自転車

2021年10月12日 (火)

三方分山

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山梨百名山98座目は三方別山である。この山には何回か計画を立てながら、いずれも挫折している。それは、この山が難しいからではなく、逆に易しいために、他の山を登ったついでに登ろうとして、時間が足りなくなって登らず仕舞いが続いていたというのが本当のところである。そこで今回初めて、この山だけを単独で登ってみることにした。

 

山梨百名山登山でよく利用した身延線を今回も利用する。芦川駅から三方別山登山口までは11キロあるがバスは走ってないので、またまた自転車利用となる。ただその区間の標高差は200メートル程度なので、この位であれば、私でもさほど苦にならない。

 

地図上の登山口には11時過ぎに着いたが、登山道が見当たらない。地図で登山道が始まっている場所は民家(廃屋? )の庭先で、無断で立ち入ってみたか、行き止まりとなっている。やむをえず、少し下流まで行って見ると、駐車場の横に細い道が続いているのを発見。辿ってみると、上の方まで続いているので、どうやら登山道に間違いないらしい。

 

急な登りを2時間ほど続け、そろそろ釈迦ヶ岳が近いかなと思う頃に林道に飛び出す。五万図には記載されてない道だ。しかも、そこから先は地図には書いてある稜線上の道が見当たらない。やむをえず林道を進んでいくと、山頂を巻くように尾根を乗越すところに梯子がかけてあって、釈迦ヶ岳、三方別山方面と書いてある。林道をそのまま進んでも三方別山に続く稜線の鞍部に出られる気がしたが、なにしろ林道は地図に載ってない道なので、標識通りに進むことにした。

 

急な登りは釈迦ヶ岳直下の稜線まで続いていた。稜線を左に行くと釈迦ヶ岳山頂のようだが、気がせいていたのて、右に進んで三方別山を目指す。鞍部まで少し下ると、すぐ下に林道が見えてくる。林道まで下る道もあるようなので、帰りは近道を取ることとしよう。鞍部からの急登が傾斜を落としてコースが左に曲がったところに登山道という標識がある。帰り道の時にコースを右折せずに直進して尾根を取り違えてしまうという間違いをしやすい要注意の場所である。

 

ここまで来ると山頂は目前である。最後の急登を終えると98座目の山梨百名山の三方別山の頂上である。登山口からの標高差が900メートルちょっとなので3時間くらいで登れるかなと思ったが、休憩時間も含めて4時間近くかかってしまった。晴れていれば精進湖方面の展望も期待できたが、あいにくガスに覆われていて全く展望もなかったので、明るいうちに下まで下りたかったこともあり、早々に無人の頂上を後にする。

 

下りは先ほどの注意点を守り近道を通ったこともあり2時間で下山できたが、最後の所では足元が悪かったので念のためにライトをつけて下ることにした、登山口から芦川駅までは11キロで下り一方なのて、40分くらいで下れると思ったが、夜道を安全運転て行ったため1時間もかかってしまった。おかげで身延線の待ち時間が10分しかなく、自転車をばらすのにかなり焦ってしまった。

 

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2021年4月 1日 (木)

十谷峠

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山梨百名山の源氏山と富士見山はアプローチが長い上に分かりにくいのだが、源氏山は丸山林道経由がメインコースということがネットでわかったので、鰍沢口駅から丸山林道に向けての最短路を行こうと思ったら、すぐに砂利道となったので、これはまずいと引き返す。自動車モードで検索すると南から回り込んで行くようになっていたので、その道を進むが、どうもその道は富士見山の登山口付近を経由して行くようなので、急遽富士見山に目標を変更する。十谷の集落の駐車場に自転車を停めて登山口に向けて歩きだす。

 

5万図によれば富士見山登山口は温泉の裏手となっているが、あたりを探しまわっても一向に登山道は見当たらない。よーく観察するとかすかな踏跡らしきものはあるので、それを伝って登っていくが、およそ登山道とは言えない悪い道である。登りやすい所を選んで登って行くが、行程は捗らず時間ばかりがすぎていく。しばらくして林道を横切ったので、道が良くなるかと期待したが、相変わらずはっきりとしない踏跡が続く。

