻り、そこから霧島神宮駅に下りたが、そこから先が忙しい。JRに乗って西都城で下車して自転車を駐輪場に預けてからバスを乗り継いで人吉駅に移動し、駅前のホテルに入る。予約は一泊しかしてなかったが、テントの支柱代わりに使うストックを自転車のフレームにつけたまま預けてしまったのでテントを張れないのため、連泊に変更してもらおうと思ったら、明日は満室だという。
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部屋に入ってからネットで検索すると、人吉近辺の宿は全て満室であった。夏休みも終わろうとしているこの時期に何故だと思ったがやむを得ない。そこで、明日は二百名山の市房山を登りにバスを1時間以上乗るので、その途中の宿を検索したら空いてる宿があり、一件落着となった。

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2022年8月17日 (水)

子持山

関東百名山にも選ばれている群馬県の子持山に登ってきた。とい
子持山というと一般的にはあまり知られていないようだが、フリークライミングの岩場のある山ということで以前から名前は知っていたものの、遠方ということもあって訪れたことはなかった。
最寄り駅の敷島駅から子持神社までは約五キロだが、バスは通ってないので徒歩か自転車かタクシーとなるが、タクシー会社は遠方にしかないので追加料金が必要となることから除外、歩けない距離ではないが日帰り登山の上に往復のJRが18切符利用で時間がかかるためアプローチの時間を短縮したいということから、今回も自転車  を利用することにした。

 

神社まではたいした登りはあるまいと思っていたが、案外急な登りが続き急坂では自転車を下りて歩いてしまう。地元のスピーカーからは「熱中症の危険が高いので高齢者は外出しないように」とのアナウンスがあり苦笑する。神社から登山口までの数キロの道も舗装されていたので、帰りが楽だろうと自転車を下りて引いて行く。車止めのある駐車場には数台の車が停まっているが、車止めの先も舗装はされていたので、登山口まで自転車を引いていく。

 

登山道に入ると直ぐに屏風岩に突き当たる。正面のハング帯にはフリークライミング以前に開拓されたルートがあり、古いハーケンやボルトが残されており、その左側の垂壁には数本のフリーのルートが開かれている。屏風岩と別れて沢沿いの七号登山道を登って行く。
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1時間ほどの登りで稜線に上がると、しし岩に上がる道としし岩の下を巻いて子持山へ続く尾根を行く道に分かれる。しし岩にもフリーのルートがあるらしいので行ってみたい気もしたが、帰りに時間があれば寄ることにした。子持山までは1時間ほどの登りであったが、途中からは振り返るとしし岩の偉容が見事であった。

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子持山の登山道は何本かあり、まだ3時なので駐車場に停めてあった車の登山者がいるかなと思ったが無人だった。帰りの電車の本数も限られているし、展望もえられなかったので早々に下山する。しし岩も十分に眺められたし、帰りの電車の時間もかぎられていたので、しし岩には寄らずに同じ道を登山口まで下る。駐車場にはすでに車はなかった。途中で出会わなかったのは、子持山で一番人気のある岩場は登山道からは外れた所にあるらしいので、そちらに向かったクライマーの車だったのかもしれない。

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ここから敷島駅までは自転車で一気に下りたいところであるが、ブレーキの調子が悪くなってしまったので、スピードを抑えてゆっくり下りる羽目になってしまったが、なんとか予定の電車にはまにあって帰ることができた。

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2022年8月14日 (日)

南アルプス300名山周回 最終日

予定を1日早めた最終日は伊那から下諏訪に移動して300名山の鉢伏山をサクッと登って帰宅するつもりだった。ただ鉢伏山は以前に登り損ねた山ではあった。その時は妻と美ヶ原温泉に泊まった際に、自転車で登山口まで行き鉢伏山に続く尾根の末端から登ろうとしたが、時間が足りなくなって登頂を諦めたものである。下諏訪側から登山口まで自転車でアプローチすればコースタイムは六時間程度となっていたので、時間的には問題ないと考えた。

