自転車

2024年9月11日 (水)

稲含山

9月10日


関東百名山も終わりに近づいてアプローチの悪い山ばかりが残ってしまったが、今回の稲含山も最寄り駅から登山口まで20キロ以上あるにもかかわらず、バスもない状態である(以前は途中までは乗合タクシーがあったようだか)。自転車を輪行して行こうかと思ったところ、最寄りの上州福島駅では無料でレンタサイクルが使えるということを知り、利用してみることにした。


8時前に上州福島駅で下車してレンタサイクルを借りる。ママチャリではあるが、5段変速にはなっているので、登り坂もある程度は対応できそうだ。


林道までは傾斜もそれほどではないのでゆっくりではあるが漕いでいくことができたが、林道に入ると傾斜もきつくなるので、自転車を降りて引いていくことが多くなる。幸い、林道は舗装路が続いていたので、登りの辛さを我慢すれば、帰りは楽になることだけを頼りにして進んでいく。


林道の入口には登山口まで3.5キロと書いてあったので、500メートルごとの標識を頼りに進んでいたが、いざ登山口と覚しき所に出ると、通行止めとなっていて、登山口はさらにニキロ先という表示があってガッカリする。


1時間ほどかけて12時半に本当の登山口に着く。そこから頂上までは標高差は500メートル弱で急登が続くが2時前には登頂できる。頂上には標識板があって四方の山名が記載されているが、ガスに覆われて全く展望がないので、標識の写真だけ撮ってすぐに下山する。

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下りは山道も舗装路に下りてからも、登りの何分の一かの早さで駅に戻ることができた。

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2024年6月11日 (火)

関東ふれあいの道 栃木県コースNo23

6月10日

 

夜中中激しく降っていた雨も朝には小降りとなり、宿を出る時はほとんど気にならないほどになった。自転車は車止めのゲートを過ぎて舗装路がなくなる所に荷物とともにデポした。

 

しばらくは沢沿いの林道を進むので、マウンテンバイクだったらまだ乗っていられたのにと思ったりした。一の鳥居から先は本格的な山道となる。しばらく上っていると、もう降りてくる人がいる。朝一番で登りにきたそうである。

 

この道も10年以上前に皇海山を登りに来た時に歩いたことがあるが、写真を撮ってないので、撮影ポイントである庚申山荘までは登らなければならないのである。

 

庚申山荘は不具合があって休業中だそうだが、山荘をバックに自画像を撮下山する。ここまでくれば、庚申山頂も間近ではあるが、一度登ったことがあるほか、ガスっていて展望のない山頂に行ってもしょうがないし、できればもう一カ所の撮影ポイントにも行きたいので即下山することにした。

わたらせ渓谷まで下山して、次の撮影ポイントである群馬県コースNo30の登山口である沢入駅まで進んで今後の予定を考えたが。今の時間は3時半であり、明るい間の行動時間としてはあと3時間ほどしかないことを考えると、時間的に無理だということになり、明日もう1日滞在しても

中途半端になるようにおもわれたので、一日早く予定を切り上げて起業することにした。

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関東ふれあいの道 栃木県コースNo2、3、4

6月8日

 

栃木県から群馬県にまたがる地域のコースをまとめて登ってしまおうという欲張りな計画をたてた。さらに欲張って関東百名山の石裂(おざく)山を先に登ってから、ふれあいの道に進むことにした。石裂山に1000メートル以下の低山ということもあり、下調べもせず、五万図に記載されている登山路を行けばいいのだろうと、軽い気持で考えていた。

 

鹿沼駅をスタートした時は平らだった道も次第に傾斜を増してくる。土曜日ということもおり、チャリダーも何人かいて、例によって抜かれていく。五万図で石裂山への登山路が記入されている所で、自転車と荷物を置いて空身で登り出す。入口には山頂まで2時間と表示された案内板があり、標高差は約500メートルだから、そんなものかと思った。

 

緩やかな傾斜の林道を30分ほど歩くと沢に突き当たり、頂上まで1時間半という案内板はあるが、そこから先はどこを探しても道がない。山頂方向を示す標識は沢の方を指しており、半信半疑ながら沢に沿って歩いていく。