 

代わり映えしない登りが続いて少々飽きてきたが、尾根道の先にガードレールが見えてきたのでひと頑張りで自動車道に出て、右に少し登ると十谷峠であった。この時に気付いたのであるが、十谷峠までの登山道が悪かったのは、富士見山を登る人は車で十谷峠まで上がってから歩きだす人がほとんどで、下から登る人などはまずいないためだからだろう。

 

峠からは富士見山まで90分と表示されているので、6時までには峠に戻ってこれるだろうが、それだと最終電車には間に合わなくなる可能性が大きいので、今日はここで引き返すことにした。下りは登ってきた道か、大回りしている自動車道のいずれかということになるが、前者は距離的には近いものの、あんな悪い道を下りたくなかったし、次回は自転車で峠まで登るつもりなので道路の状況を見ておきたいということもあり、自転車を停めてある所までの12キロをジョギングで降りることにした。

 

自動車道は大きく蛇行しているだけあって、勾配はそれほどでもなく自転車でも十分登れそうであった。ただ道路上はかなり下の方まで倒木と落石で通過困難な所が多く、道が整備されるまではしばらくは止めておいた方がいいだろう。秋くらいに峠までテントを上げて、翌日に源氏山と富士見山を往復してから自動車道を降りるというのがいいかもしれない。山梨百名山も終わりに近づくと大変な所ばかりが残ってくる。源氏山と富士見山もそうたが、日本第二の高峰である南アルプス北岳の裏側にある小太郎山もなかなか登るのが大変そうである。

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2021年3月24日 (水)

千頭星山と日向山

緊急事態宣言のために夫婦旅行のキャンセルが続いたが、ようやく解除されたので、大手を振って出かけることが出来るようになった。そこで感染リスクの少ない地域で手近でもあるところとして、甲府のひとつ先の竜王にある神の湯という温泉に一泊することにした。ここは以前にも一回泊まったことがあるのだが、住宅地の中にポツンと1軒だけ温泉宿があるという変わった立地で、甲府の夜景が売り物となっているようだが、とても100万とは言えないかなりショボイ眺めである。その代わりと言うか、富士山、南アルプス、八ヶ岳、奥秩父と山の眺めはすばらしい。前回は秋だったので、今度は雪をいただいた峰々を眺めてみたいという願いを実現することになった。

ついでに山梨百名山の千頭星山(90座目)と日向山(91座目)の登頂も行うことにしたので、私一人だけで始発で韮崎に向かう。途中何回か乗り換えがあり、特に大月駅では乗り換え時間が3分しかないので、乗り換えには注意をしているつもりだった。ところが不覚にも大月到着直前で睡魔に襲われて大月駅では寝過ごして乗り換えに失敗!次の電車に乗ったため30分弱の遅れとなってしまった。この時は30分くらいの遅れはどうにでもなると思ったのだが・・・

千頭星野の手前には甘利山という同じく山梨百名山の山があり、南アルプス前衛の山として有名だったので数年前に登ったのだが、当時は山梨百名山には関心が無かったため、奥まったところにある千頭星山まで足を伸ばそうという気は起こらなかったのは今にして思えば惜しいことをしたものである。

甘利山の頂上直下にある駐車場までは舗装道路が伸びているが、標高差にして千メートル近くを自転車で登るとなると大変な労力を要することになり、少し傾斜がきつくなると自転車を降りて歩きだすものだから、滅茶苦茶時間がかかってしまった。前回はどうだったかはブログを読めはわかると思うのだが、体力低下の事実を知るのが怖いので読まないことにしておこう。