 

下諏訪駅で荷物をコインロッカーにしまったり、自転車でのアプローチに手間取ったりして、登山開始が10時と予定よりも一時間遅れてしまった。登山口には崩壊のため通行止めの立札があったが、実際には明瞭な道が通じていた。どうも行政側は責任逃れからか、人気コース以外は通行止めとしてしまうことが多いようだ。

 

道自体はよいものの、緩やかな登りが長く続くので、のんびりと歩きすぎてしまったようである。途中から急登に変わるので、そこからはしっかりと登ったものの、二ツ山の山頂に着いたのは1時過ぎとなり、登山口から三時間を要してしまってコースタイムを一時間オーパーする不覚をとってしまった。ここから鉢伏山までは四キロ強という表示があったので、往復三時間とすると、最終に間に合わなくなるかもしれないと考えて焦りだしたが、もう少し先までは進んでみることにした。
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稜線から諏訪湖方面を望む
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二ツ山頂上
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鉢伏山はまだ遠い

すぐ先には二人の登山者がいたが、追い抜いてかなり離すことになった。このベースならば鉢伏山までいけるかなともおもったが、しばらく登っても、まだ鉢伏山かなり遠くに見えたので、ここで諦めて下山することにした。先ほどの登山者とすれ違った際に、鉢伏山に行くのかと聞いたら、鉢伏山に車を置いてあるというので驚いた。鉢伏山は車で登るのが一般的なので、登山口に通行止めの立て札があったのかもしれない。逆に私が下諏訪の方から登ってきたといったら、その登山者は驚いていた。

 

下りは順調に進み、最終まではだいぶ時間を残して下諏訪駅に着いたので、居酒屋で今回の周回登山が無事に終えたことを祝って1人で乾杯をした。今回は宿題をいくつか残してしまったが、次の機会にまたトライしてみよう。

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2022年8月10日 (水)

南アルプス300名山周回 六日目

今日は長丁場となるので4時に出発する。しばらく歩くと道が上下に分かれる。地図では分岐するようにはなっえないので、どちらを行くか迷ったが、地図の道は大きく迂回しているので、上の道を行けばショートカットできるのではないかと思って上の道を行くことにした。上の道は途中で消えてしまったので、斜面を適当に登ってたら、さきほどの分岐した道と思われる道に這い上がれたので、一応ショートカットできたのだと思うことにしよう。

 

林道はまもなく終わり、奥茶臼岳という立札はあったが、道は途端に不明瞭となりガレ場の横断が何ヵ所もでてくる。ネットの地図では林道の終点から稜線までは40分となむていたが、実際には二時間 以上もかかってしまった。

 

ネットの地図では稜線から奥茶臼岳までは一時間半となっていたが、これも二時間以上かかってしまって頂上に着く。頂上は思った通り誰もいなかった。メインコースのシラビソ平からの道は地蔵峠が通行止めとなっているので、浜松方面からしか来れないが、ちょっと遠すぎるのだろう。
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下りはちょっと間違った方向に降りてしまったが、すぐに修整して正しい道を降りることができた。問題は稜線鞍部から林道までのおり方であった。最初は順調に行くかなと思ったのだが、どこまで降りれば林道に辿り着けるのかが、皆目見当がつかないのである。そこで地図とGPSで検討すると、現在地からほぼ水平に移動していくと林道に突き当たることが判明して問題解決の糸口が掴めた気になった。

 

最初は不確かな踏み跡であったが、次第にはっきりした踏み跡となり、だだっ広い倒木帯に出て、その奥に林道はあった。これで帰れる目処はたったが、今まであえて考えないようにしていた何時に町に戻れるかということを考えてみた。林道を17キロ歩き、さらに自転車で13キロ進んで予約していた民宿にたどり着くことになる。もうキャンセルせざるをえないのだが、ずっと圏外で連絡がつかないのだ。どうにもならないことにヤキモキしても仕方ないので、目前の課題をひとつづつ片付けていくだけだ。

