自転車

2025年4月11日 (金)

区内探訪(石神井公園他)

 

4月8日

前日に家の近くの馬橋公園に桜を見に行ったが、以前と比べると桜の木が随分と減っているようにガッカリしたので、ネットに出ていた観泉寺という今川家の菩提寺にいってみる。戦国時代に桶狭間で今川義元が討死した後、その子の氏真が武田信玄の侵攻によって駿河を追われて京都に移って公家と親交を持ったが、徳川家康が関東に移封された後にその旗本となり、今の杉並区内に領地を与えられて今川町という名が残ることとなった。

ネットでは京都の名刹を思わせる素晴らしい寺院と絶賛してあったが、たしかにその通りではあったものの肝心の桜の木は一本しかなかったので、紅葉の時期にゆっくりと再訪することにして、区外ではあるが石神井公園に移動してみる。妻はバスで私は自転車で移動したが、バスの公園下車地がわからなかったので、バスを見失わないようにパスの後ろをピッタリとついて行く。バスは公園の手前で思いがけない方向に曲がって行ったので、後をついていなけれは妻とはぐれるところであった。

石神井公園は子どもの時に乗っていたボートがひっくりかえったり、ランニングをやっている頃には定期的に地元のランニングクラブの練習会に参加したりと思い出深い所である。池のまわりを半周しながら桜を眺めて出発点に戻る。

バスに乗って帰る妻と別れて、前から気になっていた善福寺公園近くの富士塚に行ってみる。江戸時代に富士講が盛んになったが、現地に行けない人のために各地に富士山を模した塚が作られて富士登山の疑似体験ができたそうである。柵に囲まれたわかりにくい所にあり、あまり人も訪れることもないようである。

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2025年4月 1日 (火)

神奈川県百名山(風巻ノ頭、袖平山)

神奈川県の山は丹沢と箱根近辺くらいしか登っておらず、丹沢にしても主脈縦走やポピュラーな沢登りをやった程度なので、神奈川県百名山のうち踏破済みなのは半分にも満たない。ヒルが活動する前に登ってみようと、日帰りで行けそうな風巻ノ頭から袖平山への縦走を行うことにした。

3月31日

袖平山方面には橋本駅からもバスが出ているようだが本数が少ないので、藤野駅から登山口までは10キロ以上離れてはいるが、帰りが遅くなっても大丈夫なように自転車を利用することにした。

低山だからたいして時間もかからなぃろうと甘く考えて家を出るのが遅くなってしまったので、上青根に着いたのは11時近くになってしまった。袖平山の登山口はもう少し奥にあるが、風巻ノ頭の登山口から登るつもりなので、ここに自転車を置いて舗装路を歩いて風巻ノ頭の登山口に向かう。

1時間ほど歩いて、風巻ノ頭に向かう山道が五万図に記載されている地点まで達したが、切り立った崖かあるだけで登山道らしきものはどこにもない。しかたなく南面の東海自然歩道経由で登ることにする。

1時間強歩いて東海自然歩道経由の登山口に達する。当初に予定していた登山口よりも標高は100メートルほど高いし、ピークまでの水平距離も短いので、それほど遠回りではないかもしれない。ただ水平距離が短いだけに勾配はきつかった。

1時半に登り出して、標高差500メートルを登り切って風巻ノ頭に着いた時は3時になっていた。途中から雪も降り出したので、吹きさらしの稜線歩きになるようならば、袖平山は諦めて往路を戻るつもりだったが、雪も小降りになってきたので、袖平山に向かうことにした。

袖平山の頂上直下で下山してくる人とすれ違う。登山口に駐車していた人だが、今からならばギリギリ暗くなる前に下山できるだろう。それから少し登って4時半に登頂したが、下山路について思案する。



往路を戻れば安全だが、自転車を置いた場所に戻れるのは8時を過ぎるだろう。一方、当初予定していた北側の尾根を下りれば順調なら7時前に自転車まで戻れるだろうが、コースの詳細はネットでも情報が得られなかったので少し不安は残る。