甘利山の頂上からは千頭星山の雄大な山容が間近に望めるのだが、遠近感が取りにくく簡単に登れるのではないかと錯覚してしまった。たた実際に登ってみると一向に近づかずに時間ばかりが空費していく。さらには、雪が次第に深くなり、膝までズボズボと埋まってしまい、遅々として行程が捗らなくなる。そのため一度は途中で引返すことも考えたが、ここで悪魔の誘惑に乗ってしまった。それは同じ道を引き返すのだから、下りは踏み跡を辿ってくれば、潜ることもなく短時間で降りられるだろうというものである。

雪が降り出して展望のない頂上に着くと証拠写真だけを撮ってすぐに下山を開始する。ところが、登りの時につけた踏み跡がすぐに見失ってしまう。どうも風に飛ばされて踏み跡が消えてしまったらしい。広い斜面を下って行くので、踏み跡なしでは登りの時のルートが全くわからない。そこでやむをえず、正しいと思われる方向に向かって降りていくのだが、登りとは違う所を下って行くので、登りの時ほどではないが潜ってしまい、思ったような速さでは降りられなかなってしまった。

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1時間ほど格闘して6時頃に甘利山まで降り立つことができた。これで帰りの時間もある程度読めるようになったので、妻に電話して夕食の時間には間に合わないので先に食べてもらうよう伝えた。
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後はわかっている道を進むだけなので気は楽だが、宿まではなかなか遠かった。ようやく宿まで辿り着いて妻に電話すると、感染予防のために手配しておいた部屋食が後10数分で片付けに来るという。急いで部屋に向かい、10分程度であらかたの料理を食べて片付けにはなんとか間に合う。朝の寝過ごしによるタイムロスの付けを思わぬところで払わされる羽目になった。

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翌日は日向山に向かうので、チェックアウトまで宿でゆっくりする妻と別れて竜王駅に向かう。中央線で日野春駅まで行き、ここから登山口のある駒ケ岳神社に向かう。ところか、神社の手前で林道が分岐していて、その終点から登るのが今は普通になっているようなので、標高差は400メートルほどあるが頑張って登ってみる。終点には何台か車が停まっていて人気のある山のようである。

昼食を食べていると数パーティーが下山してくる。だいぶ出遅れてしまったことになるが、標高差600メートル弱の登りなので、ゆっくり登っても1時間半もあれば登れるだろうと見当をつけて登りだす。途中には1から10までの番号がふってあるし、樹間からは鳳凰三山や甲斐駒ヶ岳が眺められるので、退屈せずに頂上に着くことができた。

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頂上は樹木に覆われているので、360度の展望というわけにはいかないが、樹間から甲斐駒ヶ岳が間近に見れるのは嬉しい。急登を重荷に喘いだ黒戸尾根や赤石沢奥壁、摩利支天中央壁、黄蓮谷と言ったバリエーションルートも懐かしい。特に真正面に見える黄蓮谷は実際に登ったのは雪のない時期だけであるが、冬のアイスクライミングも何度か計画しながら、登らず終いだったことは残念であった。
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展望を楽しんだ後、下山に移るが、登山口まではすぐであった。そこからは自転車で釜無川まで一気に下降する。日野春駅よりも長坂駅の方が近そうなので、そちらに向かうことにするが、数百メートルの標高差を登らされるのにはまいった。それでも6時前には駅に着き、無事に目標達成を祝ってビールで喉を潤した。。

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2021年2月23日 (火)

鳥ノ胸山

緊急事態宣言中ではあるが、人気のない山ならば人との接触もなく問題ないだろうと、山梨百名山の鳥の胸山に出かけることにした。ただ問題となるのはアプローチである。多少歩くことにはなるが、バスも本数は少ないなからは走ってはいる。しかし、午前中の便しかないので、日帰りは無理で現地で一泊しないといけないが、この山のためにわざわざ一泊する気にはならない。そこでアプローチに自転車を使うことにした。片道で30キロ近くあるが、山自体はコースタイムでも3時間程度なので十分日帰りで行ってこれそうである。