 

途中で、標識が示す登山路は廃道になってしまったのだろうと考えたが、歩けない所ではないので、しばらくは進んでみることにした。

 

2時間近く登っても、頂上までは標高差にして200メートル近くあり、今までのペースからすると、2時間近くはかかるだろうし、下りもそう早くは降りられそうにもないので、下山できるのは日没近くになりそうだ。この山だけを目標にしてきたのならばともかく、この後も自転車でなるべく高い地点まで行きたいので、ここで降りることにした。後で調べてみると、やはり南面から登る道は廃道に近い状態で、北面から登る道の方が良いようなので、機会があったら北面から登ってみたいものである。

 

登山口に戻って、また自転車で登り出すが、この頃になると、ペダルを漕ぐよりも、自転車から降りて引いていく方が多くなってしまう。

 

前日光温泉を過ぎ、バスの終点を過ぎてもまだ先に進まなければならない。もう少し進んで左右に道が分かれる所でどちらに進むべきか検討する必要がある。

 

右に進む道は古峰神社の方へ少し下ってから登り返すことになるが、案内図では神社から古峰高原方面には通行止めの記載があるのが気になる。一方、左の道は五万図では二本線の道が続いているが、オフライン地図のMapsMeでは途中から破線になっているので、これも気にかかる。

 

結論は夜じっくりと考えてから決めることにして、ここにテントを張ることにした。夜に熟考した結論は左の道を進むことだった。たしかに左の道は舗装路が続いている保証はないが、もともと登りは自転車を降りて引いていく方が多いので、砂利道となっていても問題はないことに気づいたからである。

 

6月9日

 

昨夜決めた左の道を進んでいくと、「前日光ハイランドロッジ方面には行けません」の表示がある。自転車なら行けないことはないだろうが、ダメなら引き返そうと思って進んでみると、土砂崩れが2カ所あり、たしかに車は通行できないが、自転車ならばかついて進めば何の問題もなかった。

 

やがて道は前日光ハイランドロッジから続く遊歩道に出て、観光客と出会うことになる。No4コースの撮影ポイントである象の鼻展望台で写真をとってから、ロッジに向かい、これで一件落着かと思ってしまった。

県のホームページにあるふれあいの道の地図ではNo2と3の撮影ポイントはロッジから進んだ道の突き当たり付近にあるようになっていたが、実際にはその近辺には該当する場所はなく、少々焦ってしまう。ここまで苦労して来ながら、撮影ポイントが発見できないでは、認定証をもらえないことになってしまうので、手持ちの地図で必死に探すとなんとか場所を発見できて、ホットした。県の地図が間違っていたせいで、とんだ苦労をする羽目になってしまった。




 

後はわたらせ渓谷に向かって千メートル近い標高差をダウンヒルするだけである。幸いさほど急な下り坂ではなかったので、それほど神経を使わずに降り立つことができた。

 

足尾駅まで降りて、駅前の雑貨店で食料を買い足して、荷物の積み替えをやっていると、いきなり強い雨がふりだし、今夜の銀山平でのキャンプに赤信号が灯りだした。今回は荷物をキョクリョク減らすために、軽量のテントを持ってきているため、雨降りの中でのキャンプはかなり悲惨なものになるからだ(出発前の天気予報では今日は降らないはずだったのに)。

 

そこで急遽キャンプを中止して、キャンプ場近くの旅館を探すと、運良くキャンプ場の手前の旅館に泊まれることになりホット安堵した。

 

雨も止んできたので、この機会を逃さずに旅館に向かい、温泉で体を温め、ビールで喉を潤して夕食で腹を満たした。外はかなりの雨が降っていて、キャンプせずに済んだことを喜んだ。

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2023年10月18日 (水)