試しに北側の尾根に足を踏み入れてみたところ、マーキングはしっかりしているし、以前の降雪の上に着けられた踏み跡も認められたので、これならば安全に下れると判断して下ることにした。

最初は順調に下りだしたが、途中からつづら折りの下りとなる。しばらくしてからGPSで確認すると、登山道をだいぶ外していて林業の仕事道を下っているようであった。セオリーならば登山道まで戻るべきだが、あまりにも立派な道だったので、このまま下っても林道まで降りられるのではないかという甘いささやきに負けて下り続けたところ、途中でプツリと道が途絶えてしまった。

登山道まで戻るべきか悩んだが、地図をよく見ると、下から延びている林道が比較的近くまで通じており、そこまでの勾配もさほどきつくないことがわかったので、林道まで慎重に降りて行くことにした。

多少時間はかかったが、なんとか林道まで降りることごでき、自転車の所には9時過ぎには戻ることができた。ここからならば、ゆっくり下っても最終電車には十分間に合うので、腹ごしらえをしてからペダルを踏むことにした。

この頃になって雪が強くなってきたが、雨具の防水がよく効いているので、寒さは感じることはなかった。まずは橋の所まで降りてからトンネルまで約4キロの登りである。勾配がそれほどでもないので、なんとか登り切る。そこから先は藤野駅まで約8キロのくだりであるが、みぞれで路面もブレーキも濡れているので、スリップしないようにブレーキをかけっぱなしで慎重に下っていく。登りよりもだいぶ疲れたが、最終よりも何本か前の電車には間に合うことができた。思っていたよりもだいぶ大変な山行だった。





 

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2025年3月15日 (土)

千葉・茨城県境付近のふれあいの道

ふれあいの道は原則として徒歩で行くことにしているが、千葉・茨城の県境付近のふれあいの道はほとんどが平地の舗装路なので自転車を利用すれば1日でかなりの数のコースを回れることに気づいた。

3月14日

出発点の下総松崎駅までは千葉と成田乗り継ぎで比較的頻繁に発車しているので時間の心配はないということで寝過ごしてしまい、家を出るのが遅れた。さらに錦糸町で人身事故があったため手前の両国駅で70分も足止めを食らう羽目となる。下総松崎駅には当初

2時間近く遅れて到着する。そこから千葉県NO3コースの撮影ポイントである龍角寺を目指すが、グーグルマップに表示されている龍角寺の場所は立入禁止と書かれているゴルフ場内の道を経由するようになっているので、そこには入らずにもう少し先を左折して裏側から行けないかとトライしてみるが、うまくいかずに元に戻り、今度はゴルフ場の中の道を進むと資材置き場のような場所に出てしまい、そこから龍角寺と表示されている地点までの道は見当たらない。近くにいたゴルフ場の職員らしき人に聞いてみると、「地図が間違っているらしくて、よくこちらに迷いこんで来る人がいる」とのことで、正しい道を教えてくれた。教えられた通りに行くと確かに龍角寺はあったが、そこからグーグルマップで龍角寺と表示されている地点までは数百メートルも離れていた。



この思わぬアクシデントでさらに一時間あまりロスしてしまい、今日は初っ端から散々である。先行きが思いやられたが、気を取り直して先に進むが、次の撮影ポイントである楽満時、その先の神崎神社ともに比較的スムーズに進むことができ、

その後は利根川を渡って茨城県に移り、茨城県のふれあいの道のコースをめぐりながら土浦駅を目指すことにする。

茨城県コースの最初となるコース18番まではかなり遠くて二時間近くかかり、初めて霞ヶ浦を目にすることになる。

ここまでは現在地を確認するためにグーグルマップを頻繁に見ていたため、スマホの電池容量が30%を切ってきたために予備のバッテリーで充電しようとしたところ、フル充電してきたはずのバッテリーからの充電ができないという事態に陥り、以後はグーグルマップの閲覧は必要最小限に留めざるを得なかった。