出発点の藤野駅から鳥の胸山がある道志渓谷まではひと山越えて行かなければならないが、朝のうちの元気な時だったので、さほど苦労せずに道志渓谷に降り立つことができた。道志渓谷沿いの道は多少のアップダウンを交えながら全体としては緩やかな登りたなっている。今日は祭日(何の日だったけ?)なので、大勢のサイクリストが走っていてハイペース で飛ばして追い抜いていくが、気にせずにマイペースで進んでいく。

 

登山口にはほぼ予定どおり昼過ぎに着く。ここから頂上までの標高差は約500メートルだか、最近経験したことがないくらいの急な登りであった。誰にも会わずに登れたので人気のない山かと思ったら、頂上には先客がいたし、下山中にも登ってくる親子連れにあったので、そこそこ登られてはいるようである。

 

頂上では山梨百名山登頂(85座目)の証拠写真をとり、反対側の雪煙が上がっている富士山(強風であることを表している)も撮りたかったのだか、逆光のためうまくは撮れなかった。行動食の残りを食べてすぐに下山に移って急な山道を駈けるように下ったので、早く降りられると思いきや、途中で林道に迷い込むという失敗をしてしまったので、登りと大差ない時間となってしまった。そのまま林道を降りても下山はできるのだが、登りの時と同じ道に戻らないと自転車が回収できないので、登りの時の道までは強引に山腹を横切っていったので、結構時間がかかってしまった。やはり「急がは回れ」で間違えた所まで戻るべきであった。

 

今回の目的は達したので後は戻るだけであったが、藤野駅までの30キロの道は事前のイメージでは下り一方というものであったが、午前中の印象では結構アップダウンが多いようだったので、峠を越えて都留市まで下ることにした。峠下のトンネルまでの5キロほどの登りはあるものの、全体の距離自体は10キロ以上短くなるからである。

 

疲れが溜まっている時の登りはキツくて太ももが痙攣しそうになり、トンネルが見えてきた時は思わずホッとしてしまった。トンネルから先は長い長い下りで体力的には楽だったが、日が落ちた後の冷気がこたえ、都留市で温かい食事ができて生き返った気になった。

 

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2021年1月 3日 (日)

初山行

 

年末年始はステイホームのつもりだったが、急遽日帰りで山梨の山登りに出掛けることになった。というのは、感染拡大で正月明け早々にも緊急事態宣言が出る可能性が強まったための駆け込み登山であるが、一人であまり人と会わない登山をしても感染リスクはほとんどないものの、さすがに宣言直後に不要不急の外出をするのは気が咎めるからである。

 

今回の目的は最近足しげく通っている山梨百名山の踏破である。身延駅の東に位置する三石山、続いて西の身延山、さらには時間が許せば、前回登り損ねた山梨南部の百名山もと、またまた欲張った計画を立てたが、時間的に最初の二つだけで精一杯であった。

 

今回の最初の難関は甲府駅での身延線への3分以内での乗り換えである。中央線下りと同じホームではあるが、前後に少し離れているので少し心配したものの、問題なく乗り換えられた。次は三石山登山口までの林道の勾配が15パーセント以上あって、これが5キロ近く続くことである。ほとんどは自転車を降りてしまったが、帰りが楽だろうと登山口まで引っ張っていったので2時間近くかかってしまった。三石山までのコースは登りだしてすぐに尾根道となり比較的歩きやすい道であった。展望台まで登りつめると富士山が真正面に見えるが、年末には雪がなかったのに今日は真っ白になっているのは、その後の寒波の影響なのだろう。
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頂上直下に社があったので、静かな初詣をしようと思ったが、賽銭箱がなかったので、身延山までお預けすることになった。山梨百名山の標柱が立っている所よりも少し奥の方が高いように見えるので行ってみたか、樹木に遮られて展望が得られないためか、頂上の痕跡は何もなかった。

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展望台のあたりまで下ってきた時に、今日初めて他の登山者とすれ違った。登山口までのアプローチは どうしたんだろうと思ったら、登山口には先程はなかった車が駐車してあったので、やはり車以外でこんな所まで来る人はいないんだらうなと思った。肝心の下りの方は、一応舗装はされているものの、デコボコが多くてスピードが出せないので、先程のパーティーの車に抜かれるんじゃないかと気がかりであったが、なんとか抜かれずに下まで降り立つことができた。