鉢伏山

今回登山を予定している鉢伏山と鉢盛山はいずれも北アルプスの周辺の山で過去にも登ろうとしたことがあるが、アプローチの事前調査が不十分のため時間切れで登頂できなかった山である。初日は朝東京を出発するので行動時間が短くなるため、2000メートルを切る高度の鉢伏山を登ることにした。出発点の松本駅と登山口である扉温泉との標高差は約千メートルあり、市街地を抜けると次第に傾斜がきつくなってくる。雨はあがっているか、雲は厚く遠くの山並みは見えない。ただ横手には山頂から市街地に伸びる長大な尾根が望め、以前に登ろうとした時は頂上まであまりにも遠いため登頂を断念したところである。

 

3時間以上かけて扉温泉に着いた時は二時を大きく過ぎており、ここから歩きとなる。地図でのは頂上まで2時間となっているので、暗くなる前にはなんとか戻れるかなと甘い観測をしてしまう。歩きだした時は青空も見えていたのだが、まもなく曇り空に戻ってしまう。道はしばらくは歩きやすい広い道だったが、途中から沢の方へ下っていくと道は不鮮明になってくる。実は正しい道は沢には下らずにそのまま尾根の方向に向かうのであったが、分岐点には標識もなく下っていく道の方が鮮明だったので間違ってしまったのである。

 

沢の流れは次第に細くなってくるが、沢沿いに進むと先は長いように思えたので、右手の草混じりの斜面を登って先程別れた尾根に辿り着いた。ここから先はまた広い緩やかな尾根を登っていくのだが、頂上までは1時間近くかかってしまい、無人の頂上に着いた時は真っ暗になってしまった。頂上は風も強かったので証拠写真を撮ってすぐに下山に移る。
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登りの際に沢から別れて尾根に上がった地点の先くらいまでは道は鮮明で迷うこともなかったが、その先では道は不鮮明となり暗くて見通しもきかないために何度も道に迷い、そのたびに地図とにらめっこして正しい戻ることができたが、そのために時間がかかってしまい扉温泉に戻ってきたのは日付が変わる直前であった。登りのなんと倍近くの時間がかかってしまったことになる。

 

深夜の下り道を松本駅に向かって進み、駅近くのネットカフェに泊まったが、翌日は疲れが残っているため鉢盛山は断念し、今まで夜に近くから望んだだけで内部には入ったことがない松本城を見学してから帰ることにした。今回登れなかった鉢盛山は来年あたりに信越地方にある未登の300名山の三山を登った後に最後に登ってくることにしょう。
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2023年7月26日 (水)

毛勝山

富山県にある日本二百名山の毛勝山(2407メートル)に登ってきた。元々は山仲間と残雪期に毛勝三山を縦走する計画を立てたのだが、コロナで三年連続で中止となり、今年のGWにやっと登山実行にたどり着けたが、体力の衰えから毛勝山だけを日帰りで往復する計画に変更して臨んだものの、時間切れで手前で引き返すこととなってしまったので、今回はビバーク覚悟と言うことで単独でリベンジすることにした。前回は夜中の2時に出発しても時間切れとなってしまったので、今回は夜中の零時にスタートさほ。登山口の1時間ほど手前までは自転車を利用し、そこから舗装路とダートが入り混じった道を歩いて夕方には登山口に着く。

 

零時出発ということで1時間ほどしか眠れなかったが、零時には登山口を出発する。前回と違い一人歩きの夜道はとても長く感じられた。夜が明けると、見覚えのある場所が現れて多少は気が紛れる。前回の到達点には朝の8時半に着いたが、二千メートルラインをようやく越えるかというあたりで。休んでいると下から登ってきた登山者に追い抜かれる。何時に出発したのかは知らないがかなり健脚のようであった(単に私が遅いだけかも)。少々のアップダウンを繰り返すと、いよいよ山頂への標高差400メートルの急登が始まる。

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ビバーク覚悟で来たためビバーク装備や食料などでそこそこ荷物が重かったので、必要最小限の物だけを持って残りの物は置いて行くことにした。その時、下から単独の人が登って来るのて、先に行ってもらうことにした。その時、さきほど私を抜いた単独の人がもう降りてきた。やはりかなりの健脚家のようであった。空身同然となったので、二番目に抜いていった人を抜き返せるかと思ったが、差は開くばかりであった。

 