この後は、次の撮影ポイントである木原水神宮に向かうのだが、グーグルマップではその所在が表示されないので、ふれあいの道のHPの地図の水神宮が記載されているあたりの地形をグーグルマップでも確認することにより、グーグルマップ上での水神宮の場所を推定して辿り着くことができた。踏破認定のための撮影は暗闇のため不鮮明で鳥居がかろうじて確認できるだけになってしまったがやむをえない。

なお後からわかったことだが、HPでは「水原」と記載されていたためにグーグルマップでは検索できなかったが、正しくは「木原」であり、それで検索していれば表示できたのである。今回は地図の間違いに泣かされ続けてしまった。

後は土浦駅までの約12キロを進むだけだし、グーグルマップで確認しなくても問題はないので気分的には楽になった。気がかりなのは途中でパンクすることだけだったが、いざとなったらタクシーを呼ぶこともできるし、距離によっては自転車を引いて歩いて帰ることもできるのである。なお土浦駅に着いてからわかったことであるが、コースNO16の撮影ポイントである霞浦総合公園の風車の近くも気づかずに通過していたようだが、気づいたとしても、暗がりの中では風車の撮影は無理だったろう。

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東京百名山(浅間山他)

日本二百名山、関東百名山、甲信越百名山が踏破間近となり、次の目標として近県の百名山があげらるようになり、まずは地元の東京百名山から始めることになった。と言っても半分以上は登頂済みなので、残りの半分近くを登るだけであるが

3月12日

本日は雨の予報であるが、雨が強まるのは夕方からということだったので、瑞穂駅近くの六道山(194メートル)を登ることにした。アクセスとしては立川駅からバスを利用するのが一般的らしいが、家から30キロくらいの距離なので、自転車で行っても大差はないだろうと久しぶりに自転車で行くことにした。

登山口まで3時間程度かかることを見込んでいたが、途中で道を間違えたこともあり、1時間遅れの3時に六道山公園に着いたが、あたりはだだっ広い丘陵地帯で、歩き回ってみたものの山頂がどこにあるのかわからなかった。

公園の案内図があちこちにあるが、そこには山頂の表示はなく、五万図にも記載はないので困っていたところ、雨の降り方が激しくなってきたので、次回を期して本日はこれにて帰ることとし、雨の中を帰路につくことにした。

3月13日

本日は1日中晴天が予想されたので、東京百名山のうち、我が家から1番近い浅間山(80メートル)に行ってくることにして昼食後にわが家を出発した。

浅間山は多磨霊園の西側だということで、近くまでは地図を見ることもなく行くことができた。

最後は少し迷ったが、こちらは山頂の位置も明瞭だったので、なんとか「登頂」ができた。立派な山頂の標識もカメラに収めることもできた。

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帰りは行きとは違う道を進んだが、大して迷わずに進めたが、帰宅した時には真っ暗になってしまった。

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2024年11月 8日 (金)

関東ふれあいの道 埼玉県(NO8,13)

関東ふれあいの道の埼玉県コースを年内に終わらせたいと欲張って、3コースを1日で踏破する計画をたてたが、結局は二コースのみの踏破で終わってしまった。

11月7日

コースNO13は全コースを歩くと、それだけで1日がかりとなってしまうか、本コースの大半は秩父七峰を歩いた際に踏破しているので、撮影ポイントである二本木峠周辺のみを目指し、余った時間は他コースに向かうことにした。

二本木峠に向かう最短コースは秩父鉄道親鼻駅を起点とすることが考えられるが、自転車がどこまで使えるかは現地に行ってみないとわからず、出たとこ勝負で向かうことにした。駅から5キロほどは舗装路で進めたが、峠方面への分岐路は舗装されておらず駐輪して歩くこおになった。