 

次は身延山に向かうが、時間は3時を回っており、帰りはライトを着けることを覚悟する。身延山は正月ということもあって結構な人出であったので、なるべく人とは接触しないように進んだ。着いた時はまだ登りのロープウェイが動いている時間であったが、密空間を避けるために参道を登ることにした。こちらも20パーセント近い勾配があるため、早々と自転車を降りてしまう。ただ帰りは間違いなく夜になるだろうから、夜道ではスピードも出せないし、自転車を引きながら登っているとスピードも出ないので、早めに自転車を置いて登り出す。

 

有名な久遠寺を過ぎて、車止めとなっている所にあるお寺で初詣を済ませ、夜間の最後の登りに備えてから登り出す。頂上付近に着いた時は真っ暗になってしまい、山頂の標柱が見つからない。うろうろしたあげく最高点より少し下がった展望の良い広場に標柱があるのを見つけた。これで山梨百名山は79座目の登頂となった。

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下りは参道を駆け足で下ったので、自転車がなくてもそこそこ早く降れた。ただ道端に置いた自転車を見つけられるかが心配だったが無事に見付けられ、駅の近くで飲食物を買って最終電車に間に合うことができた。だが、試練は終わってなかった。甲府駅での高尾行き最終への乗り継ぎ時間が朝同様3分しかないのだが、朝と違って隣のホームへの移動が必要となる上に、乗った電車の甲府到着が3分も遅れてしまったのである。ある程度は遅れた電車を待ってくれるだろうと思いつつも、先頭車輌から自転車を抱えてホームをダッシュし、エスカレーターも駆け登り、駆け下りで車輌に乗り込んだ直後にドアがしまって辛うじてのセーフだった。もっとも正月早々に年甲斐もないことをしてしまったと反省もしたが・・・

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2020年10月29日 (木)

温泉と山Ⅱ 鉢伏山には届かず美鈴湖に転進

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二日目は鉢伏山を目指す。鉢伏山登山は通常は松本から車で扉温泉まで入って、そこからはハイキングで登るようだが、松本郊外からも尾根が延びているので、松本からの日帰り登山も可能だろうとトライしてみることにした。 松本から鉢伏山に直接登る人は少ないとみえ、尾根に上がるまでは道が不鮮明な上に傾斜が急で、意外と時間がかかってしまった。ただ尾根に出てしばらくすると、林道と合流してなだらかな登りが続くようになる。展望に恵まれなかった昨日とは違って、今日は雪をいただいた北アルプスの展望が楽しめるのだが、天候が今ひとつで、写真にすると大展望を写り込めなかったのは残念だった。ただ林道の両側には紅葉とススキが連なっていて、秋の雰囲気をなんとか撮りこむことはできた。

林道は延々と続いて行程は遅々として捗らず日帰りで往復することは難しいと思われたので、峠で大休止して昼食を摂り、ここから引き返すことにした。

峠で景色を眺めながら昼食をとっていると、背後からけたたましい物音がするので振り返ると、マウンテンバイクが砂利道を駆け下ってくるのであった。峠から先は当然、巻き道の林道を進むのかと思ったら稜線を駆け上っていくのは意外であった。私も帰り道は稜線通しに進んでみたが、山頂までは大した登りではないものの、下りは物凄い急坂であるにもかかわらず、ちゃんとタイヤの跡が残っていたのにはびっくりした。 林道と別れて登山口に戻ったのは3時過ぎで、今からホテルに戻るとなると早すぎると思ったので10年ほど前に参加したことがある美ヶ原自転車レースの核心部である美鈴湖まで行ってみることにした。 朝間温泉から激坂が連続するが、しばらくすると通行止めのため美鈴湖へは迂回するようにとの表示が現れる。美鈴湖経由美ヶ原までの路線バスは本年は運休とのお知らせがネットに出ていたので、コロナのせいかなと思っていたら、通行止めのせいであることがわかった。 やがて通行止めのゲートが現れたので、自転車を置いて徒歩で登りだしたが、間もなく決壊箇所が二ヶ所に遭遇する。おそらく去年の台風によるものと思われるが、復旧の手は全く入っていないようなので、まだしばらくは通行止めが続くのだろう。 コースは急なヘアピンカーブが連続するが、よくこんなところを登ったものだと我ながら感心してしまう。傾斜が落ちると美鈴湖はもう目の前で、コースはさらに美ヶ原山頂直下まで緩い登りが続くのだか、今日は美鈴湖で引き返すことにした。