頂上まではかなり遠く、正午きっかりにやく登頂できたが、二番目に抜いていった人は丁度下山するところであった。剣方面は雲に隠れて見えなかったが、毛勝三山の残りの二山も眺められて、コロナがなかったらあそこまで行けたのだろうかなどと考えてしまった。

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帰りはウンザリするほど長く、最後で遠回りしてしまったこともあり、登山口に戻ったのはなんと9時を回ってしまい、往復21時間(休憩時間を含む)のロングコースとなってしまった。

 

前夜は夕食も摂らずにバタンキュワとなってしまったが、朝になっても全く食欲がない。昨日の行動中の水不足の反動で下山してから水をがぶ飲みしたために胃の具合が悪くなったためらしい。朝食も摂らずにそのまま降りて麓の温泉で一風呂浴びたらようやく元気を回復して、ビールで乾杯することができた。

 

帰りは上田で途中下車して別所線に乗って別所温泉まで往復してきた。これで中部地方の私鉄は地下鉄も含めて全て乗車したことになる(関東地方は既に完乗済)。別所温泉から上田まではほぼ下る一方なので、帰りは自転車で帰っても良かったのだが、この猛暑では下りといえども外にいるだけでツライので、自転車は上田駅の新幹線ホームにケースごと置いたままにしてきた。

 

帰宅してから風呂に入ったら、午前中の日帰り温泉の時は気づかなかったのだが、ダニに喰われているのを発見する。翌朝皮膚科に行って大事には至らなかったが、毛勝山は大変だっただけでなく、とんだお土産付きとなってしまった。

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北海道以外の二百名山(北海道は熊が怖いので敬遠)は残すところニ座のみとなったが、二百名山の中の日帰り登山の対象としては最長の時間を要する山であった。富山県にはもう一つ難関の二百名山が残っている。二百名山で唯一登山道のない山である笈ヶ岳(オイズルガタケ)である。登れる時期は藪が雪で覆われる残雪期のみで(厳冬期は豪雪と猛吹雪で超困難)、今年のGWに毛勝山の前にトライしてみたのだが、全く雪がなく超困難な藪山となっていたために登山を断念したが、次回は3月か4月にトライしてみたいものである。

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2023年3月28日 (火)

千葉県内の関東100名山全山登頂

先週登り残した南房総の関東100名山のリベンジである。岩井駅で下車して、まずは富山(とみやま)に向かう。県道と別れて林道に入るが、かなり上まで伸びているので、急な所は歩いたりして自転車とともに高度を上げる。頂上直下でさらに傾斜が増したので、自転車を置いて頂上に向かう。頂上付近は平坦な広場で、東京湾が一望できる。標高は先週登った高宕山と同様に300メートルを少し超える程度だが、アップダウンがなく一気に高度を稼ぐので、短時間で登ることができる。そのせいか、下山中には平日にもかかわらず、大勢のハイカーとすれ違った。





自転車の所に戻り、しばらく来た道を戻って途中から伊予ケ岳方面に向かう道に進路をとる。伊予ケ岳の登山道は舗装路はすぐに終わるので、登山口に自転車を置いて登り出す。こちらも急登だが、頂上直下には岩場が出てくるので退屈しない。岩場を登り終えると山頂らしき所に出るが、本当の山頂はもう少し北側にある。そちらに登ると最初のピークは遠くからも見える岩壁のてっぺんであることがわかる。



 


こちらのピークもアプローチが短く岩場もあって人気があるようで、富山と併せて登られることが多いらしく、指導標には両方の山名が書いてあることが多かった。それに対して次に登った御殿山は少し奥まった所にあるせいか、登山口から2時間以内で往復できるのは、先程の二山と同じであるにもかかわらず、誰にも出会うことはなかった。


これで目的の三山は登れたのだが、時間的にも体力的にも余裕があったので、戻った岩井駅から少し千葉寄りの浜金谷駅で途中下車して、鋸山にも登ってくることにした。実は鋸山は二度頂上近くまでは登っているのだが、事情があって山頂までは行ってないので、この際だからついでに登っておくことにした。