地図には太線で書かれていた道だったので、もう少し良い道を期待していたのだが、ほとんど廃道に近い道を2時間近く歩いて峠近くの舗装路に出てしばらく歩くと峠に着いた。思ったより時間がかかってしまったので、予定していたあと二つのコースを踏破するのは赤信号が灯った。当初の予定では往路を引き返す予定だったが、思ったよりも悪い道だったので遠回りにはなるが、稜線通しに北に向かい途中から脇道にそれて駐輪してある場所に向かうことにした。

自転車の所に戻ったのは1時半だったので、今回はコース8番のみを目指すことにして風戸入口を目指す。風戸入口までは秩父巡礼で何度も通っているので迷うこともなく進む。風戸から先が山道となるが、撮影ポイントである猿岩の案内表示が見当たらず、そのまま進んでしまうと破風山頂に出てしまう。このコースは本来は札立峠を回って秩父34札所の満願となる水潜寺に向かうのだが、札立峠から先は巡礼時に歩いているので、破風山からは往路を戻り猿岩の案内表示をもう一度探すことにした。

猿岩の所まで戻りよく探すと案内表示は見つかったが、コースマップには案内表示はコースの東川にあるように記載されていたので先ほどは東側ばかり探していたところ、実際には西側にあったので見落としたようであった。下山には思いの外時間がかかり、風戸入口に降りた時は真っ暗になっていた。



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2024年10月15日 (火)

関東ふれあいの道 わたらせ渓谷鉄道沿い(北部)

関東ふれあいの道のわたらせ渓谷鉄道沿いのコースはほとんどが手付かずであるが、北部から順次進めていくことにする。

10月12日

わたらせ渓谷鉄道の南部の起点である桐生までは新幹線と在来線の乗り継ぎで達し、そこから北部の終点である間藤までは1時間強の道程である。

今回は全て歩くとなると相当時間がかかりそうなので、舗装路は自転車を利用し、それ以外の所だけを歩くことにした。最初のコースはわたらせ渓谷鉄道沿線のコースで唯一、栃木県のコースとなる舟石峠経由、備前楯山のコースである。こちらもご多分に漏れず、傾斜がきつくなると、自転車を下りて歩き出すことになる。比較的見通しがきく道だったので、峠が近づいてきたことがわかり、休むことなく最後の頑張りで峠に達する。

峠からは舗装路を離れて撮影ポイントに指定されている山頂を目指して尾根筋を登っていく。途中、上から降りて来る人に出会ったが、キノコ取りの人のようであった。峠にたくさんの車が駐車してあったにもかかわらず、山で会う人が希だったのは、大半がキノコ取りが目的であるためだったかららしい。

峠から頂上までは1.5キロと短かったが、意外と時間がかかってしまった。頂上は無人かと思ったら、少し先の方に二人の登山者が休んでいたので、全く人気のない山でもないようだ。

峠に降りて昼食をしていると、さきほど頂上の先で昼食をしていた二人連れが降りてきた。彼らは車で帰るのかと思ったら、私と同じく銀山平に向けて歩き出したのは意外であった。

しばらく休んでから銀山平に向けて下りだすと、間もなく先行していた二人連れが前方を歩いているのを発見する。黙って追い抜くのも失礼だと思い、挨拶をしながら追い抜いたが、やはり「文明の利器」の威力は絶大である。

渓谷沿いの道に降りてからも下りの道が続き、間もなくして沢入(そうり)の駅に着く。ここは何年か前に袈裟丸山に登った時にコースの起点及び終点となったところである。その途中に寝釈迦という奇岩があって、ふれあいの道の撮影ポイントとなっているので、袈裟丸山登山の時に一度通過しているはずなのだが、写真を撮っていなかったので、今回また行かなくてはならなくなった。

かなり上部まで舗装路が続いているようではあったが、傾斜が強いために下の方から歩かざるを得なかった。明るいうちに寝釈迦を往復してくるつもりが、到底無理なことに気づき、舗装路終点の少し下辺りにテントを張らざるを得なくなった。本格的なテントではなく簡易テントであったため、夜になって降りだした雨のためにかなり濡れてしまった。