 レース参加時は終了後に市内に戻る際に、他の選手に煽られてスピードを出しすぎてカーブを曲がりきれずに転倒して鎖骨を骨折してしまったのだが、完治するまで一切の運動を禁じられてしまったために暇潰しに、奥の細道や東海道五十三次を歩きはじめたことが、その後の日本列島徒歩縦断その他の歩き旅に繋がったわけで、自分にとっては思い出となるコースを再び訪ねることができて何よりであった。

 翌日はホテルでゆっくりした後に松本に向かうが、途中松本民芸館に立ち寄る。在住者による世界各地から集めたコレクションが展示されているが、館内では撮影し忘れたので、外観だけを写しておいた。その後は松本駅でそばを食べてがら空きの特急で帰京することとなった。

帰ってから調べてみたら、鉢伏山に続く尾根に取り付く前に渡った川に沿ってそのまま進んだら、(多分)舗装道路が扉温泉の先まで続いており、2時間もかからない登りで鉢伏山に登頂できることがわかった。扉温泉まではバスはないので、自転車だと2、3時間はかかるようだが、扉温泉に泊まれば送迎はしてくれるようだ。

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2020年10月27日 (火)

温泉と山Ⅱ 経ヶ岳のリベンジなる

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GOTOトラベルを利用して妻とともに美ヶ原温泉に再び出掛ける。自分にとっては今回も山がメインなので、まずは前回途中で断念した中央アルプスの200名山である経ヶ岳のリベンジを狙う。ただアプローチが長いので朝出では日帰り登山は難しいと考えて、前夜から出かけて登山口近くに仮眠してトライすることにした。登山口近くにオートキャンプ場はあるが、シーズンオフで営業してないようなので、その近辺で仮眠することにしたが、現地に行ってみると駐車場の隣が草の生えた窪地になっていたので、そこにツエルト(簡易テント)を張ることにした。

翌朝、駐車場に入ってきた車のライトで目が覚め、朝食を済ませてから登山口に向かうが、登山口に着いたのは7時を回ってしまい、行程がちょっと厳しくなる。自転車を停めて不用の荷物も置いて登りだすが、なかなか急な登りで七合目あたりからようやく雄大な山容が望めるようになる。頂上まではしばらく時間がかかり、登山口から頂上までには5時間を要してしまった。

頂上の展望は期待したほどではなく、昼食後すぐに下山にとりかかる。宿の食事に間に合う電車に乗るためには下りを3時間半以内で済ませる必要がある。どうにか時間内に最寄り駅近くまでは降りたのだが、駅に向かう道が見つからずに少々あせる。なんとか駅にたどり着いて電車に間に合い、リベンジ山行は成功裡に終わることができた。

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2020年10月 4日 (日)

焼石岳

  東北200名山二日目は焼石岳である。ただ最寄り駅から登山口までの距離が30キロ近く、標高差で500メートル以上ある上、前夜の深夜までの行動で疲労が溜まっていることを考えてタクシーを利用することにした。ただ帰りは自転車を利用するため折り畳んで荷物入れに収納した。

 

登山口で下車すると、砂利道の林道が延びていたが、タイやの細いロードバイクではパンクのリスクがあるため、不要な荷物とともにデポしていくことにしたが林道自体もかなりの傾斜があるため、疲労の溜まった体が慣れるまで、ゆっくりと登っていくと、1時間半ほどで三合目登山口に着いたが、車が6台も停まっていた。途中で抜かれることはなかったので、2時間以上は先行しているということだろう。