登りだすと、「道が崩壊して通行禁止」の看板がたくさんあって、気勢をそがれたが、通行できるかどうかは現地を見て判断しようと登りだすと、通行禁止の箇所などはなく普通に通れた。あの看板は一体なんだったのだろう。登山自体は頂上付近で暗くはなったものの、特に問題はなかったが、焦ったのは駅近くまで下りてきた時であった。乗車予定の電車が乗れるかどうかギリギリとなったからである。最終電車までは全然余裕はあるのだが、乗り損ねると次の電車まで1時間近く待たなければならないから必死で進んだ。結局、ギリギリセーフで間に合ったが、コンビニに行く時間もなかったので、君津駅で途中下車してビールとつまみを買って一人乾杯した。
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今回で千葉県内の関東100名山は全て登れたので、次回からはしばらくお休みしていた坂東札所巡りを再開しよう。 











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2023年3月20日 (月)

高宕山

千葉県には特に登りたい山もなかったので、県内最高峰の愛宕山以外には登ったことがなったが(三角点は自衛隊の基地内にあるため未踏)、関東100名山を目指すことになったところ、県南部に聞いたこともない山がいくつかあることを知り、いずれも300メートル程度の低い山ばかりなので。自転車を利用して一気に登ってやろうと不遜な考えか沸き起こった。

 

まずは他の100名山とは離れた所に立地する高宕山から登ることにしたが、当初予定していた最短コースの登山口は上総湊駅から24キロも離れているので、手前から道をそれて別の登山口をとると距離も半分くらいになるし、次に登る山にも近いということで、コースを変更してしまった。

 

とっかかりで道を間違え、正しい登山口に着いたのは11時半となってしまった。当初予定していた最短コースと比べると、随分と長い尾根を行くことにはなるが、たかが300メートルと高尾山の半分の高さの山なんだから2時間もあれば登れるだろうとたかをくくっていた。ところが、これがとんでもない尾根で、小さなアップダウンが連続し、いっこうに高度が稼げない。さらに頂上付近に到着したと思ったら、頂上直下を素通りして高度を少し下げてから尾根に上がってから、方向的には戻るようにして頂上に達するというワザと遠回りするコースになっていて、結局予定を大幅にオーバーして3時間もかかってしまった。
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低山だとなめてかかったらしっぺ返しを食らってしまった。ハイキングの山ではなかったようで、誰も登山者はいなかった(そういえは日曜日だというのに今日は一日中誰にも会わなかった)。行程が遅れているので早々に下山に移ったが、通常は登りよりも下りの方が短い時間で行けるのに対して、アップダウンが連続するために下りも3時間かかってしまい自転車に戻った時は5時半になってしまった。

 

時間切れで予定していた他の山には登れなかったので、近々リベンジすることとしたい。他の三つの山は近接しているし、いずれのコースも短いので、自転車を利用すれば効率的に登ることができると思う(とらぬタヌキの皮算用だけど)

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2023年1月 9日 (月)

東海自然歩道派生コース 曽爾から加太まで

昨夜は早く寝たので深夜から目が覚めて四時過ぎには宿を出発する。夜明け前に名張駅近くのコンビニで朝食を取り、今日のコースを検討する。関西本線の伊賀上野駅までならば最短距離を取れば3時間ほどで着いてしまうが、せっかく来たのだから、途中からでも派生コースに戻ることにした。

 

派生コースは青山高原を南北に縦断するので、まずはその最寄駅を目指して青山町方向に向かう。青山町駅から北上するが、三重県から取り寄せた自然歩道の地図は奈良県のものと違いデフォルメされた概念図なので、どこに自分がいるのかさっぱりわからない。新大仏寺は三重県作成の地図にもグーグルマップにも載っているので、そちらを目指すことにした。
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新大仏寺から関西本線の柘植駅までは15キロと表示されていたので、少し先から左に下っていく道が駅まで一気に下るものだと思い込んで気が緩んでしまったが、実際は五キロほどは緩やかな登りが続くのには参ってしまった。一度緩めた気持ちを立て直すのは容易でなく、何度も歩いてしまった。

 