 

暗くなってしまった林道下部の崩壊箇所を慎重に渡ること、急傾斜の夜道を自転車で慎重に下ること、電波の通ずる所に出てからの民宿へのキャンセルの連絡、これらをひとつづつこなして行ってから、今夜のねぐらの確保である。町外れの通行のない道端の草地が今晩のねぐらである。

 

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2022年8月 6日 (土)

南アルプス300名山周回 二日目

今日は長丁場なので薄暗いうちから出発する。雨を覚悟していたのに、星空であった。駐車場から先も林道は続いているがダートなのでロードバイクで細身のタイヤの私の自転車は置いて歩いていく。小一時間歩いて蕎麦粒山の南尾根登山口から登り出す。林道は三キロほど奥にある山の犬段駐車場まで延びており、ほとんどの人は車で山の犬段まで入り、そこから蕎麦粒のを目指すようだが、歩きの場合は南尾根登山口からの方が近いようだ。

 

最初から急登の連続のため、初っ端からは調子の出ない私はコースタイムをかなりオーバーしているようである。途中から少しずつペースを上げ始めたものの、コースタイム一時間半のところを二時間半もかけてしまった。三等三角点のある頂上は意外にも誰もいなかった。昨日たくさんの車が林道を下っていったのは蕎麦粒山からの帰りの車だと思われるが、頂上に誰もいないのは時間が早すぎるからだろうか。

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蕎麦粒山から高塚山までは往復四、五時間の道のりだが、両山の標高はほぼ等しいものの、途中に標高差100メートルと200メートルの鞍部があり、そこそこ登りがいがある。両山ともガスに覆われて展望は得られなかったが、南アルプスの奥深い印象を味わうことはできた。
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往路復路ともほぼコースタイムどおりに歩けたので、この分ならば今晩の宿を予約してある湯谷温泉に今日中に着く大井川鐵道の5時過ぎの電車には間に合うだろうと思った。

 

蕎麦粒山に戻ったのは2時前だったが、相変わらず無人であった。南尾根登山口まで下り一時間と表示されていたので、スピードを上げて下り始めた。途中までは痩せ尾根だったので迷うこともなく順調に下れたが、中間部あたりから尾根が広くなってくると、布やテープのマーキングが少ない上に踏み跡が不鮮明な箇所もあるため、迷いやすくなってくる。気がつくと、隣の尾根に迷いこんでしまった。迷った時の鉄則は元の場所まで戻ることたが、正しい尾根の方に向かってかすかな踏み跡が続いていたため、そちらを辿ることにした。ところが踏み跡も途中で消えてしまったため、登り返して元の尾根まで戻り下降を再開したが、この間違いで湯谷温泉泊まりに赤信号が灯りかけた。

 

さらに下降を続けたが、忽然と道が消えてしまい少々あせる。マーキングのある所まで戻り、地図、磁石、GPSを総動員してコースを点検してみたが確信がもてなかった。一応こちらの方向だろうと思って下り始めたが、鮮明な踏み跡は見当たらなかった。林道がすぐ下を通っているはずなので、いつもならば適当に下って林道に降りてしまうところだが、地図で見ると林道の山側にはずらりと崖記号が並んでいるので、このまま降りても最後に行き詰まってしまうことは目に見えている。そこで稜線下の斜面横切って進めば低くなってくる尾根と合流するはずであると判断して進んでいくと、案の定合流して間もなく林道に降り立つことができた。この失敗は最後のマーキングまでしか戻らなかったことにある。コースを外れたところにマーキングがあることも珍しいことではないので、もうひとつ前のマーキングまで戻ってみるべきだった。

 