 

焼石岳までは稜線遠しに行くのではなく、山腹を巻いて行くので、小刻みなアップダウンが続くが、途中で何回か小沢を徒渉するので変化があって退屈することはない。アップダウンの途中で先行するパーティーとは全てすれ違い、八合目の平坦地から頂上を目指す急傾斜な登山道は貸切状態である。八合目付近は草紅葉の中を池塘と小川の流れを眺めながら進んで行く素晴らしいロケーションであった。さらに頂上を目指すと周囲は紅葉が広がり秋山の楽しさを満喫することができた。あいにくの曇り空で写真写りが今ひとつだったのは残念であった。

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頂上には4時過ぎに着いたが、強風とガスにつつまれていて、長居してもしょうがないので、証拠写真をとってから早々と下山に移る。
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昨夜に続いての残業は避けられないが、多少は早めに着くかと思ったが、アップダウンの続く後半は登りと大差ない時間がかかり、自転車のデポ地に戻った時は8時を大きく回ってしまった。

今晩の泊まりの湯沢までは30キロ以上あり、ホテルに着いたのは11時近かった。ホテルの料金は約12000円がGOTO割引と旅行社の向かうポイント差引で約四千円となることは予めわかっていたか、さらに湯沢市独自の助成金5000円があってマイナス残となってしまうので、その分でなにかお土産を買ってくれと言われたのには驚いた。前夜のホテルでもらったクーポン券千円が使わず仕舞いになって惜しいと思ったが、十分お釣りが来た気がした。

明日の予定は神室山だったが、悪天候の予報と体の疲労から中止して、ゆっくりと帰京することにした。

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2020年10月 3日 (土)

和賀岳

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東北地方には200名山(101~200)が九座あるが、未登の三座を全部登ってしまおうという欲張った計画を立てた。ただ200名山となると、100名山ほどポピュラーではないので、秋田駒ヶ岳と栗駒山以外は公共交通機関がなく、車を運転できない私は自転車で登山口まで行くことにした。

 

最初の目標である和賀岳は東京を始発の新幹線で出て角館から自転車で20キロほど乗って登山口に着いて登るつもりで、稲刈り後の田んぼを眺めながら、ノンビリと秋のサイクリングを楽しんでいたのだが、登山口の六キロ以上手前で舗装が終わって砂利道となっていたことから、計画の大幅見直しが必要となった。何故ならば、マウンテンンバイクならいざ知らず、細いタイヤのロードバイクで長時間砂利道を走るとパンクの可能性が高いからである。

 

やむを得ず自転車を置いて六キロ強をジョギングで登山口に向かい、登りだしたのはなんと1時40分であった。しばらくすると、上から降りてきたパーティーと出会い、こんな時間に登ってくるのを不審に思ったのか、上で泊まるのですかと聞かれたが、「行ける所まで行きます」と言葉を濁した。ただ本心では絶対に登頂すると固く決めていた。

 

登山口からしばらくは展望がきかないが、稜線に出ると薬師岳から和賀岳が紅葉に染まって素晴らしい展望が眺められた。ただ和賀岳まではかなり長丁場となりそうなので、和賀岳まで行くという決心が少しぐらつく。ただ薬師岳まで上がると、そこから先はたいした登りはないので、これなら行けるのでさないかという気になってきた。そこで下りの時間も考慮して、和賀岳登頂の時間制限を5時として登ることにした。

 

実際には和賀岳登頂は5時15分となってしまったが、証拠写真を撮ってすぐに下山する。ホテルに着いたのはなんと12時を回ってしまったが、なんとか目標をクリアすることができた。なお、ホテルはGOTOトラベルを早速利用させてもらったが、検索サイトには必要とされていた身分証明書の提示は求められなかった。
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2020年8月27日 (木)