こんどこそ本当の下りを進んでいくと、柘植駅よりも隣の加太駅に近い地点に降り立ったので、加太駅に向かうことにした。加太駅からは本コースが通っている地点まで往復しておいたので、これで本コースと派生コースは繋がったことになる。

 

今回は途中は室生寺ほか数カ所で派生コースと合流したに過ぎないが、派生コースをまともに歩くと10日近くはかかってしまうので、自転車利用とはいえ、三日間で終わらせるのには、この程度の端折りはやむを得ないだろう。

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2023年1月 8日 (日)

東海自然歩道派生コース 奈良から曽爾まで

今日の行程は時間が読みにくいので早出をしたかったのだが、奈良駅を出発したのは8時を過ぎでしまった。今日の派生コースの前半は「山の辺の道」と名付けられていて、笠置山地の麓を南北に縦断しているのだが、多分、自転車では通れない道だろうと思って、天理・桜井方面に向かう舗装路を南下した。

 

桜井あたりから道は東に向かい、西国三十三箇所になっている長谷寺や室生寺付近を通って三重県に抜けている。ただ長谷寺はコースを少し外れた所にあるので、既に訪問済みでもあり今回は割愛、室生寺は入口までは行ったが、こちらも訪問済みということで、参拝料をケチって中には入らず。もっとも前回の記憶は全く失っているのだが
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室生寺から先は少し登れば反対側の谷へ降りられるのだと思っていたら、予想外の長い登りを強いられ、トンネルにつながる道路との合流点が見えてきた時はホッとした。当初の予定では三百名山の倶留尊山にも登るつもりだったが、時間不足から諦めて倶留尊山の西側にある宿に泊まることとなった。派生コースは峠を越えて倶留尊山の東側を北上するので、明日はゴールまでは派生コースとかなり外れて進まざるをえなくなる。

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東海自然歩道派生コース 石山から奈良まで

東海自然歩道は昨年中に一応完歩したのだが、三重県南部から奈良県を経て滋賀県の本コースに戻る派生コースが未踏だったのでやってみることにした。ただ歩くとなると日数を要するので、自転車でいくことにした。その代わりというか、自転車で通れないところは舗装路を大廻りして通ることにした。

 

スタートは本コースの途上にある東海道本線の石山駅である。しばらく進むと石山寺に着くが、このあたりは西国三十三札所で通っているので見覚えがあった。ところか、その先の派生コースがわからなかったので、適当に進んでいると京都から奈良に向かう道路に出たが、本来のコースよりも大分西寄りに進んでしまったらしい。

 

やがて奈良市内に入ったが、今日のゴールは昨年行き損ねた春日大社とすることにした。六時近かったので社の扉は閉まっていたが、横に回り込むと照明がついていたので証拠写真は撮ることができた。
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これで今日の課題はほぼ終えたと、駅近くの駐輪場に自転車を停め、大事なものが入っているバッグをハンドルから外し、駅前に食事に出かけた。

 

食事をしている途中でハンドルから外したバッグがないことに気付いた。バッグには金目のものはないが、自転車を収容する袋が入っており、それがないと自転車を車内に持ち込むことができなくなるので、自分にとってはかなり重要なものなのである。

 

食事もそこそこに駐輪場に戻ったが、バッグは見当たらず窮地に追い込まれる。拾った人からの届け出はないかを交番や駐輪場の管理会社に聞いてもないという返事だったので万事休すである。ダイソーでビニールシート、粘着テープ、紐を買ったので、応急の収容袋は出来そうだったが、パンク対応の用具一式もバッグの中なので、駅から離れた所でパンクしてしまうとタクシーを呼ぶにしてもやっかいである。

 

非常態勢で翌日を迎えるつもりだったのだが、交番から電話があり落とし物が届けられたとのことで一安心する。後はやり残した仕事である阪和線の支線である東羽衣から鳳までのわずか1.7キロを乗るために大阪方面に向かう。昨年末にJR全線乗車を達成したと思ってたら、この区間だけ未乗車であることに帰宅してから気付いたので、今回の目的の一つとしていたのだ。
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無事目的を果たし、居酒屋で一人祝杯をあげたのはもちろんである。

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