10月13日

朝になるとすっかりいい天気になっていて雨の中を歩かなくて済んだのはせめてものことであった。濡れたテントを乾かすためにテントははったままで、軽装ででかける。しばらく進むと道はダートになってきたので、自転車は道端に置いて歩き出す。

道は間もなくして本格的な山道となるが、1時間以上もかかってようやく寝釈迦に到着する。

証拠写真を撮ってからすぐに下山に移る。途中で自転車、さらにはテントを回収して沢入駅に戻る。ここからはわたらせ渓谷沿いに下りが続くが、途中に蕎麦屋があったので、天麩羅そばを食べる。久し振りにまともなものを食べた気がした。

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渓谷沿いの道はさらに下りが続き、途中の撮影ポイントである不動滝で写真を撮った後に更に下り続けると小中駅に達し、ここから本日最後の撮影ポイントである袈裟懸け橋に向かうことになる。傾斜もそれほどではないので、自転車をおりることなく、こぎ続けたが、昨日からの疲労がたまったのか、太ももにけいれんが起こりそうになったので、やむを得ず自転車を降りて歩き出すことになる。


だましだまし歩いてなんとか袈裟懸け橋に着き、写真を撮ってから小中駅目指して一気に降りて、登りの何分の一かの時間で小中駅に着き、後は電車を乗り継いで帰宅することができた。

渓谷沿いのふれあいの道はまだかなり残したままになっているが、順次、踏破していくつもりである。

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2024年9月11日 (水)

稲含山

9月10日


関東百名山も終わりに近づいてアプローチの悪い山ばかりが残ってしまったが、今回の稲含山も最寄り駅から登山口まで20キロ以上あるにもかかわらず、バスもない状態である(以前は途中までは乗合タクシーがあったようだか)。自転車を輪行して行こうかと思ったところ、最寄りの上州福島駅では無料でレンタサイクルが使えるということを知り、利用してみることにした。


8時前に上州福島駅で下車してレンタサイクルを借りる。ママチャリではあるが、5段変速にはなっているので、登り坂もある程度は対応できそうだ。


林道までは傾斜もそれほどではないのでゆっくりではあるが漕いでいくことができたが、林道に入ると傾斜もきつくなるので、自転車を降りて引いていくことが多くなる。幸い、林道は舗装路が続いていたので、登りの辛さを我慢すれば、帰りは楽になることだけを頼りにして進んでいく。


林道の入口には登山口まで3.5キロと書いてあったので、500メートルごとの標識を頼りに進んでいたが、いざ登山口と覚しき所に出ると、通行止めとなっていて、登山口はさらにニキロ先という表示があってガッカリする。


1時間ほどかけて12時半に本当の登山口に着く。そこから頂上までは標高差は500メートル弱で急登が続くが2時前には登頂できる。頂上には標識板があって四方の山名が記載されているが、ガスに覆われて全く展望がないので、標識の写真だけ撮ってすぐに下山する。

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下りは山道も舗装路に下りてからも、登りの何分の一かの早さで駅に戻ることができた。

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2024年6月11日 (火)

関東ふれあいの道 栃木県コースNo23

6月10日

 

夜中中激しく降っていた雨も朝には小降りとなり、宿を出る時はほとんど気にならないほどになった。自転車は車止めのゲートを過ぎて舗装路がなくなる所に荷物とともにデポした。

 

しばらくは沢沿いの林道を進むので、マウンテンバイクだったらまだ乗っていられたのにと思ったりした。一の鳥居から先は本格的な山道となる。しばらく上っていると、もう降りてくる人がいる。朝一番で登りにきたそうである。

 

この道も10年以上前に皇海山を登りに来た時に歩いたことがあるが、写真を撮ってないので、撮影ポイントである庚申山荘までは登らなければならないのである。

 

庚申山荘は不具合があって休業中だそうだが、山荘をバックに自画像を撮下山する。ここまでくれば、庚申山頂も間近ではあるが、一度登ったことがあるほか、ガスっていて展望のない山頂に行ってもしょうがないし、できればもう一カ所の撮影ポイントにも行きたいので即下山することにした。