最後の道迷いで湯谷温泉泊まりは完全に不可能となった。もっとも、自転車を置いた場所から駅まで約15キロあり、下りだから一時間で着くだろうと思っていたのが、夕方から振りだした雨のために路面おブレーキが濡れてブレーキの効きが甘くなってスピードが出せないために二時間灯りもかかってしまったために、道迷いがなくても湯谷温泉にはまきあわなかったであろつ。

 

 

湯谷温泉にキャンセルの連絡をしたところ、キャンセル料は不要とのことで安心したが、代わりの宿を探さなければならない。週末のため、空室探しは難しいだろうと、駅に近いネットしを探したら、静岡方面に二つ戻ったところに駅前にネットカフェがあるのを見つけ、そこに泊まることにした。行ってみるとたしかに駅前だったが、そこまで自転車を担いで行くのも面倒なため、駅の駐輪場に袋にしまったまま置いて、ペダルと駐輪場の柱をワイヤーで繋いでかぎをかけたのだが、これが翌日たいへんなことになるとは思いもしなかった。

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2022年8月 4日 (木)

南アルプス300名山周回 初日

南アルプスは主脈、白峰南嶺他の縦走路は全て歩き尽くし、同山域の100名山、200名山も全て登っているが、周辺の300名山となると未踏の山が結構あるので、西側を半周する形で登ってみることにした。まずは深南部とされる山の中でも最南に位置する高塚山である。

 

高塚山に登頂するオーソドックスなコースとしては寸又峡温泉からとなるが、長大な尾根をアップダウンを繰り返しながら登ることになるので体力の必要なコースである。比較的よく登られるのは、南赤石林道を車で登って先ほどの尾根の上部に出て、そこから登頂するものである。最初はタクシー利用も考えたのだが、15キロのほどの距離だし勾配も六パーセント程度なので、自転車で行くことにした。

 

大井川鐵道の田野口駅には10時頃に着いたが、いきなり雨が降りだしたので気勢をそがれて、しばらく天候待ちをする。ただカンカン照りの中を登るよりも、雨の中を登った方がまだましだと思い直して出発することにした。

 

林道に入ると、6キロほど奥の集落から先は崩壊のため通行止めとの表示が現れて嫌な予感がする。まあ行けるところまで行って自転車の通行が困難ならば、そこからは歩けばいいやと考えて前進することにした。

 

集落を過ぎてしばらくするとゲートがあり車両通行止めと書いてあるが、自転車ならばよいのだろうとゲートをくぐり抜ける。ところが、しばらく進むと上から何台も車が降りてくる。一体どうなっているのかと思いながら進むと、またゲートがあり今度は歩行者も通行禁止と書いてある。今までの状況から、当地の表示には全く信用がないと思われたので、そのまま前進すると、果たして上の方からまた車が何台も降りてくる。

 

傾斜の強い所は自転車を引きながら歩いて進むと、大札山を巻いて肩に上がり広場となる。ここで振り返ると「ここから下は崩壊のため通行禁止」の表示がある。どこが崩壊してるんだ!いい加減な表示は止めろといいたくなった。そして表示を無視して車が何台も降りていった。

 

予定では、もう少し登って蕎麦粒山の頂上あたりでテントを張るつもりだったが、雨中で頂上付近でテントを張った場合の状況がどうなるかは予測できなかった上、地図にはでてない 蕎麦粒山を巻いて高塚山への登路にでる道があることがわかったので、ここにテントを張って明日は暗いうちから、軽装で高塚山を往復することにした。

 

予定が変更して時間が余ったので、巻いてきた大札山を往復してくることにした。大札山は小一時間で往復できる距離にあり、時間潰しにはちょうどよい近さであった。残念ながら悪天のため頂上からの展望は選られなかったが、それはそれでよしとしよう。
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肩に戻り夕食の準備をする。ベンチのある所でキャンプするなんて普段はないことであるが、たまにはいいだろう。トイレ、水場付きながら管理人もいないので無料である。もっともテントを張っているのは自分一人であるが
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