温泉と山 鉢盛山ならぬ木曽川源流

 昨日一昨日と部屋の露天風呂にしか入ってなかったので、早朝に大浴場にも入ってみる。がら空きだったし、広い浴場の方がやはり気持ちいい。朝食後も9時半頃まで部屋でのんびりする。今日の目的の鉢盛山は標高は2400メートルほどだがアプローチが長く長丁場となるのだが、出発点となる藪原駅までの本数が少なく、ホテルで朝食をとってからとなると、松本発10時半まで列車がないため不本意いながらのんびりせざるを得ないのだ。その代わり、当日に帰京できない時は塩尻駅周辺のホテルでもう一泊することとした。

 

藪原駅で下車したら、もう一人自転車を持った年配の人が降りてくる。ひょっとして同一方向かなと思って聞いて見ると、藪原駅に車を置いて松本までまでツーリングして電車で藪原に戻ってきたところだと言う。電動サイクルをキャスター付きのキャリーで運んでいたが、自分の足腰が弱ってしまっても、こういう方法もありなのかと感心してしまった。

 

出発に際してスマホのGPS地図でコースを再確認しておこうと思ったが、お昼近くの強い光線で画面が良く見えなく確認ができなかったが、記憶を過信して確認せずに出発してしまった。そして一時間ほど乗って急坂の途中の木陰で休んでスマホの地図を確認したところ、見事に道を取り違えて5キロ以上も進んでいることがわかった。

 

正しい曲がり角まで坂をドンドン下っていくのは嫌な気分だが、自分が不注意だったのだから仕方がない。30分以上のロスで鉢盛山登山には黄色信号が灯ったが、とにかく今は前進するしかない。正しい道はダムまでは急坂だが、ダム湖に沿っては平坦な道が続く。途中には何ヵ所かゲートがあるが、車両の進入禁止であって自転車は対象外だろうと解釈して自己責任で前進する。

 

ところが3番目のゲートの先で舗装道路は終わって砂利道となっているではないか。マウンテンバイクならともかく、ロードバイクの細いタイヤではたちまちパンクしてしまうに違いないので、自転車はその場に置いてジョギングで登り出すが、登山口まではまだ9キロもあるのだ。事前にネットで調べた限りでは自転車の記録はなく、登山口まで舗装されているかどうかはわからなかったが、仮に舗装されてなくてもこんな下から砂利道になっているとは思いもよらなかった。

 

これで鉢盛山登山は無理となり、木曽川源流ツーリングに目的を切り替えることとなった。木曽川はさきほど道を間違えたところから河口までは歩きと自転車でトレース済みだったが、源流部分だけは未踏だったので、その踏破も鉢盛山登山とともに目的としていたのだが、鉢盛山登山が不可能になっても、もう一つの目的が達成できればいいやと思えた。6キロほど前進すると、木曽川の最後の流れを渡る(写真)。と言っても、流れ自体はまだ上の方に続いているのだが、道は沢から離れていくので、ここを源流として引き返すことにした。なお、源流には源流の碑があるということをネットに書いてあったのを思い出して捜してみたが、見つからなかった。帰ってからネットでよく調べたら、引き返した地点のちょっと下辺りにあるらしいが、いずれも現地のNPO主催のツアーで訪ねたものなので、一般の人にはなかなか敷居が高いもののようだ。
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下りは同じ6キロでも断然楽な道のりである。途中で振り返ると、目的だった鉢盛山が真正面に見えた。
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今回のように南側からはアブローチが長くてほとんど登られていないが、次回は一般的なコースである北側からか、東側から登ってみよう。なお、今回は動物に良くであった。猿の群れには行きも帰りもあったし、行きには猪の親子連れが数百メートル先の川をわたっていたし、帰りには数百メートル先の行く手の林道を熊が横断していた。この時はさすがに、しばらくじっとして笛を吹き続け、安全を確認してから急いで通過すると、ダム湖が見えてきて、藪原駅はもうすぐであった。ハプニング続きだった1日も無事に終わり、最終の特急にも乗れて当日中に帰宅することもできた。

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