わたらせ渓谷まで下山して、次の撮影ポイントである群馬県コースNo30の登山口である沢入駅まで進んで今後の予定を考えたが。今の時間は3時半であり、明るい間の行動時間としてはあと3時間ほどしかないことを考えると、時間的に無理だということになり、明日もう1日滞在しても

中途半端になるようにおもわれたので、一日早く予定を切り上げて起業することにした。

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関東ふれあいの道 栃木県コースNo2、3、4

6月8日

 

栃木県から群馬県にまたがる地域のコースをまとめて登ってしまおうという欲張りな計画をたてた。さらに欲張って関東百名山の石裂(おざく)山を先に登ってから、ふれあいの道に進むことにした。石裂山に1000メートル以下の低山ということもあり、下調べもせず、五万図に記載されている登山路を行けばいいのだろうと、軽い気持で考えていた。

 

鹿沼駅をスタートした時は平らだった道も次第に傾斜を増してくる。土曜日ということもおり、チャリダーも何人かいて、例によって抜かれていく。五万図で石裂山への登山路が記入されている所で、自転車と荷物を置いて空身で登り出す。入口には山頂まで2時間と表示された案内板があり、標高差は約500メートルだから、そんなものかと思った。

 

緩やかな傾斜の林道を30分ほど歩くと沢に突き当たり、頂上まで1時間半という案内板はあるが、そこから先はどこを探しても道がない。山頂方向を示す標識は沢の方を指しており、半信半疑ながら沢に沿って歩いていく。

 

途中で、標識が示す登山路は廃道になってしまったのだろうと考えたが、歩けない所ではないので、しばらくは進んでみることにした。

 

2時間近く登っても、頂上までは標高差にして200メートル近くあり、今までのペースからすると、2時間近くはかかるだろうし、下りもそう早くは降りられそうにもないので、下山できるのは日没近くになりそうだ。この山だけを目標にしてきたのならばともかく、この後も自転車でなるべく高い地点まで行きたいので、ここで降りることにした。後で調べてみると、やはり南面から登る道は廃道に近い状態で、北面から登る道の方が良いようなので、機会があったら北面から登ってみたいものである。

 

登山口に戻って、また自転車で登り出すが、この頃になると、ペダルを漕ぐよりも、自転車から降りて引いていく方が多くなってしまう。

 

前日光温泉を過ぎ、バスの終点を過ぎてもまだ先に進まなければならない。もう少し進んで左右に道が分かれる所でどちらに進むべきか検討する必要がある。

 

右に進む道は古峰神社の方へ少し下ってから登り返すことになるが、案内図では神社から古峰高原方面には通行止めの記載があるのが気になる。一方、左の道は五万図では二本線の道が続いているが、オフライン地図のMapsMeでは途中から破線になっているので、これも気にかかる。

 

結論は夜じっくりと考えてから決めることにして、ここにテントを張ることにした。夜に熟考した結論は左の道を進むことだった。たしかに左の道は舗装路が続いている保証はないが、もともと登りは自転車を降りて引いていく方が多いので、砂利道となっていても問題はないことに気づいたからである。

 

6月9日

 

昨夜決めた左の道を進んでいくと、「前日光ハイランドロッジ方面には行けません」の表示がある。自転車なら行けないことはないだろうが、ダメなら引き返そうと思って進んでみると、土砂崩れが2カ所あり、たしかに車は通行できないが、自転車ならばかついて進めば何の問題もなかった。

 

やがて道は前日光ハイランドロッジから続く遊歩道に出て、観光客と出会うことになる。No4コースの撮影ポイントである象の鼻展望台で写真をとってから、ロッジに向かい、これで一件落着かと思ってしまった。

県のホームページにあるふれあいの道の地図ではNo2と3の撮影ポイントはロッジから進んだ道の突き当たり付近にあるようになっていたが、実際にはその近辺には該当する場所はなく、少々焦ってしまう。ここまで苦労して来ながら、撮影ポイントが発見できないでは、認定証をもらえないことになってしまうので、手持ちの地図で必死に探すとなんとか場所を発見できて、ホットした。県の地図が間違っていたせいで、とんだ苦労をする羽目になってしまった。




 

後はわたらせ渓谷に向かって千メートル近い標高差をダウンヒルするだけである。幸いさほど急な下り坂ではなかったので、それほど神経を使わずに降り立つことができた。

 

足尾駅まで降りて、駅前の雑貨店で食料を買い足して、荷物の積み替えをやっていると、いきなり強い雨がふりだし、今夜の銀山平でのキャンプに赤信号が灯りだした。今回は荷物をキョクリョク減らすために、軽量のテントを持ってきているため、雨降りの中でのキャンプはかなり悲惨なものになるからだ(出発前の天気予報では今日は降らないはずだったのに)。

 

そこで急遽キャンプを中止して、キャンプ場近くの旅館を探すと、運良くキャンプ場の手前の旅館に泊まれることになりホット安堵した。

 

雨も止んできたので、この機会を逃さずに旅館に向かい、温泉で体を温め、ビールで喉を潤して夕食で腹を満たした。外はかなりの雨が降っていて、キャンプせずに済んだことを喜んだ。

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2023年10月18日 (水)

鉢伏山

今回登山を予定している鉢伏山と鉢盛山はいずれも北アルプスの周辺の山で過去にも登ろうとしたことがあるが、アプローチの事前調査が不十分のため時間切れで登頂できなかった山である。初日は朝東京を出発するので行動時間が短くなるため、2000メートルを切る高度の鉢伏山を登ることにした。出発点の松本駅と登山口である扉温泉との標高差は約千メートルあり、市街地を抜けると次第に傾斜がきつくなってくる。雨はあがっているか、雲は厚く遠くの山並みは見えない。ただ横手には山頂から市街地に伸びる長大な尾根が望め、以前に登ろうとした時は頂上まであまりにも遠いため登頂を断念したところである。

 

3時間以上かけて扉温泉に着いた時は二時を大きく過ぎており、ここから歩きとなる。地図でのは頂上まで2時間となっているので、暗くなる前にはなんとか戻れるかなと甘い観測をしてしまう。歩きだした時は青空も見えていたのだが、まもなく曇り空に戻ってしまう。道はしばらくは歩きやすい広い道だったが、途中から沢の方へ下っていくと道は不鮮明になってくる。実は正しい道は沢には下らずにそのまま尾根の方向に向かうのであったが、分岐点には標識もなく下っていく道の方が鮮明だったので間違ってしまったのである。

 

沢の流れは次第に細くなってくるが、沢沿いに進むと先は長いように思えたので、右手の草混じりの斜面を登って先程別れた尾根に辿り着いた。ここから先はまた広い緩やかな尾根を登っていくのだが、頂上までは1時間近くかかってしまい、無人の頂上に着いた時は真っ暗になってしまった。頂上は風も強かったので証拠写真を撮ってすぐに下山に移る。
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登りの際に沢から別れて尾根に上がった地点の先くらいまでは道は鮮明で迷うこともなかったが、その先では道は不鮮明となり暗くて見通しもきかないために何度も道に迷い、そのたびに地図とにらめっこして正しい戻ることができたが、そのために時間がかかってしまい扉温泉に戻ってきたのは日付が変わる直前であった。登りのなんと倍近くの時間がかかってしまったことになる。

 

深夜の下り道を松本駅に向かって進み、駅近くのネットカフェに泊まったが、翌日は疲れが残っているため鉢盛山は断念し、今まで夜に近くから望んだだけで内部には入ったことがない松本城を見学してから帰ることにした。今回登れなかった鉢盛山は来年あたりに信越地方にある未登の300名山の三山を登った後に最後に登ってくることにしょう。
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